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TS奴隷になった親友と、俺は今日もいちゃいちゃする。  作者: ときひな
聖女と呼ばれる親友と、俺はもっといちゃいちゃしたい。
50/50

いつまでもいつまでも、ずっといちゃいちゃしていたいから


リンゴーン、リンゴーン。

教会の鐘の音が、リンデルの街に響き渡る。

その日の教会は、いつもと様子が違っていた。

バタバタと準備に追われるシスター達。手伝えないのが申し訳ない。

おめかしをして集まってきた知り合いの冒険者や街の人々。まだ挨拶もできていない。

何故か大勢いるアリュウスデルトの王族に、リシティアの皇女殿下。彼らのせいで警護体制が尋常じゃないことになっている。

トントンと、私のいる控え室にノックの音が聞こえる。


「サツキー。入ってもいいかー」


ケイの声だ。きっと私の様子を見にきたんだと思う。


「入っちゃダメー!」

「うおっ!?リディア、頼むから入れてくれよ」

「ダメったらダメー!」


ケイが控え室に入るのを必死に阻止するリディア。なんとなく、微笑ましい。


「ケイ、本番までどんなドレスか秘密だから、入ったらダメだよ」

「ちぇ、わかったよ」


そう言うと、ケイはどこへ行くのか歩いてドアの前から立ち去った。

なんせ今日は特別な日、特別なドレスだから。本当のギリギリまで、ケイにも秘密だ。


リシティア皇国からの帰りの日に、私はケイにプロポーズされた。答えはもちろんオッケー。

女の子になったといっても、ケイ以外にこの身体を自由にさせるつもりなんて毛頭ない。だから答えなんてわかりきったことだった。

それからはトントン拍子だった。

まずリシティアに一緒に行っていたメンバーに報告し、そこから教会のメンバー、アリュウスデルトの王様、リシティアの皇女殿下、エトセトラエトセトラ。

これまで知り合ったたくさんの人たちに、私たちの結婚の話は伝わっていく。

特に張り切ったのがエリザさん。

会場の設営からドレスのデザインまで、ほぼ全ての作業に関わっていた。なんで裏方に回るとこんなにも有能なんだろうなぁ。


「サツキちゃん?準備はできまして?」

「うん、大丈夫だよ」


私はエリザさんに向かって軽く微笑んだ。

エリザさんも、微笑み返してくれる。


「そろそろ時間なので。はい、ヴェールをかぶせて、完成ですわ」


純白のウエディングドレスに身を包んだ私を、エリザさんが会場までエスコートする。後ろからリディアがドレスの裾を持ってくれている。ブライズメイドというやつだ。

入り口に立って、深呼吸をする。


「緊張します?」

「それは、もちろん。なるべくこじんまりとした式が良かったのに、王様とか皇女殿下まで来ちゃうんだもの」

「それほど、サツキちゃんが魅力的だということですわ」


ドアの向こうから、新婦の入場ですという声が聞こえた。


「では、いってらっしゃいな」

「うん、ありがとう、エリザさん」


言葉を交わして、私は一歩、また一歩と足を進めていく。

横目で客席を見れば、王様や皇女殿下、ドラゴンのサファイアに、孤児院の子どもたち、教会のシスターたち、街の冒険者まで、たくさんの人が、私たちを祝福しに来てくれていた。

歩いて行った先で、立ち止まる。

そこにはケイが立っていた。


「……綺麗だ」

「本当?だったら、嬉しいな」


にっこりと笑顔を作る私。ケイはどこか照れていた。

指輪の交換や、誓いの挨拶など、粛々と式は進んでいく。

そして、


「それでは、誓いのキスを」


と言われ、ケイと顔を見合わせた。


「サツキ、お前のこと、絶対に幸せにするから」

「うん……こんなことをしてくれた責任、とってもらわないとね」


わざとらしく、首についたチョーカーを見せてみる。

それにはケイも苦笑いだ。

クスッと笑ってから、私は目をつむった。

数秒遅れて、ケイの唇が、私の唇に当たる。

ひゅーひゅーと歓声が聞こえる。照れるから、あんまり騒がないでほしい。


この異世界に来て、いろんなことがあった。

いきなり元の姿と全然違う女の子になって。

ケイと喧嘩して別れて。再開したと思ったら奴隷にされて。

いちゃいちゃして過ごしていたら、ドラゴンに襲われて。

ケイの無事を祈っていたら、聖女だなんて呼ばれて教会や孤児院を作って。


本当にたくさんのことがあった。

これからもいろいろなことが起こるかもしれない。

けれど、


「ケイが一緒なら、私はそれだけで幸せだよ」

「ああ、俺もだ」


2人一緒なら、大丈夫。


「ケイ」

「なんだ?」

「これからも、ずーっと、いちゃいちゃしようね」

「もちろんだ!」


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☆ 新連載始まりました!☆

『ようじょ・はーと・おんらいん!』

同僚から誘われたそのVRMMOゲームの中で、様々な出会い、友達と遊び、色々なことを経験する。

『自分自身が幼女となって、懐かしのおもちゃや遊具で遊びまわる。子どもの頃の心を取り戻そう!』

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