仲間たちとの出会い
アクサンマ隊長に連れられて、カイムは大広間を退出した。
アクサンマとカイムは、1番隊控室と書かれた札の掛かった部屋にやって来た。部屋には、ふたりの兵士が待っていた。
「ウンエンス君、君の上司になるアクサンマだ。この二人は、私の部下だ。左がリュウヘン三佐、右がミュウマン三佐だ。
彼は、『ウザル=カイム・ウンエンス』だ。今日からわが隊に入隊することになった。」
「ここは、アセイ領ウンエンス邸だが君の祖父の好意で、0番隊の宿舎として使われている。この村には、他にもウンエンス家の建物が数多く点在している。レジスタンスが利用してない建物もある。君がそこで寝泊まりすることを禁止するつもりはない。しかし、わが隊に入ったからには宿舎に部屋を用意する。
今から君を1番隊宿舎に連れて行く。そこがこれからの君の生活の中心になるだろう。」と言った。
「はい、わかりました。どうぞ、よろしくお願いします!」とカイムは言い、お辞儀をした。
二人は、隊長の案内でアセイ領ウンエンス邸をでた。太陽は、もうすぐ12時になることを知らせていた。
アクサンマとカイムは、1番隊宿舎にやって来た。宿舎は、4階建てであった。この宿舎は、昔アセイ領駐留の騎士団第一宿舎兼本部として使われていた。それを風の歌声が1番隊宿舎として使っていた。
アクサンマ隊長は、カイムを宿舎を入ってすぐ右にある事務室に連れて来た。事務室内では三人の事務員が働いていた。隊長は事務室に南側の扉を開けた。そこは、応接室であった。カイムにそこに座ているように言うと部屋を出て行った。
すると、隊長の声で全館放送が掛かった。「館内にいる隊員が中央ミーティングルームに集合すること。」と言った。
30分後、アセイ村に残っている隊員が宿舎2Fの中央ミーティングルームに集合していた。カイムとアクサンマ隊長は部屋に入った。
「皆、新入隊員の『ウザル=カイム・ウンエンス』だ。階級は、未定だそうだ。ウンエンス家の9代当主『コロンナンス』の孫だそうだ。王女直々に頼まれたから皆、無視だけはやめてくれな!参謀頭が昔から予定として決められていたようだ。」とアクサンマ隊長が言った。
「なんで、よりによって1番隊に新入隊員なんですか!」と一人の隊員がてを挙げて言った。
「『カザツマツ』おい、今の話を聞いていなかったのか?こいつは、遊撃騎士団の分団長になる四家の次期当主候補だぞ!お前は、騎士団の出身だったよな!彼ら四家直系の人間は、特例で遊撃騎士団に特別入隊試験を受けて入れるということを知ってるはずだよな!」と言った。
カザツマツは、黙ってしまった。
「『クサイーム』副隊長、お前の班で面倒を見てくれ!昼を食べた後、ちょっと連れて行くがその後から指導をしてやってくれ!」とアクサンマ隊長が言った。
「はい。わかりました。」とクサイーム副隊長は答えた。
「よし。では解散。」とアクサンマ隊長が言った。




