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番外編 咲夜が生まれる前の事
「…お前。何度も話し合った、この子の事だが」
「…私、やっぱり産みたいわ」
「…この国相当にアレだけど、そういう技術はとても優れているから。産みさえすれば、どうとでもなるわ」
「…だが、分かっているのか。この子を産めば、お前の命は」
「…もちろん、分かっているわ。 …それでも、産んであげたいの」
「…この世界は相当にアレだけど、それでも楽しく美しい物もたくさんあるから」
「この子にはそういう物を、たくさん見せてあげたいの」
「…私は、どんな子だって、幸せになる権利があると思うわ」
「この国アレだけどアレだから、どんな子だってほとんどは最後は幸せになれるし」
「辛い事を乗り越えた子達って、より幸せになれると思うから」
「このとてもアレで美しい世界を、出来る限りたくさんの子に楽しんでほしいの」
「…だから私、やっぱりこの子、産みたいわ」
「…わかった」
「…私、咲夜の事、愛しているから」




