5/5
ダ・デルガの館
治世の終盤、幾つもの巡り合わせがコナラを追い詰めた。彼は、自らに課された禁戒を、一つ、また一つと破っていった。
ある夜、彼はダ・デルガの館に宿を求めることになった。
館へと近づく道すがら、彼は赤い衣をまとい、赤い馬に乗った三人の男が、己より先に館へ入っていくのを見た。
コナラは悟った。「赤い男の家に、三人の赤い男に先立たれてはならぬ」という禁戒が、いま破られたのだと。
その夜、館は敵に囲まれた。
コナラは、破られた禁戒の一つひとつが、この夜のために積み重なっていたのだと知った。館は攻め落とされ、王は命を落とした。




