10 ひざまづいて
狩猟
裸でひざまずかされ
『俺のものは一つ一つなくなった。着るものもブリーフ一枚すらなくなった。俺は木山一平の洋服だんすから、一平がコーディネートして渡された服を借りて着るほかなかった。
すべての衣類を切り裂かれたり、奪いとられたりしたあと、俺は下着さえも木山が手づくりした越中揮だけを身につけていた。。
不思議なことに木山も、俺と同じようにそれを身につけていた。
寝るときも俺のベットは無くなり、床で寝ようとする俺に、一平は「こっちで寝ろ。」と自分の横を空けて隣に寝かせた。
少し俺が躊躇うと一平はニヤリと笑うので、俺は一平の制裁が怖くてもぐり込んで寝なくてはならなかった。
俺のものは、中山や成田にどんどん運び出させ、売りとばされたり、棄てさられたりしてしまったというのに、ベッドの横を空けたり、服を貸してくれる一平に俺はほんの一瞬優しさを感じてしまった。』
白木は木山によって文字どおり丸裸にされてしまったのですが、 時折みせる優しさに感謝の念さえ覚えたようです。
これも木山が用意周到に白木を獲得するために練り上げた、策略なのでしょうか。
さらに木山が白木から奪いとるのものは、服や持ち物だけでなくは、実に徹底したものだったようです。
『あいつは俺から、預金通帳もキャッシュカードも取り上げ、給料が振り込まれるとすぐに全額引き出した。その上、あいつの父親から俺あてに毎月振り込まれるあいつの指導監督料、実際には俺が監督指導されることになってしまったのだが、そのお金もすべて引き出していた。そして俺は、毎月大学生の小遣い程度のお金を渡された。同僚との付き合いも疎遠で、酒もたばこもやらない俺には、その程度でも全く問題はなかったのだが。
あいつが引き出したお金は、俺の知らない銀行の俺名義で積み立てられていた。さらに驚いたことには、あいつは俺の親元へ毎月仕送りまでしていた。ある日俺宛に封筒が届いた。開けてみれば父親からの感謝の手紙だった。たが、あいつは俺に何も知らせず、俺が尋ねても何も答えず、制裁さえしようとしてきた。
また別の日には、俺に証券会社から封筒が届いた。たんなるダイレクトメールかと思ったら、俺名義の投資信託の残高報告書だった。
あいつは、俺宛に振り込まれるお金を俺名義の貯蓄にしていた。
俺は、またそれを理由に制裁が加えられるのを恐れ何も聞かなかった。』
白木は木山の意図がわからない、と書いています。白木のお金を取り上げておきながら、木山は一銭も私的に使ってなかったのです。木山の父親は会社の社長であり、木山自身も高校生には充分な小遣いを貰っていたのかもしれません。しかし、白木から取り上げたお金をすべて白木名義で貯蓄していたとは。
何が目的でそのような事をしていたのか、わたしにもわかりかねます。
それに、そのようなことをしていながら、片方では少年たちと教師である白木を嬲っていたのですから。
木山一平は白木夏雄のすべてを支配したかったのでょうか。
木山一平が県立高校に転校してきたのは、もとの学校にはいられない事情があったからに違いありません。木山は成績の良い生徒で、その生徒が学年途中で、試験を受けて転校してくるには、言うに言われぬ事情があったのではないでしょうか
ひょっとすると、もとの学校でも何か、教師に性的ないたずらをしたのではないでしょうか。教師を自分のものにして従わせるという異常な性癖があって、それに失敗したための転校ではないでしょうか。その失敗が、白木に対する驚くべき周到な計画として生かされ、恐るべき罠となって白木夏雄を捕獲していくことができたのではないでしょうか。失敗を経験していたからこそ、計画は綿密だったのではないでしょうか。
わたしに届いた手記に書かれていることが本当のことであるならば、わたしにはそう思われるのてす。
『毎日俺は、あいつの服を着て、あいつに食べさせてもらっていた。
文字どおりあいつは、教師である俺を飼っていたわけだ。
朝、顔を洗う時に使うのもあいつの歯ブラシやタオルで、俺のものは何ひとつない。
俺は嫌だったが、あいつは平気で自分のを差し出す。』
白木は頻りに木山が、彼を支配し監督し指導し命令すると言っていますか、一方ては白木名義で貯蓄し、何より服やタオルや歯ブラシまで共用しています。
これを支配・従属と言うには、あまりに風変わりな支配です。
木山一平は白木夏雄と一体化したかったのでしょうか。それともペットのように愛玩したかったのでしょうか。
それはともかく、学習会”では白木の奴隷化が着実に進められました。木山は急がず、ひどい無理もせず、しかし一歩一歩白木を慣らし、調教したようでした。
『毎週土曜日の学習会は、一部の本当の学習会が終わり二部が始まると、俺は奴らの輪の中に引き出された。土曜日は、それが始まるまでが俺の自由時間だった。
輪の真ん中に立たされると、奴らはジャンケンを始める。誰が俺の服を剥ぐか決めるのだ。だけど何故か一平はジャンケンには加わらない。
ジャンケンに勝ったものが前に立つ時、俺はいちばん緊張する。これから始まる事が予見されるからだ。
俺がいちばん嫌いなのは中山だ。あいつは最初の日から、嬉々として俺から服を剥ぐ。しかもゆっくりと。俺がそれに敏感に反応する事を知っているからだ。
反対に久米は、いつもすまなそうにして作業をすすめる。ジャンケンの時も勝たないように祈っているようだった。
ほかの奴らは、みんな同じような反応だった。大人の教師を自由に出来る歓びか。
とりあえず下着一枚になるまでは淡々とすすめられた。俺が下着一枚になると、奴らは鑑賞タイムと称して、俺をそのままの姿で放っておく。俺は情けない事に、その場の状況に反応して感じてしまう。ただでさえ、脱がされるという行為だけで硬くなった俺のものは、今度は勃ち上がっていき、下着の布を押し上げる。
下着とは、一平が自分とお揃いで作った越中褌だ。それはブリーフともトランクスともボクサーパンツとも違い、薄い布が下腹を覆っているだけなので、外からでもその形がわかり、布の両脇のすきまからも見えてしまう。
そしてようやく最後の一枚もはかされると、奴らはみんなで俺の身体をなでまわす。刈り上げた項から耳朶、顎から首筋そして乳首。腰からうしろにまわして尻を撫でる奴もあった。勃ちあがった俺のものを扱くのは、ジャンケンに勝った者だ。そのなかに一平はいなかった。
あいつはそのさまをすべてビデオに撮っていた。』
こうして白木は、毎週教え子の前で生まれたままの素っ裸にされて行われる凌辱を、記録されたそうてす。
はじめは自責の念に囚われていた白木もヤケになり、平気なフリをしていたそうてすが、それが返って白木を縛っていってようです。少年たちの前で、勃たせて扱かれる事に慣れてくる頃には、少年たちの手で肉体の底にあった快楽の埋もれ火を、掻き立てられるようになってしまったようです。
学校ですら、木山たちとは関わりのない生徒が無意識に白木の身体に触れるだけで、反応してしまう自分に恥じたと書いています。
こうして白木は、彼のものを直接扱かれなくても、乳首や尻を撫でられるだけで勃つようになってしまったと書いています。
『いちど覚えてしまった快感は、いくら止めようとしてと止まらなかった。
毎週土曜日の夜には、俺は奴らに真っ裸に剥かれ、裸になった身体のいたるところを触られ嬲られ、最後に俺のものを扱かれた。奴らの前で射精だけはすまいと耐えたが、無駄な抵抗だった。床に飛び散った白濁を拭き取るのも俺の仕事だった。
この頃には、俺の服を脱がすためのジャンケンも終わり、飽きたからという理由で俺は自分で脱ぐことになってしまった。ささやかな抵抗もしなくなり、俺は何も考えないようにして、奴らの輪の中で淡々と服を脱いでいった。だが最後の一枚、木山が作って与えられた越中褌を、自分で取るのは躊躇われた。俺が躊躇っていると、奴らは冷やかしの声をあげて催促してくる。俺が躊躇うのは、教え子の前で性器を出す事だけではなかった。それが、わずかな布越しにも硬く上を向いているのがわかるのに、その布さえ取り払われたら、奴らの前で奴らの凌辱に感じているのが分かってしまうからだった。
それでもここまできてしまえば、躊躇うことも意味をなさず、制裁のことも脳裏に浮かんで、俺は自分で越中褌の紐を解いた。
布がはらりと落ちると、毎回歓声があがる。自分で言うのも恥ずかしいが、俺のモノは奴らの誰よりも太く長く硬かった。』
白木は、この頃より尋常では無くなってきていたのでしょうか。教師でありながら、他人にあてて書いた手記に、自分のありさまをこのように書くと言うことは。
いや、やはりこの手記は白木本人が書いたのではなく、わたしを誑かそうとする者の企みに違いありません。爽やかな清々しい青年教師が、このような事を自ら書くなどということは信じられません。
『そのうち一平は俺に奴らのモノを触らせた。
俺の服を剥ぐ役目を競うジャンケンが、俺に自分のモノを握らせるジャンケンに代わっていった。
ジャンケンに勝った奴は、素っ裸でひざまづく俺の前に仁王立ちになる。一平の合図で、俺は奴らのズボンのジッパーを下げ前を開ける。そしてズボンの中に手を入れて、奴らのモノをひっぱらだす。奴らは思春期真っ只中で、俺が手を入れたときにはみんな 硬くして、引っ張り出されるのを待っていた。
一平に扱けと言われると、俺はヤケになり平気を装って扱いた。扱かれる奴らは、ズボンと下着をずり下げているだけなのに、扱いている俺は、越中褌も取り上げられたて真っ裸だった。
ふと授業中の自分の姿がよぎって、途中で止めたときもあった。
すると一平は俺を屋上まで引きたてて、俺の一糸まとわぬ姿の写真、あの体育教官室や毎週土曜日の学習会での姿の写真を屋上から階下へばら撒いた。
俺は慌てて部屋へ戻り、脱ぎ捨ててあったズボンだけを直にはき、写真を拾い集めた。
幸い街路に人影はなく、大きな息を吐き安堵した。』
木山はこうして様々な制裁を加えて、白木の精神を縛り取り込んでいったようてす。
そしてついには少年たちの前で、自分の性器を扱いて射精してみせることもできるようになった書いています。
やがて白木は木山と決別するべく決意の行動にでたそうてす。
少年たちの前で自分から裸になる事も、少年たちの性器を取り出し扱く事も、さらには少年たちの前で自分の性器を扱く事もできるようになっていたが、ある日些細なことでまた新たな制裁が行われた時だってそうです。
その日は夕方から雨が降り続けていたそうですが、木山は白木を越中褌一枚の裸にすると、部屋から街路につづく外階段に追い出したそうです。街路は雨のため人影もまばらで、建物の3階にも相当する外階段の踊り場を見上げる者はいなかったでしょうが、白木は激しい雨に全身だけでなく、越中褌もぐっしょり濡れて股間にはりついたなかで、泣きながら鉄の扉を叩いて赦しを乞い願ったそうです。
『俺はこんな奴らから逃げようと決心した。
あの頃はまだ小遣いをもらっていたので、
電車で俺は家へ逃げた。家から学校へ通うつもりだったのだ。
翌日は一日だけ学校を休むつもりだった。だが夕方、誰に尋ねたのか一平が俺の実家までおしかけてきた。
「何も知らせずに部屋を出たままで、学校も休んでいるので心配してきた」と、あいつは俺の母親に言った。何も知らぬ母親は「わざわざこんなところまでと。」と礼を述べるとあいつは、いまは一緒に住んでいて勉強などみてもらっているとか、自分はクラスの学級委員長でクラスを代表して来たとか、自分を説明した。
俺の両親はそれですつかりあいつを信用してしまった。母が「今日はもう遅いから、泊まっていきなさい。」と客間にあいつを案内しようとすると、あいつはクラスの様子も伝えたいからと、俺と同じ部屋で寝ますと言った。
俺は嫌な予感がした。
夕食時もあいつは俺の両親と打ち解けて歓談していた。
その後、母親が俺の部屋に布団をふたつ並べて敷いた。
皆が寝静まった深夜、あいつはオレの布団にもぐり込んできた。俺が隣の部屋に寝ている両親に知られるのを恐れて、息を殺してじっとしていると、あいつはそれをいいことにして、母親が出してきてくれた俺の寝間着の胸元に手を入れてきた。俺は驚いてあいつの顔をまじまじと見た。暗闇の中であいつはニヤついていた。寝間着に差し入れられた手は迷わず乳首を摘んだ。痛みに顔を顰めると、あいつはかまわずすり潰すように擦りはじめた。痛みが増し痛いはずなのに、俺は身体の奥底の快感の埋もれ火が灯されたのに気がついた。その後の展開を恐れて俺はあいつから遠ざかろうとした。
するとあいつは、いきなり越中褌の上から俺の硬くなってきたモノを握って「知ってるぞ。硬くしてるだろう。」と耳元で囁いてきた。身動きできなくなった俺の寝間着の帯を一気に引き抜くと、寝間着をはだけさせた。それでも逃げようと俺が起き上がると、あいつは俺の寝間着の肩口に手を掛けてひきはがしてしまった。そして布団の中に戻された時には、俺は越中褌たけの裸にされてさしまった。そしてあいつも裸になると、俺のうえにのしかかってきて、一晩中俺のものを握って俺を眠らせなかった。』
こうして、本来休まるべき実家で、両親のいる身近の場所で、白木は股間に手をのばしてくる木山に脅え、自分の肉体を嬲られ、弄ばれ、 呻き声をあげることもできないために口元を押さえ、一晩中耐えていたと書いています。その結果、そんな自分にも絶望し木山と一緒にあの部屋へ帰っていったようです。
もちろん、この逃亡に対する制裁を加えられています。
『部屋に帰ると一平は奴らを呼び集めた。そして罰だと言って、俺の下半身を裸にして陰毛をすべて剃り落とした。俺はもう部屋に戻る事を決めたときから、逆らう気をなくしていたので、暴れる事もしなかった。
学習会の最初の日に見せられたビデオでは、奴らは皆剃毛の様子を映されていたが、この頃には元に戻っていて、子供のようにすべすべになったのは俺ひとりだった。』
それからというものは、小遣いをもらえなくなってしまったようです。どうしても必要なときは、理由を言ってその都度貰っていたそうです。
『部屋に戻った夜から、一平はひとつベッドの横に寝る俺の身体を、気の向くままにいじくりまわした。
それまでは隣に寝ていても、その素振りさえ見せなかったのが、その夜から大胆になり遠慮会釈もなくなった。
寝るときも、俺は越中褌だけのはだかで寝ることになり、不思議な事に一平もおなじはだかになって布団にくるまった。布団にはいると、一平すぐに俺の胸元に手を伸ばし、乳首を摘んできた。それを親指と人差し指ですり潰すように擦ってくる。俺は逆らう気も失せていたので身を固くしてじっとしていた。身体は動かなかったが、もう条件反射のようになった俺のモノは硬くなりつつあった。それを嘲笑うかのように一平は俺の越中褌の中に手を入れてくる。
あとはもう、一平が飽きるまで扱かれ、いじられ、擦られた。そして夜が明けるまで、一平は俺のモノを握ったまま寝るのだった。
その後、その行為は日常的になっていった、
学校では他の生徒よりも俺を尊敬するような態度を示すのに、ひとたび部屋に戻れば、あいつは夜といわず朝といわず、昼間でさえ自分の気が向くと、俺の越中褌の横から手を入れては俺のモノを握ってきた。
一度だけ、俺は越中褌の中へ手を入れた一平の腕をねじあげたことがある。
あいつは、目で笑って、「殺してみろ」としわがれ声でいった。こうなるときめた時から 殺される覚悟はしてあるぞ、とあいつは言った。
俺が手を離すとあいつは、オレの恥ずかしい写真やビデオを、学校と俺の両親に送るように手筈は済んでいる。遺書も書いて仲間にあずけてある、と笑っていった。
俺は身体の芯から慄えた。
一平は「どうだ、ひと思いに殺してみろ、おまえにできるか」 と言い、「そんな度胸があるか」と俺を嘲笑った。
そして一平は、自分なら平気でおまえを殺せるといった。俺は観念した。』
そう白木は書いています。
こんなことが高校生の少年に計画し、実行できるでしょうか。
わたしはやはり誰かに誑かされているのでしょうか。
こんなことがあったあと、白木はもう一度だけ最後の逃亡をこころみています。
それは『学習会」で、さらに新しい汚辱の訓練を一平がせまっていたときでした。
少年たちの前で自分から裸になることも、少年たちの欲情に奉仕することや、自ら射精する姿を晒すことさえも、 命じられるままにするようになった白木夏雄は、どうしてもできないことを命じられたそうてす。
それは教え子たちの性器を自分の口に入れることでした。
忘れられた抵抗を彼か実行したとき、少年たちは全力で彼をねじふせ、 頬に濡れて熱をもった堅く若い一平のモノをに押しつけられたと書いてます。
そして翌日、彼は最後の逃亡を決行したそうです。
そういえは、ある日白木が深刻そうな顔をして、わたしから二万円を借りたことがありました。そんなことははじめてで、彼に好意を持っていたわたしは、快く理由も聞かずに貸したことがありました。
『俺は同僚から借りた金だけを持って、大学の後輩のアパートへころがりこんた。
俺がここにきたことは内緒にしてくれとたのんで、同居させてもらった。
俺の考えでは、しばらくここにいて母と連絡をとり、金を借りてアパートをさがすつもりだった。
給料もおさえられている俺にはそれしか思いつかなかった。できるかどうかではなく、そうせずにおれなかった。
学校へは出勤していたが、不思議と一平は素知らぬ態度だった。
後輩の四畳半の狭いアパートでも、俺ははじめてゆっくり安心して眠れるように思った。このあと木山から何か脅迫されるだろうが、 それまでに何か方法を考えようと思った。
三日めになった夜、俺は妙に興奮して眠れなかった。気持ちが落ち着いたせいか、後輩のいびきと、狭い布団に一緒にはいっているために、俺は後輩の身体が気になり、自分の身体の奥底の快感の埋もれ火がおこされそうな気がしてきた。その思いに囚われると、欲望がが高まってきておさえられない。
無理に寝ようとするが、そうすればするほど目が冴えてきて、ウトウトしたのは外が明るくなりかけてからだった。
ふと気づくと、俺は後輩が俺の越中褌の中へ手を入れたのを感じた。俺が後輩の手を払いのけようとすると、後輩は俺と一平のことをみんな知っていると言い出した。
俺が一平たちに弄ばれて欲情しているこを、木山たちから聞いていると言った。
俺は『知られているならしかたがないから、自由にしてくれ」といった。
後輩は俺の越中褌を解き、俺のモノを扱き射精させた。
それでようやく俺は目がさめた。
夢だった。
俺は越中褌をぐしょぐしょに濡らしていた。俺は後輩に気づかれない様に着替えた。
翌日も夜が恐ろしかった。
一緒に寝ている後輩のモノに触りたいと思ったり、後輩にやられたいという気になって眠れなかった。
俺と後輩とはそんな関係ではなく、過去にいちどもそんな事を想像したこともなかった。
俺は、もう昔には戻れなくなったと思った。
そんなとき、木山が職員室の俺の机の上に手紙を置いているのを見つけた。
俺はもうあの部屋へ戻るしかないのかと思った。
俺の頭の中から、一平のことが離れていかない。どこに行っても、寝ているときでさえ一平がしてきた感触が消えない。
机に置かれた木山の手紙は、俺のあの時の写真を俺の両親のところへ送ったという内容だった。
すぐさま俺は実家に帰ると、開封されていない手紙を受けとり、あの部屋へ帰った。
家出したことへの俺への罰は、学校のあのシャワー室で久米英介をシャワーのコックに縛り、久米にいたずらをしているオレの姿をビデオに撮らせるということだった。
そしてこのビデオが、教師としての俺を破滅させることになると一平は言った。
もう引き返せなかった。』
こんなビデオが公になれば、これを撮影した者がまず誰か詮索されるはずです。
しかし白木は、愛弟子を自分の手で穢したという罪の意識を植えつけられたようです。
あきらめきった彼は、命じられるままに少年たちのものを口に含み、命じられて吸うこともするようになったということです。
「学校では聖職者として教壇に立っている俺が、あの部屋に帰れば自分が教えている生徒の性器を咥えている――この穢れた二重生活に気も狂わんばかりだった。」と、白木は書いています。
『俺は自分の意志を棄てる決心をした。人形になり、犬になり、飼い主のいうままになって人間をやめようと思った。苦しいが、苦しまないようにしようと考えた。』
こんなことが本当にありうるでしょうか。奇怪な夢を見ているよ うな気がします。
嘘でしょう。
白木は、爽やかで清々しいしい姿と、鍛えられたな肉体を持った青年教師です。
この汚辱にまみれたイメージとは結びつきません。
何かとんでもない悪戯がわたしに対して行なわれていのるです。
あの、男女を問わず教え子たちに慕われた、清潔な清々しく若々しいしなやかな肉体を持った、輝かしいい表情の青年教師であった白木夏雄。
その白木の思い出を汚辱の中にたたきこむこの手記を信じるつもりは私にはありません。信じないからこそ、これを公にしようと考えたのです。
これは単なる性的な空想、 異常な空想であると、誰の目にも見えるはずです。
これが事実の記録だと信じる人など一人もいるはずがありません。




