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プロローグ

 カレー大好き『リンゴと蜂ミッツ』と申します。いつも読んでくださっている方は、大変ありがとうございます。

 モチベーション維持のために感想を頂けると大変嬉しいです。

「郁人、今日から新しい家族が増えるんだ」


 父さんから新しい母さんと妹を紹介されたのは僕が小学5年生の時だった。

 ある日突然、兄妹になった1つ年下の妹は新しい母さんの後ろに隠れるようにしてこっちの様子を窺っていた。


「よ、よろしく。近くに公園があるから一緒に行こうか」


 人見知りだった僕に兄となる実感なんてなかったけど、怯えた彼女の瞳を見ていたらこっちから声を掛けていた。


 いつから僕たち兄妹は仲良くなれたんだろうか? 一緒に暮らすようになって時間はそんなにかからなかったと思う。気がつけば妹はいつも僕の後ろをついて歩いていた。


 当時の記憶を辿れば、高学年になって妹と一緒に遊ぶことには抵抗があった。

 それでも兄として妹になった彼女のことを大切にしなければ、守らなければっていう使命感みたいなものが芽生え始めていて―――近所に住む同級生から、「シスコン」なんて言葉でよく揶揄われていた。


 初めて妹の我儘を聞いたのは、出会ってから半年が経過した頃だった。

 一緒にゲームをしたり漫画を読んだりして僕の部屋に入り浸っていた妹は、ある日両親に対して、「お兄ちゃんと一緒の部屋がいい」と言い出した。


 互いに顔を見合わせて苦笑いを浮かべた両親。あの時の何とも言えない表情はいまでも鮮明に覚えている。

 やんわり断られると、妹は散々駄々をこねて大泣きしていた。


 思春期を迎える前の僕はあまりピンときていなかったけど、血の繋がっていない男子と女子が一緒の部屋っていうのは‥‥‥高校生になるとさすがにあの頃の両親の気持ちは理解できる。


 けれど最近の妹は小学生の頃にも増して僕の部屋に入り浸っていた。

 読んで頂きありがとうございました。

 平日は最低でも1話以上(毎日が理想(無理です))の更新ができるようにと考えています。

 もしよかったらリンゴと蜂ミッツを推してくださいね。ブクマ、評価をよろしくお願いします。

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