その頃2
遅くなってスミマセンm(__)m
レンがイヴィルスライムエンペラーと戦っている頃、カルセットの屋敷ではガット達が地下から出てきたイヴィルスライムエンペラーの分裂体と戦っていた。分裂体は本体と別れれば別れる程、本体の大きさと力が半減する。
しかし目の前にいる分裂体は本体よりも二回り小さいがそれでも十メートル以上あった。
そんなスライムの口から黒い塊がガットに向かって吐き出した。ガットは吐き出された塊を避け、後ろにあった石像に当たると石像がジュ~と音を立て、まるでフライパンに置かれたバターの様にあっという間に溶けて無くなった。
「うぉお!あっぶねーな!」
「ガット気を付けろ!酸だ!」
ダンは弓でスライムを撃ち抜き、アントニオは剣で斬り、酸玉に注意しながら攻撃をする。
しかしイヴィルスライムエンペラーの分裂体は攻撃を見向きもせずに徐々に街に向かって進行していた。
「街に出ようとしてるぞ!こんなのが街で暴れたら大量の死人がでるぞ!」
「お前等!なにがなんでもスライムをここから出さずに倒すぞ!『アイス・ウォール』!」
レイスは氷魔法でスライムの前に巨大な氷の壁を張った。これで少しは時間を稼げると思っていたが、いとも簡単に破られた。
「チィ!それならこれらならどうだ!『急速冷凍』!」
レイスは次にスライム自体を凍らせた。
「すげぇ!」
「あんな巨大なスライムを一瞬で凍らせてしまうとは流石ギルマス!」
ダンとアントニオが称賛していると。
ピキ!ピキパキ!!パッキーーーン!!!
凍っているスライムから音がして段々と亀裂が走り瞬く間に氷を破った。
「効かないだと!?」
レイスが驚いていると、イヴィルスライムエンペラーの分裂体は口を空に向けて一気に酸玉を吐き出した。
吐き出された巨大酸玉が空中で弾け、まるで雨の様に庭に降り注いだ。
「全員俺に集まれ!『アイス・シールド』!!!」
ダンとアントニオは急いでギルマスであるレイスの氷の盾に入った。レイスは氷の盾を傘の様にして酸の雨を防いだ。
氷の盾が酸に当たる度にジュジュジュと溶かしていく。レイスは溶けた所から新たな氷を発生させた。
「この化け物が!」
レイスは愚痴を溢す。
一向に止む気配がしないなか、ガットは酸の雨の中堂々と立っていた。
「ガハハハ!!!スゲェ全部溶けていくぞ!」
「おいガット!余り動くな溶けるぞ!」
ガットに肩車されているウィルスは両手を上げて炎で酸を燃やしていた。
「行くぞ相棒!!!」
ガットは酸の雨の中、剣を抜きイヴィルスライムエンペラーに向かって走りだした。ウィルスは魔法詠唱を始めた。
「・・・・『聖なる流星群』!!!」
ウィルスは空から大量の隕石が降り注ぎ、酸の雨を焼き尽くしそのままイヴィルスライムエンペラーに体当たりした。
「グゥオォォォォォォ!!!」
イヴィルスライムエンペラーは痛がり咆哮を上げた。
「ガハハハ!!!流石俺の相棒だぜ!それじゃ俺もヤるか!」
ガットの剣が段々と巨大な炎の竜巻になりゴウゴウと燃え上がった。
「行くぞ!!!」
ガットはスライムの天辺まで飛び上がり剣を振り下ろした。
「ギャウオォォォォォォ!!!」
イヴィルスライムエンペラーは咆哮を上げ大爆発した。ガットはイヴィルスライムエンペラーを一撃で倒した。
「ガハハハ!!!どうだ!俺とウィルスのコンビネーションは!!!ガハハハ!!!」
「ガットうるさい!それと早く降・ろ・せ!!!」
「痛てててて!!!」
ウィルスはガットの頭を叩く。
そんなガット達を横目にレイスは思っていた事をポロッっと言った。
「どっちがバケモノなんだ・・・」
レイスは高らかに笑っているガットに苦笑いをした。
次回サリーさん達の話です。ありがとうございます!(о´∀`о)ノ




