ガット&ウィルスVS闇ギルド二百人
今回はガットさんとウィルス君の話しです!
夜。闇ギルドは松明や武器を持ちある宿屋を目指していた。目的は賞金のガキと竜の子供を捕まえる事。依頼料に加えガキと竜の子供を捕まえればプラスで報酬が貰える。それに女を好きに使ってもいいという依頼主からの許可も得ている。こんな美味い話はない。喜んで依頼を受けた。想像を膨らませながら宿屋に向かう。もう少しで目的地の宿屋に到着しようとしていた時いきなり声が聞こえた。
「俺の宿に何か様だ!このチンピラ共!」
真っ暗な闇の中。顔が見えないが声で男だと分かる。松明を前にかざすと宿屋の前に一人の男が立っていた。背中には大きな剣を背負っていた。闇ギルド達は武器をとり戦闘態勢をとった。
「なんだ、闇ギルドっつーのはたった一人にこんな大人数で襲撃しないと勝てない様な弱い集団なのか?それとも俺が怖くてビビッてるのか?肝っ玉の小さい奴らばっかりだな!ガハハハ!!!」
ガットさんが闇ギルド達に挑発する。
「な~ん~だ~と~!敵は一人だ!やっちまえ!」
「「「「ウオォーーー!!!」」」
するとバカにされ腹を立てた闇ギルド達は一斉に攻撃する。襲い掛かる敵にガットは背中に背負っていた剣を抜き軽く振るとバタバタとなぎ倒されていった。
「つ!強い!おい!こんなに強いとは聞いてないぞ!」
「ただの宿屋の店主じゃねぇ!気を付けろ!」
「魔法だ!魔法で攻撃しろ!」
「ファイヤーボール!」
「ストーンバレット!」
「ウィンドカッター!」
様々な魔法がガットに放たれる。しかしガットの前に炎の壁で魔法は弾かれた。
「アッチ!何なんだこの火は!」
「あの男、詠唱なしで?!」
「おい!なんか俺達、火に囲まれていないか?!」
「俺達を丸焦げにする気だ!」
「誰か!水魔法を使える奴はいないか!水魔法で火を消せ!」
「ダメだ!やってるが全然効かねぇ!」
闇ギルド達は炎の中から出られなくなり焦っている。
「どうした!もう終わりか!俺を倒さないと出られねぇぞ!ガハハハ!!!」
すると闇ギルド達の後方から声が聞こえた。
「ヨエー奴らは下がってろ!邪魔だ!退け!」
「こんなに上等な骨が居たとは思わなかったぜ!ケケケ!」
二人がガットの前に出た。
「あれは!闇ギルドBIG3の称号『ケルベロス』の三人の内の二人だ!」
「『右頭のレトリバー』さん!」
「それに『左頭のシェパード』も居るぞ!」
闇ギルドは落ち着きを取り戻した。
「心強い!やっちまえ!」
「やったぞ!俺達は勝てる!」
「二人共お願いします!」
レトリバーは禍々しいドクロの杖を持って、顔が見えないくらいの黒いローブを着ていた。
シェパードは沢山のナイフを身体中に身に付けていた。そして旨そうな獲物を見つけた犬のように長い舌を出してヨダレを垂らす。
「なんだ奴ら?そんな黒い服を着て前見えてるのか?転ぶぞ、そんな服は着ない方が良いと思うぞ。それにそこの舌を出している奴。なんか病気の痩せた犬みたいだけど大丈夫か?こんな所で油を売ってないで早く治療所に行った方が良いぞ」
ガットは別にそんなバカにしたつもりで言った訳ではなかったがバカにされた様に聞こえた二人は頭にきていた。
「我々をバカにするとは・・・命知らずな奴め!」
「ケケケ!死ね!」
シェパードがナイフを投げ、同時にナイフを持って迫る。
「我の魔法を受けろ!ウォーターストームアロー!」
続いて、レトリバーが上位の水魔法を放つ。
「ファイヤーウォール!」
ガットが魔法を唱えると炎の壁が現れ、レトリバーの水魔法は蒸発し、シェパードの投げたナイフは炎で溶けた。
「ケケ!自慢のナイフが!」
「なんだと!我の魔法が!」
二人は攻撃を防がれ驚いている。
「ガハハハ!!!それで終わりか!次は俺達の番だ!ウィルス!」
すると炎の竜巻が現れその中から炎の様に燃える赤い髪をした可憐な少女が立っていた。少女は闇ギルド達に向かって右手を出し詠唱をする。
「聖なる領域を犯す不届き者を裁く為の大いなる力を・・・聖なる炎!」
「「「「「ギャーーーーー!!!!!」」」」」
バッゴォン!ボォッコン!ドッゴォン!
三メートル位ある炎の玉が空一面に数え切れないほど現れ、闇ギルドに向かって降り注いだ。闇ギルド達は逃げようとするが炎の壁で行く手を阻まれ、二百人いた闇ギルド達は一瞬で倒された。
闇ギルド達の悲鳴が聞こえなくなり静かになるとガットが口を開けてビックリしていた。
「ウィルス?!ウィルスなのか?!お前まさか上位精霊になったのか?!スゲー!流石俺の相棒!ゲフ!」
ウィルスが上位精霊に成ったガットは嬉しさのあまりウィルスに抱きつこうとしたが避けられて転んだ。
「ガットうざい!抱きつくのやめろ!」
まるで娘を溺愛する父親と父親の愛うざがる思春期の娘のようなやり取りがロザ達が帰って来るまで続けられた。
ありがとうございます!(о´∀`о)ノ




