サリーさんは強い
遅くなってすみません。今回は77話の続きです。
急いでサリーさんを助けようと魔動車の速度を上げる。サリー商会の近づくにつれて周りには沢山の人が白目を向き、口から泡を吹いていた。
「あれ?もう倒されてちゃってる?」
誰が倒したんだろう?と思っているといきなり攻撃された。
「バブルショット!」
「頭を下げろ!」
「キュ!」
「ニャニャ!」
「うわぁ!?」
「くぅ!」
ジックが咄嗟に前に出て結界魔法を出して攻撃を防いだ。
「レン君!?」
「サリーさん!無事だったんだね!良かった!」
攻撃したのはサリーさんだった。
「ヤダ!私レン君に攻撃しちゃった!ゴメンねわざとじゃないの!襲撃した敵の仲間だと思っちゃって!怪我はない?大丈夫?」
サリーさんはぼくだと分かると怪我がないか確認していた。
ワハハハ!やめてサリーさん!くすぐったい!
怪我が無いことを確認し終わると話かけてきた。
「所でなんでレン君がこんな夜中にウチに来てるの?」
「ぼく達カルセットっていう貴族が闇ギルドを使ってサリーさんを殺そうとしていると知って助けに来たんだけど・・・サリーさん強かったんだね」
「まあ、私の魔法にかかればこんな奴ら何人来ようと敵じゃないわ!ウフフ!」
サリーさんは嬉しそうに笑った。するとリュウタがサリーに挨拶をする。
「キュー!」
「リュウタ君!竜の姿なのね。それとなんだか不思議な乗り物に乗っているのは誰?レン君の仲間?」
「はい!紹介します!ぼくの魔法の先生のジックに一緒に来てくれたグリズベアルとベイさん」
「ふっ」
「グリズベアルです」
「こんばんはニャ!ベイニャン!」
グリズベアルさんとベイさんは笑顔でサリーさんに挨拶をする。逆にジックの態度が悪い。
「最近、冒険者達が噂している二人にレン君の先生ね。ウチの商会をよろしくね」
サリーさんが軽く挨拶をする。続けてぼくはリーダーさん達の紹介をする。
「こちらはオルト王国に行く途中で知り合った『荒野の月』のリーダーさんとカイルさんとダンさんです!」
「はじめましてリーダーのアントニオといいます」
「ダンだ」
「こんばんは俺の名前はカイルといいます!以後お見知りおきを!」
リーダーさん達もサリーさんに挨拶をする。特にカイルさんはサリーさんの手を握り積極的にアピールしている。
「ウフフ。ありがとう坊や」
サリーさんはカイルさんに微笑む。カイルさんはサリーさんの微笑みにノックアウトされる。
「そこの男の方は?」
サリーさんがジェイコブを見つける。
「えーと」
どうしよう。確かジェイコブは闇ギルドの一員。サリーさんにジェイコブの事を知られたら、今地面に転がっている闇ギルドみたいになる。・・・よし!誤魔化そう!
「ジェイコブだよ!えっと道案内役なんだ!特に何もない!全然ない!怪しくない!」
「そうなの。よろしくねジェイコブ君」
「お、おう」
サリーさんがジェイコブに挨拶をする。ジェイコブはぎこちない挨拶をする。
ふー。なんとかなった。一安心一安心。
「ウフフ。そうゆう事にしておくわ」
ん?今、なんて言った?サリーさんを見つめるとずーと微笑んでいた。
するとサリーさんが微笑みの顔から必死な顔になった。
「レン君危ない!」
「ふぇ?うおぉ!?」
サリーさんと話をしている途中に緑色の炎が飛んで来た。振り返ると一人の男が立っていた。右手には豪華な宝石で装飾された緑色の剣を持ち全身ずぶ濡れに成りながらこちらを睨んでいる。
「よくもこの俺様、闇ギルド最強のケルベロス『真ん中のドーベル』様を気絶させたな!この女!
この髪をセットするのにどれほど時間がかかると思っているんだ。俺様のカッコ良さが台無しだろうが!」
男は濡れた髪を掻き上げブツブツと変な事を言っている。
そんな髪が濡れたくらいで大げさな。ぼくなんかこの世界に来てから一度も櫛で解かしていない!寝癖のままだ!
「おかしいわね。私の魔法で麻痺して軽く二、三日はまともに立てないはずなんでこんなに早く起きられたのかしら?」
サリーさんはドーベルが立っている事に疑問している。ドーベルは相手が話を聞いてない事に怒る。
「お前ら俺様の話を聞いてい・・・ん?そこにいるのは・・・」
ドーベルという男はニヤリと嗤った。なんだか僕を見ている。
「ハーッハッハハハ!ラッキーだぜ!こんな所に賞金首のガキと竜がいるとはな!賞金は俺様の物だ!他の奴らは全員皆殺しだ!この俺様をこんな目に合わせたんだ!死なない程度に痛ぶってやる!死ね!デスフレイム・スラッシュ!!!」
ドーベルは剣を僕達に向けて剣を一振りすると三つの緑色の火の斬撃が僕達に向かって飛んで来た。ぼくはナイフを出して斬撃を切ろうとした瞬間。
「バブルショット」
サリーさんの手から沢山のシャボン玉が出てきてドーベルの斬撃を打ち消した。
「ば、ばかな!魔剣だぞ!そんな泡ごときで魔剣の斬撃を打ち消すなんて!」
「そんなの簡単よ。貴方が私よりも弱いってだけの事よ」
「なんだと!この闇ギルド唯一にして最強の魔剣使いの俺様が、こんな薄汚れた店の女よりも弱いだと!?許さん!絶対に殺す!」
ドーベルは剣を緑色の火に纏わせながらサリーさんに向かって斬りかかって来た。
「アクア・プリズン」
「ウワァァァァ!!!!!なんだこの泡は!クソ!離れろ!離れ・・・はな・・」
サリーさんが魔法を唱えるとドーベルの身体中に泡が纏わり着く。唯一右手が泡から出ていた。その手に持っていた魔剣を使って必死に泡を取ろうとするが、抵抗も虚しく泡に閉じ込められ最後には手に持っていた魔剣が離れた。
「私はね。貴方よりももっと強い火の使い手を知っているの。だからそんな火なんて全然恐くもなんともないわ。恐いのは空気を読まない事だけどね」
サリーさんが気絶したドーベルに向かって誰かの話をしていると、どこかの誰かがくしゃみをした。
* * *
「ブエックシュン!」
「ガット汚い!離れろ!」
週一で頑張ります!ありがとうございます!(о´∀`о)ノ




