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祭り後

オルト王国に来て五日の夕方。ハンバーグが好評で直ぐに無くなった。ガットさんの意向で早めにお店を閉め、皆で祭りに行く事にした。リュウタも行きたいとグズりだしたけど、残念だけどリュウタはお留守番。

「行きたいなら行ってもいいんだぞ!」とガットさんが言ってくれたけど、リュウタの事がバレて皆に迷惑がかからないようにと行きたかったけどやめておいた。


「俺は行っても問題ないな。じゃあな」


おいコラジック!薄情者!契約者を置いて行くなんて酷いぞ!!と言うと。


「ここに来て五日間外にも出られず、ずっとあの竜の世話をしていたんだぞ。ちょっとは休ませろ!」


と言われた。確かにジックはぼくが料理をしている時、二階で大人しく待ってくれていたので休ませる事にした。せっかくの祭りなのでお金を持ってないジックに銀貨五枚上げた。

お店を手伝ってくれたグリズベアルさんとベイさんにも銀貨五枚づつあげたら、「金なら大丈夫です!俺達は依頼で稼いでるんで!」「そうにゃ!受け取れないにゃ!」とお金を返された。

どうしよう。あっ!そうだ!リュウタが退屈しないように玩具や絵本を買って来てもらおう。

グリズベアルさん達に伝えたら、「分かりました!」「任せてにゃ!」と言って受け取ってくれた。

それと沢山お土産を買ってきてくれるそうなのでとても楽しみだ。皆申し訳なさそうにお店を出て行って、リュウタと久しぶりに一緒になった。オルト王国に来てから遊んであげられなかった分、リュウタと全力で遊んだ。最初はグズっていたけど、好きな料理を沢山作ったら機嫌が良くなった。裏庭に出てぼくは久々に【竜化】をする。ちゃんと飛べるか練習をしてからリュウタと空中鬼ごっこをしたり魔法の練習も兼ねて炎の輪を作って潜ったり、土魔法を使って公園の遊具みたいな滑り台やジャングルジムを作って遊び、気が付けば夜になっていた。リュウタは遊び疲れて寝てしまったのでリュウタをベッドに寝かせた。

二階から下りると扉を叩く音が聞こえて初めは空き巣か!?と思って退治しようとしたらジェイコブ達だった。

危ない危ない、もう少しでジェイコブ達を丸焦げにする所だった。これは本人達には言わないようにしよう。うん。

なんでジェイコブ達『アヒルの宿』に来たのか聞くとぼくに忠告しに来てくれた。簡単に言えばカルセット公爵と執事に気を付けろ。だそうだ。

誰だその人達?会った事ないのになんでぼくの事を知ってるんだ?謎だ。

ジェイコブ達はぼくに忠告をし終わると、直ぐに帰って行った。

よく分からないけどジェイコブ達が真剣な顔で言ってくれたので、心の隅に置いておこう。

皿洗いをしていると、酔っ払ったガットさんとカイルさんがそれぞれ二人に肩にかつがれながら帰って来た。二人は大分酔っ払っていてそのまま地面で寝た。


「ただいま帰りました」


「ただいまにゃ!沢山お土産買って来たにゃ!」


「わー!ありがとう!」


鞄の中には沢山のお土産とリュウタの玩具や絵本と難しいそうな分厚い本が入っていた。ジックはぼくのあげたお金で大量に本を買ったのだろう。さっきからずっと本を読んでいる。

自分自身も本なのに本が本を読むのって可笑しいな。ワハハハ。


「あれ?ロザさんは?」


「ロザは友達に会いに行くみたいで少し帰りが遅くなると言ってました」


「そうなんだ」


そういえばロザさんはこの国が故郷って言ってたっけ。ぼくもおじいちゃんに会いたいな。おじいちゃん元気にしてるかな。ぐす。


「お祭り楽しかった?何があったの?」


「えっと屋台が沢山並んでて、美味しそうな食べ物や怪しい物を売っていたにゃ!それから路上演劇を見て、最後に広場で皆と踊ったにゃ!楽しかったにゃ!次はレン様と一緒に廻りたいにゃ!」


いいなー。楽しそうだな。ぼくも皆やリュウタと一緒に行きたいな。







「ガットさんこんなになって明日お店大丈夫かな?休みにした方がいいのかな?あ、けど食材がなかったから結局お店開けられないか」


「レンの旦那。そう思い食材を買って来ました」


「グリズベアルさんありがとう。リュウタが沢山食べて余り食材がなかったから買いに行かないと思ってたんだ!」


料理に使う食材を買って来てくれたので明日も頑張るぞ!

ありがとうございます!(о´∀`о)

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