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繁盛4

前回の話でカルセット公爵の名前を変えました。

オルト王国に来て六日。昨日は酔っ払ったガットさんとカイルさんが復活してお店は無事開けた。そしてレン達はいつものように、お店に来る沢山のお客さんに注文におわれていた。メニューは昨日と同じくハンバーグ。今日は昨日と違いハンバーグを更に早く焼ける方法を生み出した!それはガットさんの火の精霊であるウィルスくんだ!ぼくはハンバーグを作りながら魔力をウィルスにあげてウィルスくんがハンバーグを焼く。これにより普通に焼くより3倍も?早く焼けるようになったのだ!


「ヤケタゾ、レン」


「ありがとうウィルスくん。これで完成。出来たよ!五番テーブルお願い!」


「はいは~い!任せてにゃ!」


「レンの旦那!こっちも出来たぜ!」


「わー!たった一日でこんなにみじん切りが上手くなるなんてグリズベアルさん凄い!」


「レンの旦那に褒められらると嬉しいです。ゴミを捨てに行きます」


グリズベアルさんが照れながら、お店を出る。


「お待たせしましたにゃ!ハンバーグ三つですにゃ」


「ベイちゃ~ん!こっちに向いてくれ!」


「ベイちゃんマジ可愛い!」


「ベイたん!天使!」


あのテーブルのお客さん何かおかしい。ベイさんみたいな耳を付けて、ハチマキに『I LOVE ベイ』と書かれている。なんなんだあの集団は、怖!


「これがグリズベアルさんが作った料理なのね!」


「グリズベアルさんって家庭的な所があったのねステキ!」


「本当そうよね!優しくて強くて頼りがあって他の男よりカッコいい!」


こっちのテーブルはグリズベアルさんの事を話している。

グリズベアルさんはひたすらに玉ねぎモドキのみじん切りをしているだけなのに凄い褒められている。料理をしているのはぼくなんだけどな。

しかし一体全体なんなんだ。


「ヒュー。流石今注目の新人冒険者だな」


ダンさんが言った。


「どういう事?」


「他の冒険者から聞いた話なんだが実は二人が冒険者ギルドの試験で一人ずつギルマスと戦ったみたいなんだ。その戦いを見ていた他の冒険者から歓声が上がったんだ。グリズベアルはギルマスと引き分けしたんだ。グリズベアルは女性冒険者から言い寄られたが全て丁寧にお断りしたそうだ。それとベイは可愛い見た目とは裏腹にスピードとパワーでギルマスを押していた。最終的にはギルマスが負けてしまった。その戦いぶりにファンクラブが出来たんだぜ」


「だから変わったお客さんが多かったのか」


夕方頃、人が少ないなってきたのでお店を閉めようとしていた時一人の老人が入って来た。


「まだ店は開いてるか?」


「ロンじいじゃねーか!」


「なんじゃい、ワシがここに来るはダメか」


「お得意様だからな!来てくれて嬉しいぜ!ガハハハ!」


「あの不味い飯がこんなにも美味くなりおって。前まではワシ以外誰も来なかった潰れかけの店が随分有名になったのう」


「レンが来てから店が繁盛だ!ガハハハ!」


「レン?誰じゃ?聞いたことない名じゃが」


「紹介するぜ。レン来てくれ!」


「はーい!」


「ロンじい、うちで雇っている見習い冒険者のレンだ。レン、ロンじいだ」


「こんにちはロンじいさん。レンです」


「こんにちは。ふむ?見たことがある顔だな。何処かで会った事があるか?」


「ロンじいさんもう忘れたのか?俺達と一緒に入って来た子だよ」


リーダーさんがロンじいさんに言った。


「なんじゃい、お前ここで働いていたのか」


「おう、他の皆も一緒に働いてるぜ」


「そうだぜロンじいさん!」


「私達も居ます!」


「お前達がポイズンタイガーを倒したと聞いて吃驚したがなんでガットの所にいる。まあそんな事よりどうでもいいからハンバーグだったかな、それとワインも頼む」


「「「ロンじい酷!」」」


「ホホホホォ」


リーダーさん達を軽くイジって笑っている。ぼくは急いで作り、ロンじいさんにハンバーグとワインを出す。


「お待たせしましたハンバーグです」


ロンじいさんはハンバーグを一口食べて、ワインを飲む。


「ふむ、美味い!ハンバーグは初めて食べたが食べやすく肉汁が溢れて美味い!特にこのワインはワシの人生で最高のワインじゃ!」


ロンじいさんは美味しさに勢いよくハンバーグをおかずにパンを食べる。


「んぅ!んん!」


するとロンじいさんはパンを喉に詰まらした。

大変だ!ロンじいさんが死んじゃう!


「お水!お水!」


「んんぅ!ゴクゴクゴク!プファー!ふー危なかった!」


「ロンじいさん大丈夫!」


「おいおいロンじい、気を付けてくれよ。店で死人が出たなんて事になったら堪ったもんじゃないぞ」


「バカもん!ワシがそう簡単に死ぬか!」


「そうですよガットさん。ロンじいさん大丈夫ですか?」


ロンじいさんの背中を優しくさする。するとロンじいさんが泣いた。どど、ど、どうしようぼく何か悪い事したかな?


「すまんすまん、つい嬉しくてな。気にしないでくれ。料理美味しかったよ。じゃあな」


「じゃあなロンじい!また来てくれ!ガハハハ!」


ロンじいさんはご飯を食べ終わると帰って行ったのでお店を閉めた。


「ロンじいさんなんで泣いたんだろう?ぼく泣かすような事したかな?」


「いや、レン殿のせいじゃありません。多分お孫さんと重ねて見えてしまったんだと思います」


「え?」


「レン殿はオルト王国に来て日が浅いので知らなかったと思うのですが、一年前から子供の誘拐や行方不明が多発しているんです。その内の一人がロンじいさんの孫なんですよ」


誘拐!怖!日常的に誘拐とかあるんだ流石異世界。そう思うと日本は本当に平和だな。誘拐に気を付けないと!と心の中で決意しました。


変な終わり方でスミマセン!次回カルセット公爵の話しになります。ありがとうございます!(о´∀`о)

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