二人のおじさん2
短くてごめんなさい!m(__)m
レン達がお店でテンヤワンヤしている時、ギルドマスターのレイスは王国聖騎士長のヘンリーの屋敷を訪れた。テーブルに座るヘンリーとレイスにメイドが紅茶を入れる。メイドは一礼して部屋から出る。
「昨日いきなり連絡があったので、どうしたのかと思いましたよ。こちらも明日色々忙しいので、早めに話を終えられると嬉しいのですが」
ヘンリーは紅茶を一口飲む。
「ポイズンタイガーを倒した奴が分かったんだ」
「ほう」
「ガットの所にいる見習いを覚えているか?」
「ええ、あの珍しい黒髪と黒目をした少年でしたか?それがどうしたのですか?」
「その見習いがポイズンタイガーを仕留めたらしいんだ」
ヘンリーはレイスの言っている事が理解出来ない顔をした。
「・・・・はぁ?貴方は何を言っているのでか。ガットが倒したのらな話が分かりますが、まだ十代いくかいかないかの子供にAランクの魔物を一撃で仕留めるわけないでしょう」
「俺も初めは同じように思ったんだが。俺が脅してまで喋らせたんだ、あいつら(荒野の月)が嘘を言っているとは思えない」
「ですが信じられませんね。本当に倒したのですか?」
レイスは紙をヘンリーに渡した。
「これを見てくれ」
「これは冒険者記録リストですね」
「ああ、冒険者登録で冒険者になった二人と見習いが?いる」
「この獣人二人が子供と一緒に冒険者登録をしたのですか」
「そうだ、冒険者ギルドに登録して四日でG級からF級に上がり、当冒険者ギルドの最短記録を叩き出したんだ」
「それほどまで強いんですか。それならその二人がポイズンタイガーを倒したのではないんですか」
「俺もそう思って二人の実力を確かめる為に俺がF級冒険者試験で一人ずつ戦ったんだが、二人共実力的にはC級やB級位あるがポイズンタイガーを倒せるほどの力はなかった。だからこのレンが一番妥当だと思う。それにガットと互角に戦ったとあのバカ正直のガット本人から聞いたんだ、一応信じる事にした」
レイスは頭を掻く。
「フフ、確かにガットは嘘を付くのが下手ですかね」
「それもそうだなハハハ!」
二人が笑った。笑い終るとヘンリーは少し困った顔をした。
「しかし、困りました。王様になんて報告しましょう」
「真実を話せばいいんじゃないか」
「王様にポイズンタイガーを倒したのが子供だと言えというのですか」
「・・・確かに。信じないだろうな。かと言って嘘を言って王様に対する虚偽罪で捕まるのも嫌だしな・・・黙っとくか?」
「レイス、貴方は何を言っているのですか?!」
「だってよ。国中にはもう『荒野の月』が倒した事になってるが、事実を知っているのは『荒野の月』に俺達に見習いとその仲間二人に多分ガットもだろうが、あいつは細かい事は気にしないから、奴らに忠告だけすればいいだろう」
「確かにそうですが・・・もしバレたら誰が責任取るのですか」
「俺が取るさ。大丈夫、ギルドマスターを辞めるだけだ。それに本当の事を言って嘘だと言われるよりもそれらしい事を言って信じてもらえれば丸く収まる」
「仕方ありません。私も少し手伝いますので、ちゃんと『荒野の月』が倒した事にして下さい」
「おお!任せとけ!」
こうして二人のおじさんの嘘が始まった。
ありがとうございます!(о´∀`о)ノ




