奴隷さん達の自己紹介
なんでー!どうしてー!なんで泣いてるのー!!
はぁ!もしかして!
「ごめん!ご飯美味しくなかった?不味かったら無理して食べなくていいよ!」
悪い事をしてしまったと思い作った料理を持つと、一人の奴隷が持っていた料理を、目にも止まらぬ速さで取って食べている。
「グルルルルッ!!!」
また取ろうとすると威嚇された。
「ご、ごめんなさい・・・」
そのまま全員が無言で泣きながら料理を勢いよく食べている。しばらく、そっとしておく事にした。
* * *
食べ終わると奴隷さん達がなにやら話し合っている。すると一人の奴隷が話しかけてきた。最初はとても脅えていたが、今は脅えもなく元気になった。
「我々を助けていただきありがとう。自己紹介が遅れました。オレは熊の獣人のグリズベアルだ!」
「私は兎の獣人のネザーです」
「私の名前はベイ!猫の獣人よ!」
「私はエルフのルクリルル・・・です」
「オイラはドワーフのロイドっす」
奴隷さん達が自己紹介をしてくれた。
「こんにちは、ぼくの名前はレン。頭に乗っているのはリュウタ」
「キュー!」
リュウタも元気よく挨拶をする。
「隣にいるリュウタのお父さんとおリュウタのお父さんの姉さん」
「ウィルド、ダ」
「エリュテイアよ、よろしく」
「えーと、グリズベアルさん?どうしてこんな所に連れて来たんですか?」
早速なんでここに来たか聞いてみる。
「俺は寝込みを襲われて捕まった。他の奴らも俺と同じように誘拐されて来たそうだ。どうもどこかの国の貴族に買われたという事しか知らない。」
成る程、完全に犯罪の匂いがプンプンする。どこの国なんだろう?出来れば行きたくないけど、でも、もうそろそろ調味料が無くなってきたから欲しいな。と考えている内にグリズベアルさんがまた話だした。
「実は若い頃、冒険者だったんだが、見てのとおり年を取って冒険者を辞めた。
ゴブリンの群れが来た時は危なくなったら戦うつもりだったが、まさかの竜が現れた時は死を覚悟した。冒険者の時はドラゴンと戦って死にかけ事があったもんで、竜族はドラゴンと姿が似てるから同じだと思っちまった。
だけど、いきなり風呂に入った後、食べられるかと思ってヒヤヒヤしたが、目の前に飯が用意されてびっくりした。
しかも食べたら今まで食べた飯で、こんなにも美味い物は食べた事がなかった。ここに来るまでろくな飯を食えなかったから思わず泣いちまった!最初は何を考えているか分からなかったが、風呂に入ってキレイにしてもらって、こんな美味い物を食べているなら、俺達を食べようとは思っていないとわかった。俺は奴隷にしようとした奴らなんかより竜族の方が信頼できる!他の奴らも話し合うとそう思ったそうだ」
グリズベアルさんが話をしている後ろで他の奴隷さん達が何度もうなずいている。
「確かに、竜族は国によって凶暴だの何でも食べる野蛮な種族だの、見た目で決めつけたりするからよく誤解をされる。だからレンちゃんは私達がそんな事はないと証明する為に色々な事をしたのね!」
「成ル程、流石レンダ」
あれれれれ?そんな事、考えてなかったんだけどなー。なんか皆、ぼくの方を見て目をキラキラさせている。なんだろう、嫌な感じがする。気のせいだろうか。
《奴隷さん達の名前と見た目》
名前:グリズベアル
種族:獣人族(熊人)
性別:男
髪色:焦げ茶(少し白髪)
目色:茶
見た目は少し老けてるが体格はガッシリしている、所々に傷がある。調子に乗りすぎるとぎっくり腰になる。
名前:ネザー
種族:獣人族(兎人)
性別:女
髪色:キャラメル
目色:青
見た目:おっとりした感じのお姉さん、優しい。起こると怖い。
名前:ベイ
種族:獣人(猫人)
性別:女
髪色:黒
目色:黄
見た目:活発で好奇心旺盛な性格。いたずらっ子、よくネザーに怒られる。
名前:ルクリルル
種族:魔族 (エルフ)
性別:女
髪色:金髪
目色:緑
見た目:少しおどおどしている。引っ込み思案。自分に自信が持てない。
名前:ロイド
種族:魔族 (ドワーフ)
性別:男
髪色:赤毛
目色:緑
見た目:ドワーフ特いうの褐色の肌をしている。ヘアスタイルはアフロ。陽気で明るい性格。すぐ嘘がばれる。
ありがとうございます(о´∀`о)ノ




