なんでー!
奴隷さん達を乗せた馬車を連れて家に帰る。
まず、体が汚れていると思うからお風呂に入れて、あとお腹が空いていると思うから沢山ご飯の作らなきゃ!
そんな事を考えている内に家に着いた。
「レンちゃんお帰り~、って!何その馬車!あとウィルド!何、手に人間を握りしめてるの!」
リュウタのお父さんが持っているのは悪者3人。流石に縛られたまま森に置いて行く事は出来ないので、仕方なく連れて来た。
「えー・・・まずリュウタのお父さんが手に持っているのは・・・」
どうしよう、本当の事を言ったらまずい気がする。リュウタのお父さんでさえ「八つ裂きにしてやる」って言っていたのに、お姉さんに言ったらと思うと・・・想像しただけで寒気がする!
「・・・後で説明する。そんな事よりまずご飯を作らないと!お姉さん馬車の中の人達を温泉に入れて!」
「キュー!」
ピュー!!!
ぼくはお姉さんに真実を言わず、急いで料理を始める。
「え!ちょっと、どういう事?!レンちゃーん!!」
* * *
沢山の料理を作り終えた頃、お姉さんや奴隷さん達が来た。
奴隷さん達は、全員で五人。最初に比べてキレイになったがとても脅えている。馬車の中は暗くて少ししか見てなかったからあまり分からなかったけど、動物の耳や尻尾が生えている人、耳が長い人など色々な種族がいる。やっぱり異世界だな、あと何故か服が変わっている。
「お姉さんありがとう!所で服はどうしたの?」
「あ、服。ぼろぼろだったから私の荷物から出したの。
それより、ウィルドから聞いたけど奴隷を拾った事、ちゃんと説明してよね!あと、あそこにぶら下がっている3人も教えてね。ウィルドに聞いても教えてくれなかったんだから!」
今、近くの木に宙づりになっている。
どうしよう、忘れてた!まだ意識が戻っていない。頼むから目は覚まさないでくれ!
「そんな事より、お姉さん!腹減ったから早くご飯食べよう!早く早く!」
強引に引っ張って、お姉さんを3人から遠ざける。
* * *
「それじゃあ皆さん!全員揃ったので朝ご飯を食べよう!いただきます!」
「イタダキマス」
「いただきます」
「キュキュキュー!」
今日はいつもより豪華に沢山の料理を作った。
リュウタは豪快にかぶり付いている。
「レンちゃん今日は特別に美味しい!」
お姉さんから味を絶賛してくれた。そういえば奴隷さん達はどうだろう。
「奴隷さん達、味はどうかな?美味しい?」
奴隷さん達の方を振り向いて見ると。
シーン(奴隷達)
全員何故か食べようとしない。何人か口からヨダレを垂らしているのに、何故か食べようとしない。
「食べていいよ。君達の為に作ったんだから」
ぼくが言うと全員が無言でご飯を食べ始める。
すると、奴隷達の目から何かが出てきた。
泣いたーーー!!!なんでーーー!!!
ありがとうございます(о´∀`о)ノ




