帰宅
家に帰ると珍しくジックが迎えに来てくれた。何か慌てて走って来た。
「おい!さっき凄い音がしたぞ・・・ってなんだその格好はーー!なにが起こったか説明しろ!」
ジックがぼくの【竜化】の姿を見て驚いている。そういえばこれどうやって戻るんだろう?
どうしよう、説明するのめんどくさい。それに疲れたし、お腹空いたしなー。
「後で説明する」
「今!説明しろ!あと、その女は誰だ!」
ジックが色々言ってくるので、ぼくの後ろにいた姉さんの事を忘れてた。
「ジック、こちらウィルドさんのお姉さんのエリュテイアさん。竜族で、今、人の姿をしてるんだ」
「こんにちは、貴方少し変わってるわね?人間なのかしら?匂いが一切しない・・・」
「お姉さん紹介するよ。喋る魔導書のジック。よく分からないけど、人になれるんだ。ぼくの魔法の先生をしてくれてるんだ」
「本が喋るなんて珍しい!どうなっているのかしら!教えてくれる?」
お姉さんはジックに興味津々だ。
「うるせーな!なんで今会ったばっかの奴に言わなきゃいけねーだ!関係ねーだろうが!どっかに行け!ババア!」
「プチ・・・・・誰がババアだって!喋る本のくせに生意気よーー!」
バチバチバチ!!!
ヤバイ!ケンカが始まった!
「姉サン!ジック!二人供ケンカハ止メ・・・グヘ!」
リュウタのお父さんが二人を止めようとしたけど・・・
あ、お姉さんに蹴られた!次はジックに氷漬けにされた!
リュウタのお父さん、二人より何十倍も大きいのに負けてる。これは、止められないな・・・・
「キュウ~~!」
リュウタがお腹空いたと言っているので、リュウタのお父さんに二人を任せよう。
リュウタ分かったから腕を引っ張らないで。
「リュウタのお父さん、ぼく朝ご飯作るから二人を頼んだ!」
「マ、待テ、レン!手伝ッテク・・・グヘ!」
* * *
【竜化】は時間が経ったら勝手に人に戻っていた。なんでなんだろう?まあいっか、料理を作ろう!そして、今日はお姉さんが来たので豪華にしました!
お姉さんとジックが機嫌が悪くなったので少しでも機嫌を取ろうとお肉をたっぷりにして、ワインを出しました。
「美味しい~~!こんな美味しいワイン、今まで飲んだことない!料理も美味しいわ!」
「確カニ美味イ、流石レンダ」
「キュー!!ガブガブ!」
皆、凄く喜んでくれた。
「喜んでくれて嬉しいよ。」
流石竜だなすごい食べっぷり!あんなにあった料理が消えていく、特にお姉さんのワインを飲む量がすごい。またワインを作らないと。
「ところでどうしてレンちゃんのステータスが見えないの?何のスキルを持ってるの?教えてよ、レンちゃーーん!ヒック」
お姉さん酔っ払ってぼくの肩に腕をまわして絡んできてきた。
なんだか懐かしいな、おじいちゃん達の宴会を思い出すよ。
「レンちゃーーん・・・むにゃむにゃ・・・・グゥーーー」
「ちょっとお姉さん寝ないで下さい!お、重い!」
さっきまでスキルだの魔法だの教えてと言ってたのに、寝ちゃった。
「そんなババアほっとけ!」
ジックは本なのにご飯やワインを食べている。本当どうなってるんだ?
「前から思ってたんだけど、なんでジックは本なのにご飯食べれるんだ?」
「別にどおでもいいだろ!食べたい物食べて飲みたい物飲んでなにが悪いのか!ヒック!」
次にジックに絡まれた。
ジックも酔っ払っている。本なのに酔うんだ。不思議だな。
「おい!聞いてるのか!ヒック!」
バシバシバシ!
ジックがぼくの反対側の肩に腕をまわして何度も叩いてきた。しかしぼくには当たってない・・・お姉さんの頭に当たっていいた。
「・・・せっかくいい気持ちで寝てたのに起こしてくれたわね!覚悟は出来てるのかしら?」
「あぁ!起きたのか、そのまま寝てろ!それともやるのかババア!」
「誰がババアだ!」
寝ていたお姉さんを起こしてしまい、またケンカが始まった。
こうして朝ご飯が終わった。
ありがとうございます(о´∀`о)ノ




