血分け
ぼくを男だと思ったエリュテイアさんはリュウタのお父さんと同じ土下座をして謝っている。
姉弟そっくりだなー・・・って思ってる場合じゃあない!
「よく男と間違えられるんで大丈夫です!だから土下座をやめてください!リュウタのお父さん起きて!お姉さんを止めてーー!」
必死にリュウタのお父さんの体を揺すったり、頭を叩いたりして起こした。リュウタのお父さんもお姉さんを見てびっくりしていた。
そしてなんとかエリュテイアさんを落ち着かせて、リュウタのお父さんが気絶している間の出来事を話した。
「・・・マサカ、姉サンヲ倒スナンテ・・・レント闘ワナクテ本当ニヨカッタ」
「私もまさか負けるなんて思わなかった!レンちゃん本当に強い!そしてとっても家族想いのいい子。ウィルドが"血分け"をしたいと思ったわけだ!私もレンちゃんと"血分け"したい!」
いつの間にか、お姉さんがぼくの呼び方をレン君からレンちゃんに変えてていた。女の子と分かって変えたのかな?やっぱり服装や髪型が悪いな、後で考えよう。
話の途中でリュウタが目を覚ました。今、僕に抱っこされている。お姉さんが怖いのか少し震えている。ぼくやお父さんが付いてるから大丈夫だよ。よしよし。
そういえば、リュウタのお父さんが言っていた言葉・・・血分け?何なんだろう?
「あのーさっきから何の話をしているんですか?血分け?って何ですか?」
「アー、レンハコノ世界ノ事何モ知ラナカッタナ。レン、"血分ケ"ト言ウノハ竜族ニトッテトテモ特別ナ事ダ、竜族ガ血ヲ与エル事ハ家族同然トイウ意味ガ込メラレテイル。ソシテ、血ニヨッテ竜ノ"力"ガ得ラレル。無理ヤリ血ヲ奪ッテモ"力"ハ得ラレナイ、竜族ニ認メラレナケレバナラナイ。竜族ニ認メラレルコトハホトンドナイ。レンハ本当ニ凄イ。」
「そうだよ!私は昔、魔族の集団を追っ払った事がある、魔族全員しっぽを巻いて逃げていったわ。私を倒そうとした魔族の集団が相手であっても勝てないのにレンちゃんは一人で闘って、私の攻撃を防いで、しかも一発で私を倒したんだから!それに殺そうとしてたのに許してくれた・・・認めるに決まってるじゃない!」
え・・・ぼく、もしかしてとんでもない事をしたの?
「我モリュウタヲ助ケテ貰ッタ恩ガアル、レンハ家族同然ダ。ダカラ、レン、我々ト"血分ケ"ヲシテクレルカ?」
よくわからないけど・・・こんなにも信頼してくれて、家族同然と言ってくれて・・・嬉しい!!!
「・・・いいですか?ぼく・・・リュウタのお母さんを殺した同じ人間ですよ。そんなぼくでいいんですか・・・」
「アア!勿論ダ!」
「ええ!私も!」
「キューーーウ!
リュウタも賛成してくれた。
こうして新しい家族が出来ました!
ありがとうございます(о´∀`о)ノ




