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倒す!

頑張った!


「もう怒った!ぼくがお前を倒す!覚悟しろ!」


【アイテムボックス】からナイフを出して、赤い竜に向かって叫んだ。


「フフ、ハハァ、アハハハ!倒ス?人間ガ私ヲ倒スッテ!ヤレルモノナラヤッテミロ!"ファイヤーボール"!」


赤い竜がまた火の玉を出してきた!怖い!けれど・・・思いだせこの3ヶ月、動物に襲われる日々を、そしてジックに教えて貰った魔法の特訓の成果を!


「"ウォーターウォール"!」


水の壁を作り火の玉を消した!辺り一面、水蒸気が発生して何も見えない。


「小癪ナ!ドコダ、隠レテナイデ出テコイ!」


岩に隠れて作戦を考える。火の魔法を使うから水魔法で対抗する!


「"ウォーターボール"特大!」


金魚すくいの袋に入った金魚のように赤い竜の体全体を水のまくを作り覆った。


「ボホォ!ブブブク!!」


赤い竜が水を離そうと暴れ回る。すると次第に周りの火の壁が消えて、赤い竜が大人しくなっていった。そのまま気絶したのかと思った・・・・しかしそう簡単にはいかなかった。


バッシャーーン!!!


水のボールを爪の斬撃で引き裂いた!

そのまま隠れていた岩を豆腐のように切り裂いた!

危ない!斬撃をギリギリで避けて、次の攻撃に備えアノ目を発動する。


「ヨクモヤッテクレタナ人間!少シ甘ク見テイタヨウダ、シカシ次カラ本気ダ!」


赤い竜は火魔法と爪の斬撃をありったけぼくに向かって攻撃した。


「ハァハァハァ、ドウダ、コレデ・・・・!!!

ナ、ナンデ生キテイル!?人間!オ前ハ一体ナンナンダ!何ノスキルダ!クソ、何モ見エナイ!」


赤い竜は驚いている。あれだけ攻撃を無傷で立っていたのだ、普通の人間ではできない。ぼくのスキル【全攻撃無効】であらゆる攻撃を無効にする。しかし赤い竜にはこのスキルは分からない、邪神の加護で相手からぼくのステータスが見えないからだ。今さら思ったけれどこれって凄いなー。今まで退治したのが動物ばっかりだったからあまり実感が湧かない。


「もうこんな闘い止めようよ!もう貴女は限界でしょう。ぼくは貴女と闘う気はない!ぼくはリュウタやリュウタのお父さんに魔法なんてかけてない!ぼくを殺したら二人が悲しむから、もう止めて!」


すると赤い竜は・・・


「悲シム?人間ガ一人死ンダ事デ、ウィルドガ悲シム訳ナイ!ウィルドハ・・・弟ハ!嫁サンヲ、人間ニ殺サレタンダ!

ウィルドハ竜ノ中デモ弱イノニ、負ケズ嫌イデ、怪我ヲシタ奴ヲホットケナイ優シイ弟ダ!ソンナ弟ニモッタイナイ位ノ、イイオ嫁サンガキタ!トテモ優シク、美シイ強イ竜・・・私ノ自慢ノ義理ノ妹ダッタ!

ソレナノニ人間ハ助ケタ恩ヲ踏ミニジッタ!人間ハ私達カラ全テヲ奪オウトスル!サア、答エロ人間!ウィルドヲドウスル気ダ!」


何でリュウタのお母さんがいないのか薄々分かっていた。けれど聞けなかった、怖かったから。ぼくも・・・・同じだから。


赤い竜は体がボロボロになりながらも全力で突進して攻撃に来た!家族をこれ以上、失いたくないことが闘いで痛いほど伝わって来た。だからぼくもちゃんと応えないと!


「ぼくはリュウタやリュウタのお父さんの事、家族だと思ってる!毎日とても楽しく暮らしてる。ぼくも貴女の気持ちが痛いほど分かる!

ぼくだって家族を全員殺された!強盗犯が乗っていたトラックに跳ねられて、ぼくだけ生き残った。強盗犯はトラックごとどこかに消えたから捕まえる事が出来ない。仇を取る事が出来ない。何も出来ない・・・だから生きるんだ!パパやママや弟の龍介の分まで長生きするんだーーー!」


赤い竜の全力の突進してきたので、おもいっきり腹にパンチ!赤い竜は吹き飛んで消えた。


「あ・・・あれ?消えた・・・・」







* * *


リュウタとリュウタのお父さんに回復魔法をかけて、気がつくまで待っていたら、遠くの方から声が聞こえた。また、赤い竜が戻って来た!けれども様子がおかしい。

なぜなら戻って来たのだが・・・何故か泣きながら来た・・・


「ウワァ~~ヒック、ヒック、ウゥ~~ゴメン~私ハ君ヲ誤解シテタヨ~~ゴメンネ~~」


・・・一体どうなってるんだ?さっきまで「殺す!」と言っていたのに、真逆のこと言っている。


降りてきた、ぼくに向かって大きな体で抱きつこうとしてきた。ストップ!ストップ!!押し潰される!


「ア!ゴメン、ゴメン!チョット待ッテネ!」


すると赤い竜が人の姿に変わった!スタイル抜群で、髪の色は燃えるように真っ赤でロングヘアーで美女!目はリュウタやリュウタのお父さんと同じ金目、頭に角が生えている。そしてぼくに抱きついてきた。


「私の名前はエリュテイアよ!エリーって呼んでね」


「あ、えっと、ぼくの名前は神楽坂 蓮です」


いきなり人になって抱きついてきたので動揺しているぼくは自己紹介をしていた。


「カグラザカ レン・・・レン君ね!今日から家族!私の弟よ!」














「・・・ぼくは女だよ」

ありがとうございます(о´∀`о)ノ

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