魔法
「はぁ?お前何言ってんだ?」
「契約を解除する方法を探すから、その間魔法を教えて欲しい!魔法を上手く使えるようになったら、契約解除出来るようになるでしょう。だからぼくの魔法の先生になってよ!」
「・・・確かに魔法のやり方が分からねーと解除出来ねーしな。めんどくせーが、分かったよ!
じゃあ早速、オレを本に戻せ!」
「出来るかな?ジック、本に戻って?」
すると、光出して本に戻っていった。
「ジック、人になって」
今度は人になった。
・・・面白い!何回か繰り返した。
「おい!オレで遊ぶなーーー!」
* * *
リュウタとリュウタのお父さんに狩りに行くと言って、本に戻ったジックと森に行く。これから魔法の練習をする。
『てめえ何で木の棒を持ってんだ?』
「え、だって杖無かったら魔法使えないでしょ?」
『・・・何だそのデマは、杖が無くても魔法は使える。杖は魔力のコントロールしやすくする為のただの飾りみたいな物だ』
ジックいわく、杖は専門の職人が作らないと効果が出ない。なので、たまたま落ちていた木の棒は杖にはならない。
洞窟から少し離れた森で魔法を試し打ちをする。本を開いて、火の下級魔法を練習する。的になる木に向かって手を出す。
「"ファイヤー"!」 シーン
あれ?何も出ない?おかしいな、呪文は合ってるのに?
『ブファ!アハハハ!てめえバカだな、魔力流さねーと魔法は出来ねーぞ。それと、ちゃんとイメージしないと爆発するから気をつけろ』
「教えてくれてありがとう!契約解除出来るように頑張るよ、ジック先生!」
『べ、別に!お、教えてなんかしてねーよ!爆発したらオレが燃えるかもしれないから言っただけだ!」
少し照れてる?本でも照れるんだ、やっぱり異世界は違うな。
それよりも、魔力を流す?どうやって流すんだろう?
「ジック先生質問です。どうやって魔力を流すんですか?」
『体の中、お腹の近くにある。それを巡らせながらイメージしろ』
お腹のあたり?そういえば、リュウタがまだ卵だった時に何か抜けいく感じがした。なるほど!あれが魔力か!あの感じを思い出して・・・
火のイメージ・・・・イメージ・・・・イメージ
(キィキーーーーー!!!バッコーーーン!!!
パチ!ドッオォーーーーーン!!!メラメラ)
「・・・"ファイヤー"」
手から火の玉が現れ的に当たった瞬間にあたり一面火の海になった・・・
「うわぁーーーーーーーー!!!
なんじゃこりゃーーーーー!!!」
『バカ野郎!!!早く火を消せーーー!』
ジックが人になって水魔法で消してもらった。
「てめえ何考えてたんだ!下級魔法の呪文を上級魔法並みの威力になってるだ!」
「ごめん・・・少し昔の事思い出して・・・。まさか本当になると思わなくて。
けど、魔法は使えるようになった!もうコツを掴んだから大丈夫!」
『・・・(本当に大丈夫か?)』
この後、丸焦げになった森に魔法で木を生やした。
* * *
何日かして威力を抑えた火、水、風、土、雷、氷、結界、回復の魔法をマスターした。
「行クノカ?」
「はい!せっかく異世界に来たので、色々な所に行ってみてきます。今までお世話になりました。リュウタ、お父さんと元気で暮らすんよ。じゃあね」
「キューウーーーーー!」
右足を掴みながら、行かないでーーーーー!と言っているように鳴きだした。けれどせっかく家族と再会できたのにまた離れるのはだめだ、リュウタはまだ小さい!
ここは心を鬼にして行こうとすると・・・
ガブ!!
「痛ーーーーーい!!」
右足を掴んできた。
「痛たたたた!分かった分かったから!行かないから、離してー!リュウタのお父さんもう少しだけお世話になります!痛ーーーーー!!」
「アア!分カッタ!リュウタ離シナサイ!ウゥ、ナンテ"力"ダ!」
なんとか口を離したけど、ぼくから離れずにべったりしていた。
リュウタが寝ている隙に行こうとすると、音もなくどこから途もなく飛んで来て、見つかった瞬間に噛まれる。洞窟に戻るまで絶対に離さない。
これが何回も続いたら、リュウタのお父さんが
「モウ、ココニ住ンダラドウダ?」
・・・よく考えたら、ぼくの寿命は6000年ある。リュウタが大きくなってから旅にでるのもいっか。
ということで竜と暮らす事になった。
ありがとうございます(о´∀`о)ノ




