第3話 一人ぼっちの少女
朝……ではなく夕方5時ぐらいの頃、お山とかなちゃんは[レトロ村]を出た。
何故夕方かって…?
お山は朝にかなちゃんを連れて[レトロ村]を出ようと準備していたのに、かなちゃんが[気持ちが悪い]
と言い出して[レトロ村]を出るのは延期となった。
間違ってお酒でも飲んだのかと思い、聞いてみると昨日の宴で踊りすぎたのだとか………。
「(あほや…)自業自得やね」
「お山に言われたくない」
いやホントにあほ過ぎてこれしか声がでなっかった。
踊りすぎって[パラディン]じゃなくて[舞踏家]にでも転職すれば?と思ってしまった。
「お山、これからどこいくの?」
「へ? あぁ、北」
「何そのアバウトなの」
これについてはお山も分からない。 モモに言われただけなのだから。
「とりあえず、てきとーに歩いていけばなんとかなるやろ」
「お山らしいわ」
かなちゃんはお山の隣でクスクス笑っていた。
何がそんなに面白いのかお山には理解ができなかった。
とにかく2人は北へ北へと向かった。
険しい道を抜け、怪しい森を抜けついに2人の目の前に壁……いや城が見えてきた。
「城や!城!かなちゃん!目の前に城あるで!」
「うん」
お山が興奮しているのに対し、かなちゃんはあまり興味がなさそうだった。
興味がないというより何か違和感をかんじとった。
「どないしたん? おでこにしわよってんで」
「え?嘘」
「嘘~。だって険しい顔してんねんもん。異世界やねんから楽しもうや~」
「それ、お山だけやと思う。」
「ひどっ。 まぁしょうもない茶番はおいといて――ほんまどないしたんよ」
お山の顔がへらへら~としていたのにいきなり声が低くなり無表情になる。
だいたい無表情になるのは何かに集中しているときか、何かにきずいたときの2パターンである。
「城のなか何かおかしい……」
「何がおかしいんよ?人が生きてる気配がせえへんとか、そんなべたなことないよなー?ハハッ」
「……………。」
「え……?マジ!?」
2人は嫌な予感がして、城の門の前まで走った。
その嫌な予感は的中した。
門番が石になっていた。
「うわ~かなちゃんの予感みごとにあったったなぁ」
「……うん……」
「とにかく入ってみるか。 おじゃましまーす」
「え?ちょっ、人の家にあがったら――って聞いてないし。 ハァ。仕方ないよね」
門を開けて城のなかに入るとそこは町がありました。
それも住民の皆は全員石になってました。
「はい。この城はこれで終わり――ってなるかぁ!!」
はい。ノリつっこみありがとうございました~。
「何叫んでるの?」
「いやこれは、読者様にたいしてやな……」
「先いくで」
「待って~~~!」
2人はしょうもない話をしながら町を探索して、住民が石になった理由を探した。
「何も無いなぁ。あと探してないん何処~? もう疲れた~」
「あと教会ぐらいかな? お山もうちょっと頑張る(お山ってホントに勇者なんかな?なんか違う気してきた)」
それは書いている私でさえ思いました。
「お山なんか言った?」
「え?言ってないで、きのせいちゃう。」
2人は最後に探してない教会に着いた。
「おじゃましまーす。 っても皆石やし誰もどうぞなんて言ってくれへんよな」
「いや、その前に不法侵入」
「そんなん異世界できにしちゃあかんやろ」
「あかんことはないと思うけど……」
と、その時『ガタ』っと神殿の方から音がした。
その音にきずいたお山は神殿の方に目がいった。
「誰――-」
「や!」まで言い終える前に人らしき人物がお山に突進してきた。
「お山ーーーーーー!!!!!!!!!」
ものすごく泣きそうな顔をして……。
「うぐぇ」
「お山。会いたかった。ものすごーく会いたかった。」
「あらあらラブラブですこと。」
「ちっがぁーーう!」
お山に突進してきた人物はひーさんと言い、お山のことが好きらしい。
友達だとしてだと思うが。
「で?ひーさん以外のこの石はなんなん?」
ひーさんはお山から一旦離れて、2人にお茶を出してくれた。
話が聞ける状態になったところでひーさんは話し始めた。
「これは昨日の話なんやけどな―――-
南の方にいるドラゴンがいきなり現れて住民を全員石に変えたんや。
だけど『ぱや』だけ連れ去って後はそのまんま。」
「ん?てことはひーさんは隠れてたからあれか。石にされへんっかったんやな?」
「そうそう」
「じゃあお山、『ぱや』を助けにいかへん?」
「そやね」
「うちも行く」
仲間が増えた。
3人は『ぱや』を助けにドラゴンの谷に出発した。
ご紹介が遅れました。
3人が言っている『ぱや』とは、仲間のうちの一人だと思われる人物です。
ほかに『はや』とか『おばあちゃん』だとか呼ばれることもありますが、基本的には『ぱや』です。
穏やか?な性格です??多分。 そう信じたいです。




