一人の道
新沢の道
「新沢君、今から君にはテストを受けてもらう」
真っ暗な部屋で玻璃川が新沢に囁く。新沢は椅子に座らせられている。
「だが...」
「どうしました?」
「いや、もう一人必要なんだが...」
その時、地面が隆起し中から絵佐野が出てくる。
「すいません、遅れましたー」
絵佐野はおどけて話す。負傷した腕には包帯が巻かれていた。
「それじゃ、試験を開始します」
そういって絵佐野は新沢の後ろに立つ。そして手を合わせる。
「塊魔法 闘技場生成」
地面が柔らかくなり、地下に二人は落ちる。地下には古代の闘技場を思わせる空間が広がっていた。
「新沢君、立って。テスト開始だ、かかってきなさい。申し訳ないけど仕事が仕事だからこういうテストになるんだ」
「ああ、分かってる」
新沢は立ち上がる。
「創造 黒金」
そして銃を創りだし、絵佐野を撃つ。絵佐野はそれを頭を逸らして避ける。そして新沢に砂を投げる。
「躊躇なしか...」
砂が命中した新沢は一瞬ひるむ、絵佐野はそれを見逃さず新沢に駆け寄る。
「不意打ちには弱い。減点ポイント...お?」
新沢は絵佐野にナイフを振る。ひるんだふりか、絵佐野はナイフをいなす。
「いや~さすが玲さんのお子さん...」
「でも僕は甘くないですよ」
絵佐野は新沢を殴り飛ばす。新沢は吹き飛ばされる。
「中々お強いですね」
新沢は絵佐野を褒める。絵佐野は満足そうに笑う。
「お世辞は合格。でもね」
「試験はまだまだ続く」
「よっ!」
絵佐野は殴りかかる、新沢は回避し絵佐野を蹴り飛ばす。絵佐野は防御する。新沢はナイフを絵佐野に刺す、
「ひゅ~怖い」
絵佐野は腋にナイフを挟みそれを回避する。そしてナイフを奪い取る。
「おっとここまでやるとは...」
「でも僕はまだ一度も魔法を使ってないよ」
絵佐野が魔法を使う。新沢の足元が沈み、ぐらつく。絵佐野はその隙に近づく、新沢はナイフを創り応戦しようとする。
「きみのナイフだろう、返すよ」
絵佐野はナイフを新沢の左手に握らせる。
「合格。ゆっくりがんばろうね」
絵佐野は踵を返して去っていった。




