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あたしもバイトをやってみたんですよ?

# 評価、ブックマーク・ご感想ありがとうございます! 励みになりますので、是非よろしくお願いします!

# 初の作品で拙いものではありますが、続けて読んでいただけるよう頑張ります。


(今回、かなり短いです。すみません)


ファミレス、続きます。

「そう言えば」


「なんも言ってないけど」


「お前、バイトやったんだって?」


「あ、もしかして妹ちゃんから聞いた? あんたが前にやったって聞いて、あたしもちょっとやってみたいと思ってたし」


「そんな事言ってたな。で、なんのバイトやったんだ?」


「たった一日なんだけどね。地元の商店会のお祭りで出店のお手伝い」


「へー。よくそんなバイト見つけたな」


「んー、お父さんが商店会の人と仲がいいみたいでさ、お祭りの人手が足りなくて困ってるってこぼされたって言うから、バイトしてもいいよって言ってみたら、とんとん拍子で決まっちゃって」


「ふーん。そういうバイトは割と安心できていいな」


「そうなの?」


「そりゃ、知り合いの娘を下手にこき使うわけにはいかんだろうし」


「あー、そうかも。すっごく気を使ってもらった気がする」


「そういう意味では社会勉強とはいかなかったようだな。社会は厳しいからな」


「うーん、まあ、自分でお金を稼ぐってことはできたので良しとするわよ」


「そうだな。で、バイトしてみての感想は?」


「たった一日、いや半日かな。そんなに長くはなかったけど時間を拘束されて、接客して、焼き鳥を焼いて。仕事ってやってみないとわからないものね」


「まあ、なんでもそうだな。出店は焼き鳥屋さんだったのか」


「そう。焼き台っていうのを3つ並べてその上でひたすら焼くのよ。たくさん売れたみたいで嬉しかったわ。あたしが手伝ってくれたおかげだって言って時給以外に少し足してくれて」


「へー、ボーナスが出たのか。それは良かった。ちなみに焼き鳥買いに来るのはおっちゃんがメインだったりする?」


「うーん、確かにおじさんは多かったけど、晩ごはんのおかず代わりに買っていく主婦の人とかも結構いたわよ。お祭りだし小学生くらいの子供も買ってくれたわ」


「へー、なるほどねー」


「そうやって働いてお金貰ってわかったのが、お年玉とか出す方からすると大金なんだなーって」


「お金の価値が身に沁みた感じ?」


「より実感が湧いたというか」


「わかる」


「だから大事に使わなきゃねって思うわね」


「そうだな」


「全国模試の費用とか決して安くはないし、親に感謝するしかないわよ」


「ずいぶん殊勝だな」


「高校生って如何に親に保護されているのかってことがわかったし、自分の立場を見直すいい経験だったわよ」


「すげえな、そこまで顧みたのか。子供の鑑だな」


「あたしは絶対国立大に合格する」


「私立は高いからな。俺も妹がいるし、親の学費負担を考えたら国立しかない。妹は放っといても国立楽勝だろうけど」


「うん。あたしらはちゃんと勉強して一緒の大学に行くのよ」


「おう」


「焦らず、地道に、確実に」


「焦らず、地道に、確実に、か」


「そう、それをモットーにやるわよ」


「ま、それしかできないからな」


「ふふ。それもそうね」


「よろしくな」


「こちらこそ」


「へへへ」


「ふふふ」





 改めて勉強をがんばろうと思った

がんばれ。

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