ワニを見に行くのですよ?
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(すみません、更新が遅くなりました)
最終日の帰りに寄りました。旅行はこれでお終いです。
「おはようございます」
「おう。おはようー。今朝もバイキング形式だからなー」
「うーん、今日は和食でいこうかなー。昨日はパン食べたし」
「好きなの取って席に着け―」
「はーい。……さてっと、今日もいい天気みたいね」
「そうだな。初日は降ったけど、昨日、今日は晴れて良かったよ」
「そうねー。昨日は晴れたおかげで花火大会も行けたし」
「迫力あって良かっただろ? 打ち上げ場所が割と近いから音もすごいんだよな」
「そうだったわねー。ドドーンって体に振動が伝わってきてビックリしたわ」
「あれが気持ちいいんだよな。迫力満点。あと、打ち上げもいいけど海上花火もいいもんだろ」
「うん、初めて見たわよ。扇型に見えて綺麗だったわ」
「他じゃなかなか見られないからな。海ならではの花火ってやつだ」
「本当、良かったわよ。あ、あんたと一緒に見れて」
「そ、そうか。そいつは何よりだ」
「きょ、今日の予定はどうなってるの?」
「んーーー、今日は朝飯食ったら宿を出てワニを見に行く」
「ワニ? ワニってあのワニ? でかいトカゲみたいなやつ?」
「でかいトカゲってなあ。まあそのワニだ。もちろん他にも動物もいるし植物もいろいろとあるし、なかなか楽しいと思うぞ」
「へえー、ワニなんてじっくり見たことなんてないし、面白そうね」
「とりあえず食ったら出発準備するからな。あ、酔い止め飲んどけよ。海岸線はくねくね道だからな」
「わかったわ。忘れないうちに飲んどくわね」
「おう。それじゃ、準備終わったら玄関集合で、すぐ出発な」
「はーい」
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「よーし、ワニ着いたー。ワニ見るぞワニ」
「ふー、結構な山道だったわね。来る時とは道が違うのかしら?」
「おう、来るときは山の中突っ切ってきたけど、帰りは海岸線走ったからな」
「そうなんだ。さてさてー、ワニ見ますかー」
「ここってさ、実は施設がいくつかに分かれてるんだよ」
「そうみたいね。さっき案内図をちらっと見たわ」
「で、ここはワニもワニ以外の動物もいろいろ見られる施設になってるのだ」
「へー。ワニ以外って例えば」
「まあ、見てのお楽しみ。ほい、入園するぞ」
「へー、あ、ワニだ! 結構大きいわね」
「人なんて簡単にやられるからな。食うか食われるかだ」
「あはは、ワニって食べちゃえるものなの? ワニに食べられるのは勘弁だけどねー。」
「それがな、食用に飼育されてたりするんだよ。高蛋白低カロリーで非常にヘルシー」
「ええええ!? そうなの? 食べれるんだ。食用に飼育ってすごいわね」
「オーストラリアじゃスーパーにワニ肉が並んでるし、かくいう日本だって養殖してるところがある」
「へええええ、知らなかった。もしかしてここで食べられるとか?」
「それが無いんだなー。残念なことに」
「えー、そうなんだ。そう聞くと悔しいわね」
「食べてみたかった?」
「そ、そりゃあヘルシーだっていうなら興味あるわよ」
「だよねー。ま、それは次回の旅行に取っておこう」
「え? 他に食べられるところがあるの?」
「まあねー。来年行こうよ」
「そ、そうね。あたしもみんなと一緒に行きたい」
「うん。俺もお前と来たい」
「う、うん。よろしくね」
「おう。もちろんだ」
「ふふーん。……あ! レッサーパンダだ! かわいいいいい!!」
「やはり女子的にはそっちの方が人気か」
「かわいいじゃないのよ! そりゃワニだって可愛いっていう人もいるかもしれないけど、レッサーちゃんの方がかわいいわよっ」
「まあそうだろうな。ちなみにレッサーパンダ、もともとはパンダと呼ばれていた」
「……あんた、どこでそんなネタ仕込んでくるのよ。白黒の熊がパンダよね?」
「今ではパンダと言えば白黒の方を指すけど、そもそも白黒のはジャイアントパンダと呼ぶのが正しい」
「え、つまり、ジャイアントパンダの方をパンダって呼ぶようになってしまった元々のパンダがレッサーパンダになった?」
「正解。レッサーパンダの方が先に発見されてて元々パンダだった。それが、あとから発見されたジャイアントパンダにその座を奪われてしまったってわけ」
「おおう。下克上」
「レッサーパンダもかわいいけどもうちょっと先に進もうぜ」
「あーん、名残惜しや」
「まあまあ、すごいのいるから」
「なによ楽しみね。 …………………………って、でかっ!?」
「でかいよねー、ゾウガメ。陸亀って甲羅が山になっててそのフォルムがかわいいんだよなー」
「うわー…… ほんと大きいわね。なんかこうギュッと塊感があってめっちゃ重そう」
「うん、200kgくらいになるらしいよ。お前の何倍だ?」
「えっと、4てん…… ちょっと何言わせんのよ!? 乙女の体重を割り出そうなんて大減点よ!!」
「あははは、バレたか。しっつれーしましたー」
「バレたかじゃないわよ! 油断も隙も無いわね、全く」
「まあ、お前の体重知ったところで何が変わるってもんじゃないけどな」
「な、何がって何よ?」
「ん? 聞きたい?」
「き、気になるじゃない」
「あのな」
「う、うん?」
「お前が好きってこと」
「……ちょ、や、ふ、不意打ちやめてよっ」
「真っ赤」
「うううううるさい!」
「だからさ」
「なななななによ!」
「体重教えて」
「ばばば馬鹿もの!! この大馬鹿ものっ!!」
「あははは、真っ赤」
「うるさい! うるさい!」
「ゾウガメかわいいね」
「知らない!」
「お前も可愛いな」
「くっ!? ……やめろお」
「真っ赤」
「うるさい」
「ふふん」
「……」
「可愛い」
「……」
その後に見たフラミンゴくらい赤かった
旅行三日目、無事に家に着いて、ちゃんと彼女を送っていったとさ




