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身だしなみに気を配るのですよ?

# 評価、ブックマーク・ご感想ありがとうございます! 励みになりますので、是非よろしくお願いします!

# 初の作品で拙いものではありますが、続けて読んでいただけるよう頑張ります。


水着を買いに出かけました。


「まさかオカンまで来るとはな……」


「あたしもビックリしたわよ。でもお母さん、ほんとスタイルもすっごく良くって、水着姿も綺麗だったわ。実は歳の離れたお姉さんだとかじゃないの?」


「何言ってんだ、中身知ってるだろ? 正真正銘のオカンだよ」


「それくらい若くて綺麗で羨ましいってことよ。素敵よねー」


「しっかし、今日俺、周りからすげー変な目で見られてた気がする。買い物終わってからはオカンと妹が料理教室の準備しとくからって先に帰っちゃったから今はお前と二人だけど、あのまま四人でいたら視線に耐えられなかったかも」


「ふふーん。美女と美少女二人と野暮ったい男一人だもんねー。妙な視線が飛んでくるのはしょうがないわよ」


「野暮ったいとか、自分でも分かっちゃいるけど(えぐ)ってくるなよなー」


「あんたねぇ。もうちょっと自分の格好にかまいなさいよ。キチンとすればカッコいいのに」


「面倒くさいんだよなー。特にメリットも無いし」


「ちょとあんた、ここ最近に無い大減点発言よ!? 妹ちゃんに何も言われないの?」


「前はちょくちょく言われてたんだけど、最近は何も言わなくなったな。なんでだろ?」


「それって諦められたこと? 流石の妹ちゃんも根負けしたのかしら。ちなみにいつ頃から言われなくなったの?」


「よくは覚えてないけど…… そうだな年明けてくらいからかな」


「ふーん…… て、もしかしてあたしらがちゃんと、こ、恋人同士になったくらいから?」


「あーーーー。そうかも知れない。そうだ、おまえと妹が会ってからとやかく言われなくなった気がする」


「そ、そうなんだ。でもどうしてかな?」


「わからん。まあ、お前は俺がどんな格好してても俺のことを見てくれてるだろ? それが妹にも分かったんじゃねぇかな。」


「さ、サラッとそういうこと言わないでよ…… ま、まぁ、それはそうかもしれないけど」


「それに恋人が出来たんなら妹がでしゃばる必要もないって思ったんじゃないかな。妹はそういうところの線引きはしっかりしてるからな」


「な、なるほどね。そうね、なら言わせていただくとすると、あたしだって、野暮ったいあんたよりもカッコいいあんたのこと見たいわよ。それが乙女心ってものよ」


「へいへい。それじゃぁ休日限定でちゃんとするように前向きに善処するようはからいます」


「なによその国会答弁みたいなの。やる気ないですって言ってるようなものよ? ちゃんと断言しなさいよ!」


「うへぇ。わかりました。休日限定で身なりに気を遣うようにいたします。これでどうだ?」


「なによそのドヤ顔。ま、まあそれでいいわよ。でもなんで休日限定なの?」


「毎日は面倒だしな。それに」


「それに?」


「仮に俺がお前の言う通り、キチンとすればカッコいいってなったとする。で、それで毎日学校行ってみろ。もしかしたら俺に惚れる可愛い女子が出てくるかもしれないぞ? それでいいのか? モテモテだぞ? まず無いだろうけどな。妄想も大概にしろってか。モブがいきってんじゃねえ。くそう、言ってて悲しくなってきた」


「なに一人で完結して涙目になってるのよ。ほら元気出しな? 休日限定でいいから、わかったから」


「お、おう。ご理解賜れたようで何よりでございます」


「全く。髪の毛もボッサボサなのもなんとかしなさいよ? そこそこ長いわねぇ。いつもどうしてるの?」


「あ? 散髪なら千円のところでやってるぞ。だいたい三カ月に一回くらいかな」


「ちょっとあんた、本当に高校生男子なの? いくら気を遣わないって言っても手を抜きすぎよ。美容院くらい行きなさいよ」


「やだよ、高いし、顔剃ってくんないし、面倒くさいし」


「もうっ。ホント今日は大減点発言が多いわね。あんた身にかまわなさすぎ。わかったわ。ちょっと妹ちゃんと協議するわ」


「えーーーーー、妹を巻き込むなよ。関係ないだろ?」


「それは妹ちゃんが決めることです。なんて相談しようかな。そうだ、お兄さんが野暮ったいのをなんとかしたいのよ、お姉ちゃんからのお願いっ、てねー」


「てねーじゃねえ。そんな頼まれ方したら妹が協力しないわけないだろが。あーもうわかったわかったから、しばらくは俺に任せてくれよ。妹を巻き込むな」


「わかればいいのよ。あんたに任せて改善されなかったら、その時は妹ちゃんと全力で取り組ませていただくからね」


「はいはい、わかったって。降参でございです」


「よろしい」


「あー、ほれ、スーパー着いたぞ。食材買っていくんだろ? オカンからお金預かってるから気にせず買えよ」


「はい、いつもありがとうございます。じゃ、カゴ持ってね」


「へいへい。うまいもん食わせてくれよ」


「そうね、今日はあたしも一品作るわ。なんかリクエストある?」


「オムライス」


「あんた、ほんとオムライス好きねー。いいわよ、庶民のオムライスね」


「やった! よろしく!」


「はいはい」









 オカンの水着姿って小学校以来じゃないか?


加速する娘化。

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