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妹と遊んでくれていいんですよ?

# 評価、ブックマーク・ご感想ありがとうございます! 励みになりますので、是非よろしくお願いします! 

# 初の作品で拙いものではありますが、続けて読んでいただけるよう頑張ります。


妹ちゃんとのケーキ教室でした。


「春休み早々ケーキ作りの先生、お疲れさんでした」


「楽しかったわよ。流石妹ちゃんねー、飲み込みが早いわ」


「明日は料理を教えてくれるんだよな。すまんな」


「全然! 妹ちゃんとお話しできるし、あんたに出来立て料理を食べてもらえるのも楽しみだし」


「そうか、よろしく頼むよ」


「うん」


「ところで」


「なあに?」


「お前、俺ん家来るのってさ、親になんて言ってるの? 今更なんだけど、親父さんとかにとがめられたりしないのか?」


「ああ、それは大丈夫よ」


「ほう。なぜに?」


「あんたの家に行くときって、必ず妹ちゃんに会うことが目的になってるじゃない?」


「あーーー、確かにそうだな」


「だから親には『女子友達の家に遊びに行ってくる』って言ってるのよ。ウソではないでしょ?」


「んーーー、あーーー、なんかいいのかそれ? 騙してるような」


「何言ってるのよ? さっきも言った通り、あんたの家に行くときの目的は妹ちゃんよ? あんたはおまけよ? 妹ちゃんが目的なんだからウソなんかじゃないわよ」


「おまけ」


「妹ちゃんの家に遊びに行ったら妹ちゃんのお兄さんがたまたまいましたってだけで何も問題ないじゃない?」


「モブ扱い」


「まあ、口だけだといまいち信憑性が無いんで、あんたがあたしら二人を盗撮した写真を親に見せたけどね」


「盗撮言うな」


「お母さんが『へええええ、すっごく可愛いお友達が出来たのね!」って目をまん丸にして言ってたわ」


「良きご母堂であるな」


「だから全然問題無いのよ」


「ううーん、そうだ、な…… 今のところはウソついてるわけではないか」


「そうそう。ケーキ教室も料理教室も妹ちゃんのためなんだからね?」


「わかったよ。あ、そうだ、今日のケーキも美味かったぞ」


「えへへー、ありがとね」


「こちらこそだ。妹が作ったのも美味かったけど、やっぱりお前の方が上手だな」


「んー、でもあっと言う間に追い付かれそうよ。妹ちゃん、やっぱ超人だわ」


「なーに、そう簡単には追い付かれんだろ。お前の腕は確かだ」


「ま、あたしも日々精進してるしね。追い付かれちゃったら妹ちゃんに会いに行く口実が減っちゃうから腕を磨かないと」


「ははは、別に口実なんかわざわざ作らんでも女子友達の家なんだから勝手に遊びに来ればいいじゃん。どうせ俺はモブだしな」


「変なところで拗ねないの。でもいいの?」


「おう、全然問題ない。お前らが仲良くしてくれるのは大歓迎だ」


「きゃー やった。早速明日の料理教室で妹ちゃんと計画を立てることにするわ」


「そうしてくれ。あ、そうそう、春休み中だけど、俺、短期バイトが決まったんで妹と自由にしてくれ」


「へえ、バイトするんだ?」


「ああ、仕分け作業ってやつな。夕方には終わるんで、妹と家にいてくれりゃお前に会えるし」


「そ、そうなんだ。どうしたの? お金がいるの?」


「ちょっとな。3Dプリンタを買おうと思ってて。手持ちの資金じゃ足りなくてな」


「へー、3Dプリンタって、好きな形のものを作れるってやつ?」


「そう、それ。PC上で作られた3Dデータを物理的に製造してくれるやつね」


「なんでまた?」


「造形を趣味にしようと思ったのだけど、いろいろ調べてみたら手で粘土こねこねなんかせずにPC上で作るデジタル原形ってのがあるのを知ったんだよ。俺のPCはゲーム向けのかなり高性能なやつなんで、3Dモデルを作るには全く支障がない。あとは3Dプリンタを買えばデジタル原形にトライできるってわけ」


「なるほどねー。それでバイトして買おうってわけね」


「おう」


「3Dプリンタってフィギュアだけじゃなくていろいろ作れるんでしょ? その意味では実用的なこともできる趣味になりそうね」


「ああ、確かにそうだな。フィギュアしか考えてなかったけど、言われてみればそうか」


「あはは、相変わらず一直線ね」


「うーん、我ながら視野が狭いというかなんというか」


「ふふ。……んー、けしかけておいてなんだけどさ、これから受験モードになっていくし程々にね」


「わかってるって。お前と同じ大学に行くのが俺の最優先事項だからな」


「嬉しいわね。ま、そういうことなら遠慮なく妹ちゃんと遊ばせてもらうわよ?」


「おう、明日直接妹に言ってくれ。あ、バイトは明後日からだから明日は俺もいるけどな」


「わかったわ。あんたもいる場で話す方がいいわね」


「ちなみに明日の料理は何か決まってるのか?」


「うーん、お楽しみってことで内緒にしたいけど、一つだけ教えてあげる」


「ほう。何作るの?」


「庶民のオムライス」


「おお!」


「おかずもたくさん作るから小さめにするんだけどね」


「うわー、なんか今すぐ食べたい」


「明日のお楽しみよっ。じゃ、送ってくれてありがとう」


「どういたしまして。明日楽しみにしてるぞ!」


「うん! じゃあね!」


「じゃあな!」











 だめだオムライスが頭から離れない


完全に胃袋掴まれてるな。

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