結果はいかがでしたか?
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# 初の作品で拙いものではありますが、続けて読んでいただけるよう頑張ります。
試験結果が出ます。
「ちょ、なんか変に緊張するんだけど」
「今更何いってるのよ。掲示板まですぐそこよ」
「試験はやり切ったんで結果はどうとでも受け入れるけど、やっぱなんだかんだ緊張するなぁ」
「順位表に名前が載ってなければ大叫喚地獄が待ってるからね。ふふふ」
「ひいぃ」
「あたしの方は今回は結構自信あるのよね」
「おや。それは何故?」
「あんたに一週間かけて教えたでしょ?」
「おう。ありがたや」
「それはいいわよ。でね、初日はあんたの実力を見たんだけど、二日目以降はあんたを教えるためにみっちり復習してから臨んだんだよね」
「おおぉ、そうだったのか。裏の努力までしていただいてたとは。感謝しかない」
「ふふん。まぁそのおかげであたしも随分と学習できたってわけよ」
「なるほど。お互いに勉強しあってたような感じか」
「そうねー。教えるのは一方通行だったけどねー」
「たはは。で、自信があるってどれくらい上がってそう?」
「前回は33位だったけど、そうねー予想では20位台中ごろにいけるかなー」
「おおお、それはたいしたもんだ。ってか前回33位だったのか」
「あれ、言ってなかったっけ。そうね、だいたい30位台ね。だから順位表に載るって言っても下位の方よ」
「だとしても毎回載り続けてるんだろ? 学年全体から見たら優秀だよ」
「あんたは前回150位だっけ? もし、載ったら一挙に100人抜きよ? そっちの方がすごいわよ」
「おおーーー、改めて考えるとなんか無理ゲーの気がしてきた」
「ここに来て悲観してんじゃないわよ。……さて、着いたわよ。ちょっと人が多いわね」
「まあ見えなくもないし、さっさと探しますか。えーん怖いよう」
「泣くな。……あ、あたしの名前あったわよ」
「そ、そうか。ちなみに何位だった?」
「うっそ、まさかの19位! 初めて10位台に突入したわ! あんたのおかげよ! おーいえー!」
「すげえな! まずはおめでとうと言わせてもらおう」
「ありがとう! いやー、手ごたえはあったけどまさかここまで上がるとはねー。素直に嬉しいもんだねー」
「順位が上がってなによりだ。さーて、果たして俺の名前は載っているのか……」
「……えーっと ……あ、あったあった! あったわよ! あんたの名前載ってるわよ!」
「マジか! どこ!? 何位!?」
「49位よ! 崖っぷち、危なかったわねー。おめでとう! あー嬉しいよー」
「うおおおおお、よっしゃあ! 地獄回避!! 100人抜きやっちゃったわけ? 俺すげーって言っていい?」
「いいいい許す許す! あんたすげーよ!」
「俺すげーーーー! あーーーなんか報われた感がする。試験の順位でこんな達成感が得られるなんて今まで知らなかったよ。お前のおかげだよ」
「あたしもいつも以上に頑張れた。あんたのおかげね」
「……なんか、いいもんだな」
「そうね。二人で頑張ったもんね」
「親にも胸張って報告できるよ」
「あたしへのお礼代出してくれたんだもんね。これで成績落ちてたら顔向けできなかったでしょ」
「そうだなーーー。あーーーーーーーーーー」
「ふふっ 口から魂抜けてるよ?」
「いいんだ、しばらく幽体離脱のままにしておいてくれ。ああ、妹よ、俺はやったぞ!」
「そこは妹ちゃんなのね」
「はーーーーーーー。……これで地獄は回避した。ならば約束通り報酬を渡そうではないか」
「あんたの1日をあたしが貰うってやつね? よく覚えてました」
「約束は絶対守る」
「良い子です。それでは約束通り1日いただくわ。日にちはもう決めてあるんだけど、あんたの都合が良ければその日にしたい」
「本件、最優先事項とする。いつ?」
「えへへ、12月25日、がいいな」
「おっけー、全然問題ない。そもそも冬休みは大叫喚地獄に備えて何の予定も入れてなかったからな」
「やった! じゃあ予約したわよ!」
「おう、予約された」
「あとは、腕力鍛えておくといいわよ?」
「ま、まじか」
「覚悟しといてね!」
「うへぇ」
「はい減点ねー。うへぇとか言わない。そこは『任せろ』くらい言ってくれないと頼れないわよ」
「わ、わかった。任せろ」
「任せろ頂きましたー。うふふー」
「あー、まじで鍛えとかないとなぁ」
「頼るー。うふふー」
「楽しそうだなおい」
「幸せー。うふふー」
クリスマスが予約されました。
ダンベルでも買いますかね。




