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プロローグ



暗くて小さな部屋の中に、突如ガラスが割れるような音が響く。

割れたガラスーーーいや、大きなビーカーの中から這い出たその少女は、知らない世界の出現に戸惑い、そしてふと考える。


(ーーーーー私は、誰。)


思い立った疑問になにか得体の知れない感情が湧き上がった少女は突然怖くなり、自分を認めてくれる、自分が何なのかを知っている人を求めて動き出す。

部屋にひとつだけついている扉へ、まだ自分のものでは無いような足を引っ張って歩き出した。

そして扉の先で。

少女はひとりの女に出会った。

不思議な色の長い髪、露出の多い服装、そして頭にある刺々しい黒い天使の輪と天使と悪魔、それぞれの羽。その女は少女の方を振り返り、そしてとても静かに微笑みながら口を開いた。


「…あらぁ?おはよう♡予定より一時間早いけど…まあいいわぁ。私は…クイーン。アナタの


『お母さん』よ」


彼女が。



『母』。



それを認識した瞬間、少女の頭に様々な情報が構築されていく。自分が誰なのか、どういった人なのか、そして自分は一体何なのか。


「完了したぁ?…大丈夫そうね。さぁ、アナタは誰?」


「…私は…ロンド。戦闘兵器第四号機。」


そして、世界に兵器がまた一つ、解き放たれた。





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