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誰にも見られない手紙は誰あて?

拝啓 

 今から、絶望へ歩いていく貴方へこの手紙を書きます。私は婚約者に浮気されていました。その女は肩くらいの髪の長さで、彼と並んでいると見とれるくらい最悪な女です。その光景を見た私は世界に色が無いことを知りました。いえ、むしろ、最初からこの世界に色は無かったのです。 


 貴方のことを誰よりも愛してくれると信じた彼に連絡をし、婚約破棄を告げました。今、思えば、慰謝料をたくさん貰っておけばよかった……。今までの人生を思い返して、後悔ばかりです。 


 ただ、どこぞへ行く前に『お願い』があります。

たった一つのお願いです。


ーあの人の名前をどうか、思い出して。


 貴方がこの世界で息を深く吸えるようになったあの日のことを。あの人のまなざしを。


 私は、あの人にお礼も告げていないから……。

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