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あれ?ドワーフって魔族だったっけ?  作者: 映基地
第四章 新しい種族と新しい魔王

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ナオのステータス。


ナオは浩二に褒めらたのが嬉しかったのか、銀の尻尾をフリフリしながら満面の笑みを浮かべている。


傍から見れば普通の猫型の獣人にしか見えないが、実際は全身オリハルコン製のマシナリーなんだよな。

抱きつかれた時も柔らかかったし、体温もちゃんと感じた。

オリハルコンの特性なんだろうか…それとも魔法的何かが働いているとか?

確かオリハルコンって魔法との親和性がすこぶる高いらしいし。


あ!そう言えば、ナオが上位種になったのなら何かスキルとか覚えたんだろうか?

一応マシナリーもこの世界の種族として認識されてるみたいだし。



「浩二?どうかしたの?」



自分を見ながら何やら難しい顔をしている浩二に首を傾げるナオ。



「いや、ナオが上位種になったなら何かスキル覚えたのかな?って。」


「あー、うん!何だったかな…確か『絶対物理防御』だったっけ?」


「何か…字面が俺の『絶対魔法防御』に似てるな。」


「あー、女神様も「君達二人は本当に仲が良いんだね。」とか言ってたよ!」


「ナオ、ステータス確認しても良いか?」


「うん!」



確認も取ったし、んじゃ早速。



□■□■



名前 ナオ

年齢 0

種族 ハイマシナリーLV1

職業 氣法師

状態 従属〔イワタニコウジ〕

筋力 3000

頑強 3000

器用 2500

敏捷 2500

魔力 2000

スキル

『操気術』LV10

『火魔法』LV10

『風魔法』LV10

『水魔法』LV3

『パワースラッシュ』LV10

『パワースラスト』LV10

『瞬動』LV10

『鑑定』LV10

『半減の呪い』LV10

『物理結界』LV10

『エナジードレイン』LV10

『マナドレイン』LV10

『激運』LV--

『絶対物理防御』LV--



□■□■



『ハイマシナリー』

マシナリーの上位種。

下位種より、運動能力、処理速度、魔法適正に優れ、肉体のベースとなる物質次第では無類の戦闘能力を誇る。

これもベース素材次第だが、魔法適正の高い素材がベースの場合ある程度肉体を変化させられる。

マシナリー同様、常に製作者に対して従属状態となっている。


『従属』

主と定められた相手に対して一切の攻撃手段が取れなくなる状態。

しかし、主の許可があればその限りでは無いが、主の状態が「混乱」「催眠」の場合はその限りでは無い。

「隷属」とは違い、主の強制力は無い。


『激運』

『幸運』の上位互換スキル。

ありとあらゆる事象に対し自らが望む結果を引き当てる力が極めて高くなる。


『絶対物理防御』

あらゆる物理攻撃に対してダメージを無効化するフィールドを体外に纏うスキル。

例外として、スキル所有者本人以外に本人と同じ魂の持ち主にのみ効果は発動しない。



□■□■



これは…俺が上位種の時よりステータスが高いんじゃなかろうか。

まぁ、筋力と頑強に関しては何も言うまい。


何より『激運』と『絶対物理防御』は破格のスキルだ。

恐らくナオがフォーチュンキャットの頃に持っていた『幸運』が上位種になった事でワンランク上に上がったのだろう。



「ナオちゃん!私も見ていい?」



蓮がキラキラした目でナオを見る。

蓮も好きだね。

ステータスを見て引かなきゃ良いけど…



「うん!良いよ!」



他のメンバーも見てみたいらしく、ナオが纏めてOKしていた。

いつの間にか麗子もいるし。



「んじゃ、開くぞ。」



浩二がそう言って皆に見えるようにナオのステータスを視覚化する。



「うわぁ…凄い数字…」


「スキル多いですね…流石は岩谷さんが作っただけあります…」


「この『激運』って超レアスキルですよ…?」



まずは第一期人族組だ。

浩二のステータスを知っている故か、案外落ち着いている。


そして…



「うわっ!何だこの数字っ!?ってか、スキル多っ!」


「…何よこの魔力値…2000って…」



こっちは第二期人族組のお二人だ。

猛はテンプレ通りの驚きっぷりだ。うん、癒されるわ。

麗子は何やら魔力の多さに驚いている様だ。



「麗子?2000ってそんなに多いのか?」


「…多いわ…凄く。そうね…上級魔術師って言われてる人達が大体500前後で、勇者の中でも魔力型って言われてる人のが大体1000前後ね。私や舞がそうよ。」


「…そうなんだ…知らなかった。」



確か…俺の魔力値5000超えてたような…

突っ込まれたら確実に引かれるな…



「…アンタ…何か隠してるでしょ?」



明らかに挙動不審になっていた浩二に対して鋭いツッコミを入れてくる麗子。

本当に浩二はポーカーフェイスが出来ないようだ。



「いや、実は…俺の魔力値の方が高かったり…」


「へぇ、どれぐらい?」


「おっ!兄貴のステータスなら俺も知りたいな。」


「そうね、その方が色々早そうだし。」



最早二人は浩二のステータスを見る気満々である。

その後で三人の第一期人族組が生暖かい視線を送っている。

あぁ、アレは見た後の反応が分かっているって顔だ。



「…分かったよ。」



覚悟を決めた浩二は自らのステータスを視覚化した。



□■□■



名前 岩谷浩二(イワタニコウジ)

年齢 26

種族 エルダードワーフLV1

職業 人形師 氣法師

筋力 60340(+54306)

頑強 59600(+53640)

器用 5590

敏捷 6108

魔力 5442

スキル

『操気術』LV10

『火魔法』LV10

『風魔法』LV10

『水魔法』LV3

『パワースラッシュ』LV10

『パワースラスト』LV10

『瞬動』LV10

『鑑定』LV10

『半減の呪い』LV10

『物理結界』LV10

『エナジードレイン』LV10

『マナドレイン』LV10

『至高の創世主』LV--

『剛力』LV--

『転送』LV--

『諸手の極み』LV--

『絶対魔法防御』LV--

『掠奪』LV--

『見様見真似』LV--

『再生不可の呪い(見習い)』LV1



□■□■



黙り込む二人。

最初に口を開いたのは猛だった。



「…化け物だな。」


「…ええ、紛うことなき化け物ね。」


「…失礼だなお前ら。」



もう、そんな答えしか出て来なかった。

読んでいただきありがとうございます。

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