エピローグ
〜2年後〜
悪役令嬢と魔王の子が誕生した
「ぎゃああああああ!!」
赤ん坊の鳴き声と同時に、城の壁が崩れた
いいえ、正確には崩されましたわ
「またですの?」
私はため息をつきながら、腕の中の赤ん坊を見つめる
ほんの少し目を覚ましただけで、この有様...
床はひび割れ、窓は吹き飛び、外は雷が落ちている
「天変地異か」
「やはり我が子だな...」
そこには満足げに頷く魔王
「関心してる場合じゃないですわ」
「どうやら育児が成立しませんわ」
魔王は少し考え込む
「確かに、通常の赤子ではないな...」
腕の中の赤ん坊は、すっかり泣き止み、令嬢の指を握っている
私は静かに言った
「このままでは城が持ちませんわ」
「どうする?」
「どうにかしますわ」
令嬢はゆっくりと崩れた天井を見上げる
〜次の日〜
貴族が集まる中、彼女は高らかに宣言した
「これより...」
「私の赤ん坊のべビィシッターを決める地獄の選抜試験を開催します!!」
ざわっ
「参加資格はただ一つ!」
「私の赤ん坊を満足させること...」
ざわつく会場、何処かから声がする...
とんでもない報酬があるらしいぞ
「魔王、貴方も参加してよろしくてよ」
ひたいに汗がつつる...
「行かしてもらおう」
第一試練『泣き止ませ』
「私の赤ん坊に相応しい、あやし方を見させてもらいます」
イエローマスク「金で解決だっ」
ネンシロウ「お前は既に、泣きやんでいる」
炭二郎「交通費でますかっ?」
魔王「結界魔法っ」
『...やっぱり全員おかしいですわっ』




