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1,プロローグ
ご覧くださり、ありがとうございます( .ˬ.)"
完結まで書ききっておりますので、安心してお読みいただけます。
本編をどうぞお楽しみください!
名が呼ばれ、一人の令嬢が姿を現した瞬間、その場は騒然とした。魔石灯が眩く光り、煌びやかな装飾が輝く天井を、令嬢は静かに見上げた。
太陽がなくとも煌めくそれらに、自然と令嬢の口角が上がる。
そんな令嬢に対して、ある者は「お前っ!」と声を震わせ、またある者は「嘘だろ……?」と息を呑んでいる。驚愕の声が会場中に広まっていく。
「静まれ!」
空気を震わせる一喝に、誰もがぴたりと口を閉ざした。声を張り上げたのは、この国の宰相だ。
壇上の中央に佇んでいるのは、この国の国王。後ろには王妃や王太子夫妻、第二王子が座っている。壇上の下、左側に第三王子が控えている。
多くの視線に曝されながら、令嬢は真っ赤な絨毯の上を悠々と進む。国王の前へ辿り着くと膝をつき、深く頭を垂れた。静寂ののち、国王が命じる。
「面を上げよ」
令嬢は命じられるまま、ゆるやかに頭を上げた。肩まで切り揃えられた髪がふわりと揺れる。忠誠心を込めた強い眼差しで国王を見据えた。
(後悔はありません。これは、自分で選んだ道ですから。たとえ、再び“令嬢失格”と罵られたとしても)




