10/17
墓場
「将軍。九龍少林寺の場所を探し出しました」と袁の部屋に男が入って来た。
「ウム、どの辺りだ?」と袁が聞く。
「獅子山の山中です」と男は答えた。
「よし、明日にでも出陣だ。出撃の用意を整えろ」と袁は言い、壁に立て掛けた剣を手にした。
その頃、陳は馬に乗り荒野を疾走していた。
やがて墓場が見えて来た。
馬から降り、墓場に近ずくと女がいた。
女は墓の前に立っていた。
「酒店であったな」陳が声をかけると女は振り向いた。
そして無言で馬に乗り、去って行った。
陳が墓の前に行くと土が盛り上がり、人間が出て来た。
「何だ。幻覚か」と思いつつ、陳は剣を鞘から抜いた。




