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頼みごと

昨日の出来事で私の回りに護衛が増えた


けれど学園についたらいつも通りに戻るはずだけどね。はぁ~それよりもどうやってアミール王子との婚約を破棄するかだよね。あの出来事(アミール王子)のせいで(私のせいでもあるけど)ますます両陛下に期待されたし、この状態では婚約破棄は完璧不可能だよね?

4つのフラグうち3つは回避できたはずなんだけど……何で1つ目のフラグだけ壊せないんだろう?

これだけに戻そうとする矯正が強いのかな。そうじゃないとフラグが残っているのが可笑しいよね。


「そろそろ着くぜ。」

「えぇ。分かっているわチャーリー」

「それなら準備しろよ。」


確かこの後チャーリーは暇だったっけ?

そうなら少し調べものを頼んでおいた方が良いかも知れない。


「……ねぇ チャーリー。」

「 なんだよ。」

「この後貴方暇でしょう?」


彼は眉を寄せながら


「暇じゃねぇし。それにお前がお嬢様言葉を使っているときは、なんか良からぬことを考えているときだかな。」


と言うと距離をとった。


「あら、そんなに大変なことではないわ。そう、簡単なことよ。」


しばらく見つめあい(探りあい)をしていると彼が先に折れた。それでもチャーリーは疑うように私を見てきた


「………一応用件だけ聞いておく。」

「ただとある事について調べてほしいのよ。」

「そのあること ってなんだ?」

「この封筒に手紙と地図が入っているわ。それを便りに書いてある事を調べてほしいだけよ。」


封筒をチャーリーに差し出すとそれと私を見比べ


「………口で言えないことか?」

「えぇ。今現在で誰が敵で味方か分からないもの。それにどこで耳を澄まして聞いているか分からないからね。」


「今、見て良いか?」

「良いわよ。」


「…………。」

「………。」

「お前ふざけてるのか!?」

「失礼ね。至って大真面目よ こんな事をおふざけで頼むわけがないでしょう。」


「それもそうだが……」


彼は困惑気味で呟いた



思った通りの反応だね。確かにこれは偵察とほぼ同じ様なもので王家を信用していないと言っているようなもの。これが知られればチャーリーも私も二度と光を浴びることはできないでしょうね。国家反逆罪として、良くて牢行き 普通なら死刑 災厄の場合 一族共々死刑か爵位返却か。


どちらにしろこれは賭けだもの。でも、私はほぼ間違えないと踏んでるけどね 。

チャーリーが引き受けてくれないなら影を育てるしかないわね。王家が抱えている影同様に情報収集・護衛に適した人材を見つけ出すのは苦労するわね。



「……。やってやるよ。」

「本当にいいの?」

「あぁ。お前が言い出すってことは、100%に近い確信を持っているってこだろう?あの時と同様にな。」


「えぇ もちろんよ。確信は持っているのだけど……。」

「証拠がねーんだろう?」

「えぇ。中々尻尾を出してくれなくてね 私一人では、獲物を逃がしてしまう可能性があるのよ。」

「だと思ったぜ。猶予はどれぐらいある」


「猶予はだいたい3週間 ……21日 しかあげられないわ。それ以上待つと獲物に気づかれるわ。」

「21日間か…………。仕事をサボって良いって言うなら余裕だがいつも通りの量をこなしながらってなると ちょっとばっかしきついな。」

「そうよね。」


何か良い案ないかな?休んでも怪しまれなくて外出も出来て人目も気にしなくていい方法を…………………。

……あっ!その手があった


「チャーリー。貴方休暇どれぐらい残っているのかしら?」

「休暇か………。18日分だな。それがどうした?」

「その休暇を使えばどうにかならないかしら?」

「だが18日では不可能だぞ」

「いいえ。可能よ 私がチャーリーを護衛として連れて行くと宣言すればいいのよ。

そして彼処に向かえば平気よ。」


「だが3日も休めるのか?」

「あら、簡単のことよ。忘れたの明後日から3日間隣国のエマール帝国での視察が入っているのよ。もちろんアミール殿下の付き添いだけどね。その3日間チャーリー貴方は調べものに没頭してちょうだい。」


「お前、俺の扱い雑になってきてねぇか?」

「いいえ。元からよ。」

「……覚えてろよ。いつか お前を見返してやるからな。」

「そんなことを言っている暇があるなら少しでも調べてきたらどうかしら?」

「チッ 分かった行けば良いんだろ行けばよ!」

「楽しみにしているわ」

「勝手に言ってろ。」


チャーリーが車から降りた後すでに冷えてしまった紅茶を飲んだ


サテとひと息ついたから私もそろそろ教室に向かわないとね。



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