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魔性の勇者  作者: エディ
第二章
23/23

おまけ:用語集

まえがき



 本編中で登場した用語などについてまとめています。

 ネタバレ込みなので、いきなりこのページにきた人はご注意ください。

用語集



・黒衣の部隊

 クラウが率いる、七十人からなる小隊。

 全員が黒衣を纏っていることから≪黒衣の部隊≫と呼ばれる。

 軍内部でも精強な部隊として知られ、強力な攻撃力を持っている。


・クロム鋼

 対魔・対物防御力が極めて高い希少鉱物。

 本編では登場していないが、ミスリルに近い性質を持つ物質で、精製すると糸状になる。それを編み上げることによって、強力な防具として使うことが可能になる。

 ただし、ミスリルは羽のように軽いと言われるが、クロム鋼は決して軽くない。

 また、精錬の仕方を変えることで、糸状になるのを防いで分厚い塊として使うことができる。ただし、この場合は加工が大変に難しいため、盾にするくらいしか使い道がない。

 もっとも、盾としても大変優れた防御能力を持つ。


・魔王殺しの魔剣

 クラウが所持する魔剣。

 その入手経路に関しては本編中で語られていないので不明。

 もともとは異世界の魔族が、自らの使える王(魔王)をしい逆するために作りだした剣。あらゆる魔力を無力化することが可能であるため、魔力によって存在している魔族(特に上級の魔族)にとっては致命的な武器となる。特に、魔王とも呼ばれる存在になれば、その危険度は急激にまし、天敵と呼んでいいほどの武器になる。

 ただし、その強力な能力の反面、所持者の生命と魂を食らい続ける呪いを持つ。もともと魔族が使うために作られた剣であるために、人間が用いればあっという間に命を食らい尽くされてしまう。また上級魔族にしても、やたらと振りまわせる剣ではないため、常時使用できる者など存在しない。

 ただし、その例外の一人にクラウがいる。これは彼が人間でなく、また魔族でもない、≪皇≫と呼ばれる存在であるため。

 なお、数多く存在している世界の中で、ただ一振りだけ存在する魔剣であり、聖剣よりも希少価値が高い。

 またその名が意味するとおり、実際にこの剣によって過去に幾人もの魔王が殺されている。

 故に魔族にとっては、禁忌とされている魔剣。



・ロード大陸

 物語の舞台となる大陸。

 この世界にある最大の大陸であり、事実上はこの大陸と世界はイコールと言っていいほどの規模を持つ。

 大陸の各地に国家が乱立していたが、アースガルツ帝国によってそのすべてが統一される。


・アースガルツ帝国

 もともとはロード大陸西部に位置した、辺境の名も知れぬ小王国に過ぎなかった。

 だが、グランディート大帝によって国土が拡張され、さらに途中からクレスティアと言う名の女性が帝国に参加することで、その勢力が急激に拡大される。最終的には魔族までも滅ぼし、大陸全土を支配する世界国家となかった。


・アースガルツ帝国軍(帝国軍)

 アースガルツ帝国はもともと王国時代には平原に位置する王国であった。そのため軍の主軸は騎兵戦力に置かれている。

 ただし、領土の拡大と共に戦線も拡大したため、戦力の不足を補う理由から敗北させた国家の軍隊を吸収し、それによって歩兵戦力なども有するようになる。

 もともとはグランディート大帝が直接指揮する軍のみが存在したが、帝国の拡大と共に皇帝の直轄軍団、皇太子の直轄軍団、クレスティア直轄軍団、老将ヴィリバヌス直轄軍団の四つの軍が主軸を務めるようになる。

 なお便宜上帝国軍には、第一軍団、第二軍団…などと数字が割り振られているが、これらの軍は全て主軸となる直轄軍団の下に、数個軍団規模で配置されている。


・第三軍団

 ガルヴァーン将軍麾下の軍団。通称≪魔族≫とあだ名される。

 戦場の中でも外でも残虐非道の限りを尽くす軍団で、その悪名から帝国軍全軍に知られている。

 敵から恐怖されるだけでなく、味方からも嫌悪の対象にされているほどだが、人間離れした兵士たちを有し、ただ一個の軍団でありながら数個軍団分の破壊力を持つとされるほど。

 なお、物語の後半でその正体をあらわにする。

 彼らはそのあだ名が示した通り、本物の魔族が人に化けていた。それも魔王直轄の魔族であったため、その強さは通常の魔族たちを遥かに圧倒していた。


・軍団

 アースガルツ帝国の基本的な戦略単位。

 ただし本編では第三軍団を除けば特に登場することもなかった。

 一個軍団は大隊六個から十個程度で成り立つ。

 そのため構成人数は最低で三六〇〇名。最大で一万名になる。


・大隊

 小隊が十個集まることで大隊が編成される。

 そのため人数は六百名から千名になる。


・小隊

 六十名から百人からなる戦闘単位。

 アースガルツ帝国の最小戦闘集団である。


・魔法槌

 全長三メートルになる巨大な杖で、そのてっぺんには大人の顔の大きさになる魔水晶が取り付けられている。

 ものすごく重いが、魔法兵は身体強化の魔法によって、魔法槌を片手で持つことができる。


・ミラー

 反射魔法の事。


・魔族

 高い魔力と知能をもつ種族のこと。

 大陸の征服を目指す。


・魔領

 魔族の領土のこと。

 ロード大陸東部を支配し、実に大陸の三割を支配する巨大な勢力だった。だが、アースガルツ帝国の前に敗北し、領土は吸収されてしまう。


・魔王

 魔族たちの王のこと。

 三〇〇年前に封印されてしまったが、一〇年前に復活を遂げる。

 本編中では魔都ローヴァンナイトにいるのが、魔王と思われていたが、実は魔王配下の霊将ユナトスがその正体だった。

 本物はアースガルツ帝国軍第三軍団指揮官ガルヴァーン。

 殺戮をほしいままにするサディストだが、クレスティアの美貌と野心に惹かれる。彼女を世界の支配者にすることに協力し、その暁に彼女の心を操って結婚、自らの后とする。

 魔族は彼にとって、単なる道具でしかないため、魔族は元より、彼に近い存在である魔将軍たちも道具扱いであっさり切り捨てた。

 なお、本編中で語られていない話だが、ガルヴァーンの封印を解いたのはクレスティア。


・魔将軍(魔族三将軍)

 魔王配下の三将軍の事。

 魔王に次ぐ魔王軍内部の実力者である。


・皇(魔皇)

 本編最終部において登場する言葉。

≪触れる者を滅ぼす≫能力をもつ種族のことで、この力の前では魔王さえも触れただけで消去ることができる。

 その力の故に、魔族にとってさえ恐怖の対象とされている。だが、皇の存在は魔族でさえも半ば伝説扱いされているため、その存在を信じているものは少ない。

 ただし、クレスティアの正体こそがこの皇であった。

 クレスティア曰く、「世界が生まれて滅びていくほどの歳月と、星の数ほどの世界をめぐり続けた果てに、三人目に出会った皇がクラウだった」。

 クラウもまた、命の危機に立たされた際に、皇としての力が発揮され、それによって幾度も危機を乗り越えている。


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