表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/20

アキ

<1>




〜アキ〜








「アキ!熱は下がったのか?」



青白い顔をして

校門をくぐろうとした

アキと呼ばれた少年は



ふり返ると、作り笑いを

顔に浮かべた。



「ああ、だいぶましになった。



大丈夫だよ。



それより和人!



俺が寝込んでる間

合コンやったらしいじゃないか!」



アキの友人、和人は

頭をかきながらすまなさそうな表情。



「悪いな!



急に決まったもんだから、、、



それにお前いつも言ってるじゃないか。




合コンのチャンスを逃す奴なんか、、、」





和人がそう言うと

アキはにやりと笑い



2人は声をそろえて

叫んだ。





「大学生辞めちまええええ!!」






笑い転げるアキと和人。




キャンパスの青々とした芝生。




頭の上には秋のうろこ雲が浮かぶ

気持ちの良い一日。



そんな中

親友の2人は



いつまでも笑い続けていた。




笑い疲れた和人が

ふと真顔に戻りアキの顔を見つめる。




そしてぽつりと一言。




「それにしても、、、痩せたな


アキ」




少し心配げな和人はなおも言葉を続ける。




「顔色も、なんだか青白いし



本当に大丈夫なのか?」




アキは笑ってうなずく。



「大丈夫だよ。食欲もあるし

見た目より俺は元気だよ。



でも、痩せた?俺。



自覚ないんだけど」




「うーん、まあ痩せたって言うより、、、」




和人が口を開く。




「ほっそりしたって言った方がいいのかなあ、、、



肉が落ちたって言うより



骨格が華奢になったって言うか、、、」




アキはちょっと不思議顔。




「なんじゃそれ?

意味わかんね、、、




まあいいや。



心配なし、ノープロブレムだから俺。




じゃあ行くわ。



また合コン誘ってくれよ!!」




手をあげながら

去っていくアキの後ろ姿。




和人は



何故かその後ろ姿を

ずっと見つめ続けていた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ