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いつか内科やらに長く入院した時も、呼ばれない限り家族は来ませんでしたが。
この時も、私から連絡をしたのみでした。
家族の入院の時は、私は、誰のときでも、頻繁に行かないと注意されました。
体調が悪くても、倒れそうでも。
……いつからでしょう。
私は、いつから、こんな感じだったのか。
考えても、答えは出ませんでした。
ただ思い知らされたのは、疲弊した自分の身体と、無茶はできない視力。
どこにいても休まらない、心の存在で。
家族を想うほどに、求めるほどに心は壊れてゆくのに、それでも確かめたくなる事実と向き合いながら、前回と似たような二回目の「痛みと疲労での入院」中は、少しずつ、それまでこだわっていたものたちを、手放してゆきました。
「想うのに、許可はいらない。私が勝手に想うだけでいい。想われなくてもいい」
「二回も限界まで無茶したなら、もう無茶はほどほどにしよう。できるだけ倒れないように」
「私は、どうしたいんだろう?」
安心がほしかった。
心休める居場所がほしかった。
ただ、それだけのために、走り続けた気がしました。
家族や人の怖さから逃げて逃げて、やっと向き合った現実は、寂しかった昔の記憶と、やるせない今と、まだ死ねない、という小さな想いで。
いつか妹と約束した。死なないことを。
彼女たちを残して去らないことを。
……小さな小さな約束が、未来を灯してくれていました。
妹たちだけは、家族の中で唯一、家族と呼べる存在でした。
何があっても、それは変わらないのだと……そんなことも、感じていました。




