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龍の掟  作者: 氣赦烙
十二代目

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22/119

麗羅の奮起と魔神?

麗羅は教室に戻る途中で空歩とソティに会った

そしてソティに向かってこう言った

「負けないんだからね!」

ソティは少し困った顔をしながら、通り過ぎる麗羅を見ていた


 十一月

今日は土曜日、空歩はソティと一緒にリビングでアイスを食べていた。

すると

「ピーンポーン」

インターホンが鳴った

開けるとそこには雷夢、と後ろに足をガクガク震わせてへっぴり腰になっている麗羅の姿があった。

「お、お姉様、そんなに引っ付いては動くにも動けません」

「ど、どうした?二人とも」

「あわわ、が、がががが」

「…ど、どうした?」

「さぁ?訳が分からないわ、お姉様のこんな姿を見るのは初めて」

「……とりあえず上がる?」

空歩は二人を家に上げた。


部屋に入りお茶を出すと麗羅はカタカタ小刻みに震えながらお茶を全てこぼした

「お、おいおい、どうした」

「はぁ、お姉様は空歩の所遊びに行くわよと言ってからここに来るまでの道中、ふざけてるのかと思うくらい変だったわ」

雷夢はお茶を飲みながらそう言った

「全くどうしてこんなことに」

空歩はこぼしてびしょびしょになっている麗羅の顔を拭いた

「アビャー!」

麗羅は倒れた

「ホントにどうした!?今日はもう…」

すると麗羅はダンと立ち上がった

「このまま帰る訳にはいかない、私は、夜烏麗羅!誰にも負けん!」

何を言ってるのか全くわからなかった

「…」

雷夢は静かにソティの方を見ていた

 


空歩の家からの帰り道、雷夢と麗羅は話している

「あの子、お姉様では勝てませんわ」

「何言ってるのよ!絶対勝ってやる!」

「あのお嬢さん、見た目、気品、共にお姉様の上をいってますわ」

「そんなこと…」

「それだけではなく、あの子から妙な気配を感じましたわ。あれは相当強い、その点でもお姉様では歯がたちませんわ」

「そう?ただのお嬢さんに見えたけど」

「とにかく!あの男からは手を引くのです!それが賢明な判断です!」


翌日、麗羅はソティを尾行した。

「……」

ソティが歩いている

「絶対勝ってみせるんだから!」

小声で言った。


一日中ソティのあとを追った

すると

「何?」

ソティは振り向いて言った

慌てて隠れる麗羅

もう無理か、と思いすぐに出てきた

麗羅はソティの前に来た。

まじまじ見るとその小ささと華奢な体に見とれた


「あなた、空歩の事どう思ってるの」


「?、空」


「そうじゃなくてどう思ってるのって!」


「空は空よ、私の大事な空」


「…だ、大事に思ってるの?」


「あの、おの子がいたから今がある」


「?どういう…」

「おーい、ソティ」


空歩が駆け寄ってきた


「探したぞ、どうした?」

「なんでも、ただ」


ソティは麗羅を指さして言った


「これが、修羅場!」


……は?

一時の瞬間が流れた


「ドラマで見た!こんな感じの光景が、これが修羅場!」


空歩は頭をかきながら言った

「いいから行くよ」


麗羅は

(こんな子に負けるのか、私は。)

自分を奮い立たせてこう思った

(絶対勝つ!)



いつものメンバーでお昼を食べている

すると、今日はやけにだらけきったソティがいた。

「どうしたんだ?今日はやけにだらけてるな」

ソティは空歩に耳打ちした

「購買のソルトブリュレが売り切れてた?」

いかにもしょっぱそうな食べ物だ。

「ああ、ソティ?私の目玉焼き醤油付けて食べる?」

麗羅はソティに提案した

ソティはぷいっとそっぽ向いた

「うーん、何かいい案ないかな」

空歩は考えた

すると空歩は異次元ボックスから塩キャラメルを出してこう言った。

「食べるか?」

ソティは包みを開いてキャラメルを食べた。

「しょっぱ甘い」

「それはよかった」

「にしてもすごいわよね、その対応力」

鈴音は関心しながら言った。

「なははは!竜頭はよく見ているな!」

朝前が笑いながら口にした。

「空はすごい」

ソティももぐもぐしながら言った。

 

日曜日、今日は二人で修行をしている。ちゃんと食事休憩を挟みながら…


「ちゃんと食べないとまたぶっ倒れるぞ。」


ソティはおにぎりを何個もほうばっている

 それを見ながら空歩も食事を取る

一通り食べ終わるとソティは空歩の胡座の上に座った。

空歩はソティの頭を撫でた。


「なぁ、空」


「どうした?」


「妾が怖いか?」


「こ、怖い?全く?」


「そうか」


そう言うと空歩をギューッと抱きしめた

そして再び、修行が始まる。

 

その一週間後の日曜日


雷夢とソティと空歩三人で竜宮院に来ていた。

今日は竜宮院庭園にスライムの状況を確認しに来た。

竜宮院庭園には大量のスライムが繁殖していた。

「うはー!こんなにたくさんスライムが!」

スライムに大はしゃぎする雷夢。

 庭園を歩く空歩



 ラン・ラン・ラーン



そこには一人の女性がスライムに手を伸ばしてしゃがんでいた


「!、やぁ。」


こっちに気づくと立ち上がって駆け寄ってきた


「やぁ君、こんにちは。ここの人かい?」


現代には不釣り合いな格好に少し戸惑いながら、そしてどこから来たのかと疑問に思いながらも空歩は口を開けた

「やぁ、こんにちは。ここの人じゃないよ」

その人はニッコリ笑った

「どうしましたか?竜頭殿」

斎龍寺が駆け寄ってきた

斎龍寺はその人を見ると青ざめた

「あ、あぁ」

「?」

空歩はハテナを浮かべた


「ま、魔神」


「魔神?」

「おっと、自己紹介がまだだったね」

その人は姿勢を正して言った

「僕は風利奈、たくさんのスライムが可愛くてここに立ち寄ったんだ」

そしてこう言った

「僕は神様だよ!」

「神様?あの神様か?」

「ああ!僕が守護するのはね…」

「離れてください!竜頭殿!」

斎龍寺が割って入ってきた

遮られて少し不機嫌になる風利奈

「僕、話してる最中なんだけど?」

「こいつは魔神風利奈、災厄級の魔神です!」

風利奈ははぁとため息をついた

「魔神魔神てひどい言われようだね」

「その魔神が何なのかはわからないがそうなのか?」

「ち、違うよ!僕は神様だよ!そりゃあ、ちょっとやりすぎちゃう時もあるけどさ」

身振り手振りで弁明している

「改めまして。僕は風利奈。風と水を守護する神様だよ」


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