彼女は運命を変える少女
前から書いていた新作です!
連続で投稿はなかなかできないと思いますが、どうかお付き合いのほどよろしくお願いします。
それでは、どうぞ!
「君の配属先は王都第七騎士団だ。」
「、、、は?」
薄暗い校長室の中で、
騎士団学校を卒業して初めて校長から承った言葉はそれだった。
王都第七騎士団。
王都に7つある騎士団の中で問題児ばかりを集めた騎士団だ。
とてもではないが、騎士団学校の主席卒業者が行くところではないだろう。
「君は、、、ある人の逆鱗に触れてしまったのさ。」
と、ニヤニヤしながら校長が言う。
恐らくその人に賄賂でも握らされて配属先を変えされたのだろう。
配属先を変えられるほどの権力を持っていて、私を恨んでいる人、、、
(あ、、、、)
1人いた。
同じクラスの貴族。
公爵令嬢のエメリア・フォールン。
前に平民で生意気だと同じクラスの子をいじめていたので注意したのだ。
それから目をつけられてしまったようだ。
また彼女は次席卒業者で、首席卒業者が平民である私である事が耐えられない屈辱だったようだ。
確か父親は第一騎士団の副団長だったはず。
私の配属先を変えるくらい、なんでもないはずだ。
「分かりました、失礼いたしました。」
と、敬礼をして校長室を出た。
決まってしまったものはしょうがない。
これから努力をして、第一騎士団に配属して貰えばいいだけのはずだ。
そして、私はいつか、、、、、、特級騎士に、、、、、、
そう思いながら長い廊下を歩いていると向こうから1人の女子生徒が歩いて来た。
エメリア・フォールンだ。
彼女は私とすれ違う際に立ち止まると愉快げに微笑み、こう言った。
「貴方が向かうところは最低と言われている第七騎士団。
そんなところじゃ貴方の夢である特級騎士になるなんて事は出来ませんわね。」
オーホッホッホとひとしきり笑うと、彼女はこう言った。
「今なら、まだ許して差し上げますわよ。
ここで頭をつくばって土下座をしなさい!」
「、、、、、いや、いいです。私は私の道で特級騎士になって見せます。」
そう言うと私は早足で彼女から遠ざかっていった。
「っこ、後悔致しますわよ!」
と彼女は負け惜しみを放ちながら逆の方向へ走り去っていった。
絶対に特級騎士になって見せる!
私はその思いを改めて決意し、新たな一歩を踏み出した。
この少女の夢が、様々な人の運命を覆り返すことは誰にも予想できなかっただろう。
しかし、それを見ている者は存在した。
彼女はその光景を見た後、意を決して自ら剣に向かっていく。
この少女はすでに彼女の運命をも良くも悪くも変えてしまったのだ。
それが良い方へ向かうのか、悪い方へ向かうのか。
今度こそそれを知る者はいないだろう。
だが、物語はもう始まってしまったのだ。
あとはもう、進むだけ、、、、。
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