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夢渡の女帝  作者: monoll
第1章 日常が塗り替わる日
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断片1「泡沫の追究」

 これは私見だが、世の中には運命を束ねる機械がどこかにあると思っている。…そんな事は、口が裂けても他人には言えないがね。


 あの時、コンビニに寄ってアイスを買わなければ/公園のあの遊具で遊ばなければ/前から狙っていたあのゲームを買わなければ/エトセトラ…。


 色々な経験や後悔が連なり、けれども最後には一本の線に形が整えられていく。その「線」を作る機械が、この日この瞬間の1枚の連続写真をどこかで束ねていて、それを映像にしているのがこの世界なのだと。

 何をきっかけにしたのかは記憶の奥底に沈んでしまったが、幼少の頃からそう思い込んでいた。


 …まさかこの世の中に暇を持て余した神様がいる訳でもあるまいし、そんな機械なんてある訳がないのに。

●何このポエム…何?

本作の導入です。皆様、各自お飲み物をご用意の上、適度なお部屋の明るさ・温度・湿度を保ってご清聴ください。

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― 新着の感想 ―
良いポエムだと思いました。僭越ながら。時間や運命の流れみたいなものは、時折、どうしょうもなく感じられて、共感できました。どんな物語がここから紡がれていくのか、楽しみになる書き出しでした。
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