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【アニメ2026年7月放送!】ヘルモード ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~  作者: ハム男
第14章 暗黒神アマンテと封印された肢体

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第878話 ブラキウス大陸

 アレンは雷神船に乗って3日が過ぎた。

 ブラキウス大陸に目指して3回目の朝を迎えるのだが、弱い日の光が世界を決まった時刻に照らす。

 こんな薄暗い世界で作物が取れるのかと心配になるほどだ。

 草Gのハーブを焚いて睡眠時間を極限まで抑えて3時間が経過する。


 予定では今日の昼前にはブレキウス大陸の発着場のある街へ到着すると聞いている。

 雷神船の状況については、この3日の船旅の中でイルゼから雷神船について詳しく聞いた。


【雷神船について】

・雷神ソヴィの神力を動力に5つの大陸間を航行する

・複数の船で各大陸を回る

・移動にかかる時間は発着場によるが大陸間を3日程度

・運賃はこの世界の金貨で1回10枚(人間界の金貨だと50枚)

・運賃は定期券だと1月当たり100枚(人間界の金貨だと500枚)

・混雑時は定期券所有者が登場を優先される


(生命球を捧げるために全ての大陸に行くことが確定なんだから、3日も掛かるから巣の設置が必要かな)


『いや、巣の設置が必要かどうかも含めてブラキウスに到着したら確認した方が良いな』


 話しかけたわけではないのだが、アレンの思考に割り込んで、創生スキルの手伝いをメルスが語り掛けてくる。

 この場にはリオン、霊A、霊B、霊Cの召喚獣の4人もいる。

 腕がある人型のグラハンやルバンカは大きすぎて船の個室で作業するには大きすぎた。

 特技「菌床栽培」を発動したペクタンはくるくると回っている。


「……そうだな。巣の設置に召喚獣の枠を使うかどうかってことだな。1枠減らすだけで生産性が1%以上下がるからな」


『そういうことだ。私は全ての創生スキルを解放してもらいたいぞ』


 創生スキルは既に4巡目に到達している。

 この船の中で稼いだ創生スキルの経験値は30億ほどだ。

 10億稼いだところで創生スキル4巡目のスキルレベルは7になった。

 今はスキルレベル8目指して残り80億といったところだ。


・見た目はプランクトンの魚Hの召喚獣

 【種 類】魚

 【ランク】H

 【名 前】アマエビ

 【体 力】3

 【霊 力】5

 【攻撃力】2

 【耐久力】5

 【素早さ】3

 【知 力】5

 【幸 運】3

 【加 護】魔力1、知力1

 【特 技】大繁殖

 【覚 醒】海の幸


・見た目は藁人形の霊Gの召喚獣

 【種 類】霊

 【ランク】G

 【名 前】デク

 【体 力】7

 【霊 力】10

 【攻撃力】8

 【耐久力】10

 【素早さ】5

 【知 力】10

 【幸 運】5

 【加 護】魔力2、知力2

 【特 技】厄除け

 【覚 醒】肩代わり


・見た目はカメレオンの竜Fの召喚獣

 【種 類】竜

 【ランク】F

 【名 前】メロン

 【体 力】15

 【霊 力】15

 【攻撃力】20

 【耐久力】10

 【素早さ】20

 【知 力】10

 【幸 運】15

 【加 護】攻撃力5、素早さ5

 【特 技】長い舌

 【覚 醒】カモフラジュ


【特技及び覚醒スキルの効果】

・大繁殖

 魚Hの召喚獣と全く同じ姿をしたオキアミに1日100体に分裂して食べられる

 分裂できるのは魚Hの召喚獣のみ

 基本的にマグロでもウナギでも何でも養殖が可能になる

 魚Hの召喚獣が食べられると生き残った分裂したオキアミの1体が魚Hの召喚獣になる

・海の幸

 食べた動物や魚の栄養価が上がる

 食べた動物や魚の病気やケガの治りが早くなる

 効果は1ヶ月継続する

・厄除け

 周囲の仲間たちに呪い耐性および呪い解除を付与

・肩代わり

 ダメージを他の敵(1体)と自らに肩代わりさせる(敵を呪えば穴二つ効果)

 自らがダメージが耐えられなかった場合、肩代わりは発動しない

・長い舌

 長い舌を使って敵の行動を制限する

 伸びる速度は素早さ依存、頑丈さは耐久力依存、締め上げる場合は攻撃力依存

・カモフラジュ

 周囲の対象をあたりに溶け込んで見えにくくなる

 自らの特技やスキルを発動する、攻撃する、攻撃を受けるなどで効果は切れる

 クールタイムは1日


【天使Eの召喚獣「魔法具(首飾り)」の効果一覧】

・体力30000 体力秒間3%回復

・魔力30000 魔力秒間3%回復

・攻撃力30000 物理ダメージ30%増

・耐久力30000 ダメージ30%減

・素早さ30000 回避率30%減

・知力30000 魔法ダメージ30%増

・幸運30000 デバフ回避30%

※成長レベル9まで上げた場合の効果


【天使Eの召喚獣「魔法具(首飾り)」の特徴】

・メルス専用

・1つだけ装備可能

・魔法具のためバフによる増加の対象

・一度に首飾り7点セットを創生するので作り直す必要なし

・1ヶ月経ったら消滅する


 創生スキルのスキルレベルが上がったおかげでメルスの装備で首飾りの魔法具が追加された。

 アレンが現在装備している魔力6000増加の首飾りに比べてかなり効果が大きい。

 7つに分かれた首飾りのうち、1つだけメルスは装備して、残り6つの首飾りはアレンのスキル「目録」に入れておいて付け替えが可能だ。


 メルスは天の恵みを作っているので魔力回復効果の首飾りをつけている。


(魔力自然回復量が指輪と首飾りで大きくなったから、天の恵み、香味野菜などは生成できるものはメルスに全部任せて良いか。俺は創生スキルに集中するか。いや、だが他のスキルも上げるべきか)


 アレンは創生スキル以外のスキルについても考える。


【金の卵の創生過程】

・魔力2消費し、獣Hの召喚獣を生成

・魔力2消費し、虫Hの召喚獣を生成

・獣Hと虫Hの召喚獣、霊石1個、霊力1000を消費し、鳥Hを創生する

・魔力100消費し、鳥Hの召喚獣に覚醒スキルを追加する


【金の卵1つ創生するのに必要な魔力、霊力】

・魔力109

・霊力1000


【金の卵を創生スキル約600億分稼いだ場合の他のスキルの経験値】

・生成:2・4億

・強化:0

・合成:0

・覚醒:60億


【各スキルレベルを上げるために必要なスキル経験値】

・生成:約750億/1000億

・合成:約600億/1000億

・強化:約640億/1000億

・覚醒:約530億/1000億

・成長:約460億/1000億


 創生スキル上げに成長のスキルは必要ない。

 ただ、全ての創生スキル上げが終わるまでに成長レベルを10に上げることができそうだ。


(起きらかにスキルレベルを上げた恩恵が分かっている創生スキルの時間を削ってまで他のスキルを上げるべきか結論の出しどころだよな。魔力に余裕があるタイミングで成長と強化を優先して上げるかな)


 召喚獣の枠を増やしメルスやリオンを強くすることができる創生スキルに比べて他のスキルをどこまで上げるべきか考える。

 何度も同じ結論になったのだが、基本的に創生スキルの効率が最優先で、それ以外のスキルも邪魔にならない程度に上げていくに考えが落ち着く。


 コンコン


「……いるか? というか、朝食に来なかったな」


「ああ、食料なら十分にあるからな」


 ノックするとアレンの返事を待たずにイルゼが部屋の扉を開けて中に入ってくる。


 この雷神船は金貨300枚するのだが、ビジネスホテルのようなシステムになっているのか朝、昼、晩の木札の食事券を回数分渡される。

 定刻になったらレストランで食事ができるのだが、アレンはほとんど草Hの非常食で済ませてしまった。

 栄養も水分もこの1つで足りるので創生スキル上げの継いでに食事を済ませてしまっている。


「まもなく、イシュバラの街に到着する。降りる準備してくれ。アレンが急いでいるらしいから、早めに出してくれるように手配しておいたぞ。さっさと出た方が良いからな」


 現在向かっているのはブラキウス大陸のイシュバラという雷神船の発着場のある街だ。


「それは助かる」


「礼は良い。無駄に揉めたくはないからな。フードは深く被れよ。何度も言うが揉めたくはない」


「分かっている」


(創生スキル上げは手伝ってくれないけどやれることはやってくれると)


 船に乗っても含めて数日一緒にいるのだがイルゼは、生命球を各大陸の神殿の祭壇に捧げるために必要なことは自ら動いてくれるのだが、個室に籠って創生スキルを上げるアレンの手伝いは一切してくれない。


 イルゼはどうも自らの個室で簡単な素振りや瞑想なんかをしているようだ。


 アレンは創生スキルで出来た金の卵などを全て片付けて魔導書に収納する。

 さらに収納からフード付きの外套を出すと顔が見えないよう深々と隠した。

 何でもこれから行くブラキウス大陸は獣人がかなりの割合を占めているとか。

 守護番も暗黒神官も主要都市の首長たちも全て獣人の大陸で、魔族も良く思われていないのだが、混血人は大陸への侵入を固く禁止しているらしい。


(前世だと考えられないほど排外的な大陸だ)


 暗黒騎士として正装の鎧をまとったイルゼの後ろを追うようにアレンは付いていく。


 タラップから降りた階段を降りて、入国の確認をするのだが、他の人よりも早めに並んだお陰で入国ならぬ入大陸審査があるのだとか。


「こっちだ。あの建物で審査を受ける」


「国家とかないのに審査するのか」


 この暗黒界には国家もないし国王もいないとイルゼから聞いている。


「そうだ。何か起きれば入出管理局長の責任になるからな。どの大陸も変な奴は受け入れない方針だ」


 早歩きで移動するイルゼの後を追って一緒に建物内に入った。

 獣人の受付がイルゼを見るなり、すごい勢いで駆け寄ってきて個室に案内される。

 イルゼとアレンが個室のソファーに座り、出された渋みのあるお茶を飲んでいるとすぐに恰幅の良いタヌキ面の獣人が入ってきた。


「これは、これは、暗黒騎士イルゼ様、イシュバラへようこそ。管理局長のパトラマともします。……急な立ち寄りでございますな。何か我らの大陸や街で良からぬ者がいたのですかな。それとも何かの魔獣討伐だとか?」


(毎回、暗黒騎士と一緒にいると特別待遇を受けるな。話が早くて助かる。っていうか、獣人なのに名前が4文字だ。何か新鮮だな)


 人間界には恐怖帝の迫害の過去から獣人の名前は2文字と各国獣王国の法で定めているのだが、初めて会ったタヌキ面の管理局長の名前が4文字と聞いて驚きを覚える。

 自らが暗黒界に来たことを改めて実感する。


「そういうわけではないが、暗黒神様からの命を受けてやってきた。このアレンという者と私の手続きを進めてくれ」


 アレンは空気のように気配を消して、入国ならぬ入大陸の手続きを静観しているとタヌキ面の局長から視線を注がれる。


「あの、もしかして、そちらのお方は……」


 深くフードを被っていたアレンは視線に答えるように顔を出した。


「こ、混血人!? これはどういうことでしょうか? イルゼ様!!」


「……彼は混血人ではない。この世界にはいない種族でな」


「何を言っているのでしょうか……」


「彼は来訪者だ。その件でアマンテ様より各大陸を一緒に回るよう仰せつかったのだ」


「そのようなことが……。なるほど、なるほど」


(なんだよ)


 ニギニギ

 モミモミ


 狸面の獣人の入管がアレンに近付いたかと思ったら両手で頬を掴まれた。


「……」


 アレンは無言で耐えていると何かに納得したようだ。


「なるほど、確かに混血人ではない……。私も何人も見たことないですが来訪者のようですね」


(入管だから猿系統の獣人と魔族の混血なのか、人族なのか見分けがつくって話なのか)


「……この大陸にも私と同じような来訪者が?」


「そのとおりです。この私に連絡を受けた者は雷神船でガディアック島に送っています。この大陸は何も知らない来訪者が生きるにはつらいところですからね」


「問題なく行動が取れるよう図ってくれないか?」


「なるほど……。では、私の名前で証明書を発行しましょう。少しお待ちいただけますかな」


 アレンたちは無事ブラキウス大陸の地に足を踏み入れることができるのであった。

何卒、評価ブックマークよろしくお願いしますm(_ _)m

総合ランキング1位になりたいです!!


〇セカンドシーズン新PV(6月5日)

⇒https://www.youtube.com/watch?v=hr_7R76pUC8


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879話⇒https://kakuyomu.jp/users/hamuo_ham/news/2912051601190660480

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ヘルモードコミック13巻
発売日:2026年1月9日
ISBN:978-4803022483

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