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僕に囚われて? /☆

前半フィーア 後半 シェレル視点です。






多分好きだとは言いましたが、その日に貪り食われるとは思わないじゃあないですか。

多分なのに。好きとは言ったけども多分なのに。


「フィーア?大丈夫……?」


大丈夫なわけないですよね。

腰、すんごい痛いんですが。


「凄く腰が痛いんですのよ。誰かさんのせいで」


嫌味ったらしく言ったのになんで顔を赤くするんですか。

腰を抱き寄せないでください。

当たります。


「ごめんね。でも、押さえられなくて……」


「耳元で、喋らないでください」


凄くぞわぞわしますから。


「フィーアは耳が弱いよね。可愛い」


「ひぁっ」


耳を噛むな!話を聞いて!


「ね、フィーア。僕さ、婚約してからずっと我慢してたから、まだまだ全然足りないんだよね。あんなにしたのに、まだ、フィーアが足りないんだ。僕を受け入れてくれるって言ったよね。なら、この欲情も受け入れて」


「い、いやです!もういやですわ!!これ以上は身体が壊れちゃいますから!」


むりむりむりむり。

これ以上は無理です!

身体も心も持ちませんから。

……あなたを受け入れるなんていわなければよかった………。





逃げようともがくフィーアの足にシェレルは足を絡めて逃さないと腰を抱きしめて首に顔を埋め、軽く吸い付き、跡をつける。


「ねぇ、フィーア」


捕まえた。

もう逃さないよ。


「な、なんですか」


シェレルはフィーアの耳元で囁いた。


「もっと沢山、子作り、しよ?それで、多分なんて言えないほどに僕に溺れさせてあげる。フィーアを囲ってあげる。だから」


甘く、優しく。


僕の作った籠の中で。


「僕の腕に囚われて?」


僕をこんなふうにして、君に囚わせたのは君自身なんだ。

大丈夫。もう、すでに外堀は埋めてあるし、きっと君のお腹には僕の子が宿ってる。

まだ、足りないなら沢山沢山注いであげる。

僕自身も、愛情も。

この7年で僕が外堀を埋めていたとしても、逃げなかったのは君自身なんだから。


もう、恥ずかしがって君と喋れない僕も。

嫉妬してほしくて、見てほしくて、やらかす僕ももういない。



振り向いて可愛い顔で睨みつけてくるフィーアを押し倒す。


「可愛い。なんでこんなにフィーアに囚われているんだろうね?僕は」


見下ろす僕をフィーアは睨みつける。


「そんなの知らないわよ。私は何にもしていないのに、勝手に囚われといてそんな事聞かないで」


「そうだね。僕は勝手に一目惚れしたんだった」


一目惚れと言うとフィーアは驚いた様に目を見開いた。


「一目惚れ?なにそれ」


「ん?言ってなかったけ?……まぁ、一目惚れして緊張してたから、初めてフィーアに会った時も握手すら出来なかったんだし」


「握手……?」


「まぁ、もう大丈夫だけどね。どんなに緊張してもフィーアに触れる。だから安心してね」


愛しい僕のフィーア。

だから、早く僕を愛してるって。

僕と同じくらいの愛情を頂戴。





美味しく食べられた フィーアとまだまだ足りないシェレル。

これはR○8にはならないですよね…?

大丈夫ですよね?


リアルでシェレルみたいな人がいたらめちゃ怖い…と思いました。

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