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パパの秘密

まだ情報が揃わないか…

流石にマルベリー王家の話となるとデマも多いのが実状だ。


時間がなくなってくるな。このままでは間に合わないか……


「旦那様、陛下がお呼びです」

「……分かった、今行く」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

コンコンコンと王の執務室をノックする

「入れ」

扉を開くとモルガン・アランの二人が居た

「失礼します。お呼びとの事ですが?」

「まぁ座れ」

「では失礼して」

ソファに腰掛ける。相変わらず座り心地の良いソファである。

「どうだ?その後の情報は」とモルガン

「まだ全部ピースが揃いません、デマも多く振り分けが大変です」

「侯爵、話は伺いましたがマリーを連れてマルベリー王国へ行くと言うのは本当ですか?」

「ピースが揃えばそのつもりでしたが、その前に向こうがやってくるでしょうね」

「ほぅ。誰がくる?」

「王太子が決まっていないので御大がくる」

「ローズマリアに会いにか?」

「恐らくな。実はレオナルド王子から手紙を貰って内密にやり取りをしている。アルベルト王子には気をつけろと言っていたな。今レオナルド王子がアルベルト王子の罪を暴くのに右往左往しているとの事で、うちの諜報も貸したんだよ」

「おまえマルベリーに貸しを作るのか?」

「レオナルド王子はいい男だぞ。いずれはマルベリーの国王になってほしいと思っている」


「ほう?お前がそこまで言うとはな。アラン、ローズマリアを先に婚約者にして良かったな!取られるところだったぞ」

「……まだ安心できませんけどね」

「アラン王子の誕生日でマリーを紹介する前に全て終わらせなきゃいけない、マルベリー国王にマリーを会わせるよ」

「それでマリーは大丈夫なんでしょうか?」

「大丈夫だろ?守られるばかりは嫌なんだってさ。意外とあの子は強い子だよ?」

「一ヶ月後だぞ?間に合うのか?」

「大丈夫だろ?あとはマリーに任せるよ!自分の将来のことだ、しっかりとケリをつけないと王妃の器にはなれん」

「その、失敗したらどうなる?」

「その時はその時ですよ!」

はっはっはっと笑うリオネル


……モルガンとアランは思った。この男、絶対面白がっている、と。


「あ!アルベルト王子の事は嫌いだから潰すのに力を貸してるんだよ?間違えないでね!」

と怪しく笑う。


さすがこの国一の情報を持つ侯爵家。

この事を知っているのはごく一部の人間だけだ。

この男と付き合うにはやましい事があってはいけない。もしあるとしたらそれは……いや考えないでおこう

侯爵の仕事は官僚である。

表向きは

裏の顔は諜報を使って国内外の怪しい動きを探る事だ。

娘に甘い優男ではなくとにかく優秀なのだ。

なのでこの男に認められれば出世は間違いないとまで言われている。

この男に認められた息子(アラン)は中々のものだとモルガンは思っている


「お前も、リエムも相変わらずだな……」

「リエムはなんて言って、モルガンを脅したんだ?」

「昔のことをネチネチと言われただけだが、しつこくてな!」

「はっはっはっ!王を脅すなんて流石だな!あいつ(リエム)は」

「お前とリエムは良いコンビだな」

「リエムはなぜがフランソワを気に入っていてな、将来はフランソワが諜報に回るかもな。次男だしそれもいいか?その時はアラン王子の側近にでもしとくか?」

「フランさえ良ければ……」とアラン

「私の持っている爵位をフランソワに譲渡する予定だから、身分的に問題はないよな?あいつは面白いぞ、オススメだ」


「おまえ!息子(フランソワ)の将来だぞ。面白いってなんだよ」

「ユーリウスは面白味にかけるからな。真面目な男だし、裏切りもせんだろ?俺の跡を継ぐのはユーリウスだからそこは楽しみだ!あっ!この事はマリーには言わないでくださいよ、アラン王子!言ったらどうなるかわかりませんよ?」

「肝に銘じておきます」

「王子も脅すんだな」



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