ソロ活動
人生二回目となるお茶会に参加する為
アンによってドレスアップされているのだ!
この前のお茶会はお兄様もフランもいたけれど、今日は……私一人。
ソロ活動なのだ!
しかも場所は王宮。
ソフィア王女のお友達がお呼ばれしているとの事だ!!
私は王宮まではお父様との一緒に行く。
「どうしよう。不安になってきた。失敗しないかなぁ…」
「練習してたでしょ?今日はね、女の子しかいないから、安心して良いよ。お友達になれると良いね」
「うん」
「マリー、王宮にはたくさんの人が居るんだ。だから知らない人に声を掛けられても、お話ししたり、ついていっちゃダメだよ。もしそう言う場面があったら、マリーの代わりにアンが話するから、アンの言う事を聞くんだよ。約束だよ?」
お父様との約束!恒例ね!
アンが一緒に来てくれるから安心だわ。
ーーーと言うことで、もう王宮に着いちゃった!
「終わったらアンに執務室に連れてきてもらいなさい。私は仕事をしているからね。終わったら一緒に帰ろう」
「うん!あとでね」
手を振りながら、お父様から離れる
「さぁ。お嬢様こちらですよ」
この前とは違う少し小さめのお庭の前を通ってると、可愛いお花がたくさん咲いている!
「うわぁー。可愛いーお花…」
ウフフと笑っていると、
「あれ?妖精が舞い込んでるのかな?」
ブルル…さ、寒いわ。背筋が……。鳥肌が…
見ちゃダメ!ポエマーよ。
「あれ?聞こえなかったのかな?」
クスクスと笑い声がする…
アンがサッと私を隠してくれる
「失礼ですがどちら様でしょうか?」
「僕は隣国の者でいまこのお城で世話になっているんだ。レオナルド・ルイスと言えば分かるかな?」
「失礼いたしました。私はブロッサム侯爵家ローズマリア様付きのメイドのアンと申します」
恭しく頭を下げる
「あぁ。君が噂の女神だったのか!」
と、こちらに向かってくる。
「ローズマリア嬢、私はレオナルド・ルイスと言うんだ。以後お見知り置きを」
片膝をついて手を取られキスをされた!!
「ローズマリア・ブロッサムと申します」
と淑女の礼をする
「本当噂通り可愛い人だね」
と私の髪を一房とって、
「髪の毛まで美しいのか」と髪の毛にもキスをされる。
どうしよう……身体が動かない。
王子と言う生き物は距離感というものがわからないのか?
いや、断られる事がないからそう言う生き物なのかもしれん。
この王子にもソーシャルディスタンスを教えてあげたいわね。
取り敢えずこう言う時は、
「ありがとうございます」
と微笑むに限る…
顔を赤くしたレオナルド王子。
「どうかされましたか?」
と首を傾げる。
「イヤ、その、君は仕草までもが可愛いのだな」
「??」
「レオナルド王子殿下、失礼ですがお嬢様は約束の時間がございますので失礼させていただきますがよろしいでしょうか?」
「あぁ、予定があるのか?足止めをしてすまなかった。ローズマリア嬢また会おう」
と言って去っていった。
「……なんだったのかしら?」
「さぁ急ぎましょう!お嬢様」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
王子様って意外といるのね…。
さすが侯爵令嬢という身分だわ。
リアル王子恐るべし
今の王子様は、例えるとしたら、、、
セクハラ王子ね!いえ?ポエマー王子?
良く例えるじゃない?
筋肉王子とか?癒し系王子とか?フェロモン王子とか?ワンコ系王子だったかしら?
私の理想の王子様は………
「マリー!!」
「ソフィア様」
「今日は来てくれてありがとう!」
「こちらこそ、お招きありがとうございます」
「こっちよ!!」
と連れて行かれたのは
「このお庭はね、私の好きなお花がたくさん咲いてるのよ、庭師にお願いして私好みにしてもらったの!お友達が出来たらここでお茶会をしたいと思ってたの」
「わぁ~。とても良い香りがします」
二人で笑い合う
「今日はね、あと二人の御令嬢をお呼びしてるの。」
「はい。お会いするのが楽しみです」
「えぇぇー。私は二人が良かったのよ…」
「フフフ。嬉しい事を言って下さってありがとうございます。お世辞でも嬉しいです」
「お世辞じゃ無いのよー」
もうっと!笑うソフィア様ってお可愛いわ。
「でも先に二人で話をしたくて、あとで来る二人には敢えて遅めの時間を伝えてあるのよ」
「まぁ。どうされましたか?」
「この前のお茶会の事で謝りたかったの」
「ソフィア様のせいではありませんのよ?私がお父様との約束を守れなかったせいですもの。」
「ブロッサム兄弟怒られたんじゃ無いの?」
「お兄様とフランですか?いえ?そう言う様子ではなかったように思います」
「例の子息達は反省しているそうよ?」
「そうでしたか。途中で帰ってしまったので、大事になってしまったのでしょうか」
……悪い事をしたわね
「男の子嫌になったりしない?」
「苦手ではありますね。ちょっと野蛮な方は特に……」
「あの時お兄様がもう少し早く気づいていれば良かったのに!」
「いえ。殿下には助けて頂いたので、一度お礼申し上げたいのです。」
「あら?お兄様が喜ぶわよ?」
「喜ぶ?事など私には出来そうも無いのですが……何か差し上げた方がよろしいかしら?」
「バカね!いらないわよ!」
「フフフ。ソフィア様ったら!」
「ゴメンなさい。つい」
「いえ。ソフィア様も、うちの弟も私より一つ歳が下なのにしっかりされているので私恥ずかしくって……フランなんて一級跳びで私と同級生になるとまで言って勉学に励んでいて……」
「そ、そうなの?」
「えぇ。姉としての威厳は無いのですよ。ですので私も社交を頑張ろうとしているんですけど、中々……その、今回が二回目でしたのでソフィア様にお呼ばれされて嬉しいんです」
とマリーがはにかんで笑う。
……マリーたん。可愛すぎるわぁぁぁぁ。
正しく天使!いや女神!!
こんな可愛いマリーたんを殺すなんて、
無理無理無理無理!!!!
フランソワがヤンデレになる理由が分かるわ。殺さないけど、一緒に居たい。
なんとかお兄様とくっつけて、ハッピーエンドを迎えて貰うわ!!
よしっ!決めた。
「私もマリーと同級生になるわ!」
「えっ?ソフィア様も?」
「ダメかしら?」
「いえ。そうだと楽しいでしょうけど…」
「じゃぁ!決まりね!!」
「え、えぇ。良いのかしら?」
「良いの良いの!お父様とお母様には私から説明しておくわ!」
「失礼いたします。ご出席の御令嬢が見えられましたよ」
「どうぞ、お呼びしてください」
「本日はお招きいただきありがとうございます。私はガルシア公爵が娘シャルロットと申します」
「お招きいただきありがとうございます。
私はベルジュ伯爵が娘リリアンでございます」
「お二人とも、こちらはブロッサム侯爵のローズマリアよ!」
「初めてお目にかかります。ローズマリア・ブロッサムと申します」
淑女の礼をする。
「「よろしくお願いします!」」
「さぁ!自己紹介は終わったわね。座ってお話ししましょ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




