表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/105

デビュー衣装ね

なんやかんやと、時間が経ちドレスが仕上がったと言う事でマダムがやって来た。


「ドレス一着じゃないの?」


色とりどりの五着ものドレスがトルソーに掛かり並んでいるのだ!

前回軽くして!とオーダーした薄いピンク色に・紫・緑・黄・白地にお花柄ー


長い足を組みながらソファーに体を沈めるお父様


「マリーはお茶会デビューをするでしょ?その先、他家からのお茶会にも誘われる事もあるからね、今のうちに作っておいたよ。この前サイズを測った時に追加しといたんだよ。デビューのドレスってマリーのイメージが決まる大事な一着でもあるんだよ。」



「(お茶会) デビュー……」


これは所謂、デビューイベントではないか?

まさか私がデビューとは………。

長生きしてるととんでもない事が起きるわ!(前世と今世併せて四十歳?私デビューします)

確かにそうよ!!デビューの衣装でイメージって付くもの!!私それ知ってる。

何年後かの周年イベントでもデビュー時のオマージュ衣装着たりするんでしょ?

これは、、、一生が決まるイベントね!

フルフルと下を向いて震えていると




「お友達も出来るかも知れないよ?」


はっ。また違う世界へ…逝くところだったわ

ふー。と息を整えて

「出来るかな?」


人見知りのファザコンキャラになる!って思っていたけど、わたし前世でも人見知りだったのよ。


「出来ると良いね」



「挨拶の練習しなきゃ」

デビューの時の挨拶って大事だもん。挨拶を失敗するわけには行けないわ。


「ははは。大事だよね。でもドレスを試着してみて!パパ早くドレスを着たマリーを見たいよ。一番に見せてくれるよね?」


「うん!まってて」


ーーーーーーーーーーーーーーー


「パパー?どう?似合う??」

クルクルと回ってみる。


「なんて可愛いんだ!これは妖精だよ」

驚くほどに可愛いうちの娘。

昔のセシリアを思い出す。令嬢だけのお茶会ならなんの問題もない。しかし王宮のお茶会には子息も多くいる。

どうしたもんか!!


「このリボンの色ね、パパの色なの。みんなとお揃いの色ーー」


私のこだわりカラーの説明をした。


「あぁ。嬉しすぎて泣きそうだよ」

ギュと抱きしめてくれた。

お父様今日もいい匂いがします。


「ドレスにシワが入っちゃうね」

と体が離される。


コンコンコン、ノックをする音

「入れ」

「失礼します。わぁ!とってもいい!似合ってるよ姉様」


「フランソワか。授業は終わったのか?」


「ハイ。本日の授業は終わりました」


「この後で話がある」


「?ハイ」


「マリーお披露目は終わり!汚れちゃったら困るから、着替えておいで」


「ハーイ」


ーーーーーーーーーーーーーー


『パパとフランソワの作戦会議』



「フランソワ、マリーの可愛さに吸い寄せられる虫共をどうする?」


「僕、考えたんだけど、姉上の可愛さを隠すのは難しいと思うんだ」


「そうだな」


「だからね、敢えて可愛いさ出しちゃうでしょ?そして群がるハイエナ達を見せて、姉様に男は怖いって印象付けて、これから男達に近寄らない!近寄らせない!って言う作戦もありだと思う」


「それだと怖い思いをさせるだろう?」


「うん。ショックを多少受けてもらう事にはなると思うよ、でも一掃するのは初めが大事だから。その状況に陥ったらすぐ退出出来る様に父上にお願いしたいんだ。父上が姉様を甘えさせてあげてよ。」


「うーん。賛成は出来ないけど、一掃と言う面では良い作戦かもな。ユーリーにはどう説明する?」


「言わなくて良いよ。兄様は顔に出るから、兄様らしく対応してもらおうよ。その方がわざとらしくならないと思うよ」


「それもそうだな」

フランソワは七歳とは思えないほどに、頭の回転が早い。ことがマリーのことになると尚更だ。今回の作戦はフランソワがいないと成立しないだろう。頼りになるんだが、


私はその作戦を知っている……

昔セシリアに使ったことがある作戦だった。

この作戦を知っているものが城にいるんだよな……。クソ

感づかれたらうまく行かないかもな。

しかしながらフランソワ!血は争えん…


「あと一週間か…」


「……殿下の婚約者候補探しって言うのは、感づかれるなよ!」


「ハイ」


爽やかな笑顔を私に向けてくるフランソワ。あいつの腹の色は真っ黒だな。

顔は天使のように整っている。

私と愛するセシリアに似た容貌だ。少年らしい顔の丸み、健康そうな顔色に、ピンクの頬、銀色が煌めく髪、アッシュグレイのタレ気味の目は、お茶会でご令嬢を虜にするだろう。

この子もデビューなんだよな…。

なのに不安は一切ない。

ただ、将来が心配だ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


以上作戦会議は終了


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ