表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/105

ユーリウスは見た

「ハクシュン。」


なんだ?誰か私の噂でもしてるのか?

キョロキョロしたところで誰も居るわけではない。


「良い天気だな」と窓に近づく。

うん?またマリーが木登りをしている。

と思った瞬間、マリーが足を滑らした!

「危ない!!」がここは邸の中で助けることが出来ない。

アンが近くにかけ寄るがそれより早く手を広げて父上がマリーをキャッチした。


「はー。良かった……。心臓に悪いよ……」


心配になり庭まで駆けつける。


すると、父上がマリーに注意をしているではないか!!!


初めて見る光景に、サッと木の影に隠れる。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「これからマリーとは木登りをしない事にしよう」

「えっ、なんで?なんで?」

「登りたくないからかな?」

「ヤダ!ヤダ!パパとじゃなきゃ登れないもん」

「約束を破ったのに?」

「約束?」

「授業のある日は木登り禁止の約束忘れた?」

「あっ!………ゴメンなさい」

「一ヶ月間木登りは禁止!!いいね?」

「…………ハイ」

「よし。じゃ最後に少しだけ登ろっか?」

「良いの?」

「約束守れるよね?」

「うん!!!!!!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


なんだよ。この会話は…………。

父上よ。優し過ぎるだろう。

オレにもその優しさの少しでも分けてくれよ。と肩から力が抜ける。



アンがマリーを連れて戻っていく姿を確認した後、そろそろ家庭教師のくる時間だ。

部屋に戻るか……と思い声のする方へ再び聞き耳を立てる。


執事のリエムだ。

父上がリエムに頭を下げている?



「旦那様!!何度言わせれば分かるのですか?執務の途中に木登りをするなど、もってのほかです。まだまだ目を通さなければいけない書類が山積しているのですよ!今日中に終わらない場合は、罰として一ヶ月間『坊ちゃん』とお呼びしますからね!良いですね?坊ちゃん」



父上が怒られている。

またまた珍しいものをみた!!しかも坊ちゃんだと?

あー笑いが止まらない。



「ユーリウス様ぁー。ユーリウス様ぁー」

と呼ぶ声がする


「ここだよ?何?」

と早足で進む。


「家庭教師の先生がお待ちです!」


「あっ。悪い!!すぐ行くよーーー」


「へぇー。ユーリーは先生が来る時間に庭で遊んでるんだ」

と背中から黒いものを出しながら父上が言う。

「ち、父上………」


「ユーリーにも罰を与えなきゃね。約束だよね………」


これは、やばい!!!!

「父上、失礼します。大事な授業があるので、後ほど!!」

逃げるが勝ちだ!!


「リエム。ユーリーにも罰を考えておいてくれよ」


「かしこまりました。坊ちゃん」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ