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間違いなく君は俺の天使だ。
「巡くん、今他のこと考えてたでしょ?」
「え?あー、ごめん」
早く帰りたい。頭痛が激しく、吐き気がする。早く、俺の天使に会いたい。
「まあ、いいけど。……そろそろ帰る?」
「え?いいよ。翠まだまだ遊びたいでしょ」
とか、思ってもいないことを息を吐くように言う。
「じゃあ場所変えよ」
「ん」
そう言って俺たちはカフェを出た。
この後の記憶はほとんどなく、ずっと意識がふわふわとしたような感覚だけが残っていて、気がついたら自宅の玄関で倒れ込んでいた。頭がきんきんと痛んで、酒の匂いが気持ち悪い。曖昧な視界の端に、天使が映る。
「だいじょうぶ?」
「だいじょうぶじゃない」
俺は天使の甘い声におぼつかない声で答える。
この子がいるから、俺はまだ生きていけるのだ。
震える手で体を起こし、目の前の天使の手をとってソファへ向かった。机の上に広げられた薬を手に大量に取り、一気に飲み込む。動悸を落ち着かせ、しっかりと天使を視界に捉える。
「……霞」
声にならない声で天使の名前を呼び、寄りかかるように抱きついた。
乾いた頬を涙が伝うのには、もう慣れてしまった。




