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19.撮影後

初撮影から2週間が経過した。

あの動画は直ぐに世間に公開されたそうだ。めちゃくちゃ再生されているらしい。

シャルルが教えてくれた。

あの後も、私達だけじゃなく支部部隊も…

とゆうことで、1番隊が動画に出たらしい。それはそれで好評らしいが、また私達も出して欲しいとの反応が多いみたい。

シャルル曰く

「実力だけじゃなくてビジュアルも映える零番隊を最初にしたのは、失敗だった…」

と嘆いていた。

まぁ、系統は基本【火、水、氷、土、風、雷】だ。組み合わせることもあるが、私たちで土以外をもう見せみちゃったからな。

単純に各隊を順番に映すのは面白味も下がっていくだけだろう。

と、いうことで広報部は緊急会議を行っているらしい。

シャルルが教えてくれた。



廊下を歩いて零番隊の執務室に向かう。

「あ!?氷姫、お疲れ様です!」

「お、お疲れ様です…」

BSF内もみんな見てるらしい…

氷姫と呼ばれて話しかけられることが増えた。恥ずかしかった二つ名だけど、こんなに普通に言われるようになると慣れてくるものだ。多少だけど。




ガチャ…

「お疲れ様です!」

「お疲れー!」

「おつー!」

隊長とリリさんがそれぞれの机に座っている。アレンはまだのようだ…

「時間なったら打ち合わせやるよー」

「了解です。」

時計を確認すると時間までまだ10分ある。私はコーヒーメーカーでコーヒーを準備する。

「隊長とリリさんもコーヒー入りますか?」

「俺あるよー」

「あ、私は貰おうかな!」

隊長はもう飲んでいるようだ。画面を見ながらすすっている。隊長の事だからアニメか漫画でも見ているのだろう。

「アリスぅー、なんか最近楽しそうじゃない?」

「え!?そうですか!?」

「うん、なんかテンション高めっていうか、楽しそうなんだよね」

「あー、実は…初めて友達ができたんです」にひひっ

「んなぁ!?私は友達じゃなかったのかー!!」


ガチャ


「いやっ!!えっと、違うんです!リリさんも友達なんですが、同い年の友達が初めてで」

「えぇ!俺は友達じゃないのか!?」


アレンのやつ、なんてタイミングで部屋に入ってきたんだ。

「アレンも友達です!同い年の同性の友達が初めてで嬉しかったんです!!」

「ふっふっふ!友達だねー!」

「はっはー、友達だ!」


……勢いで、恥ずかしいことを言ってしまった。

急に恥ずかしさが込み上げてくる。


「え!?俺も友達だよな?」


え!?隊長もっ!?

隊長とは…友達以上になりたいんですがね…

それは恥ずかしくてとても言えないといいますか…

「え?、おい!?なんで何も言わないんだ…」

「あっ!?もちろん友達です!!」

「う、うん、それなら良かったんだが…」


あ、まずい!?

返事が遅かったせいでちょっと拗ねてる!でも、そう思ってくれてるのが嬉しい…


プルルルルルルルルルルル

電話が鳴り響いた、リリさんがすかさず電話をとる。

「はい、零番隊です!」

「はい……お!おつかれー!うん、………ぇっ!?!?んふふ、ふ…大丈夫じゃないかな!?」


なんか笑ってる、なんだろ?

「今から!?ちょっと待ってね!!隊長ー!?これから話聞きに広報部が来たいって言ってるんだけどどうします?」

「これから!?まぁ、バグズさえでなければ大丈夫か…いいぞ!」

「了解でーす、あ、もしもし!?おっけーだって!うん、はーい!ほんじゃ!」


え!?今からシャルルくるの?

「え、リリさん、今からくるんですか?」

「また動画っすかー?」

「来てのお楽しみだねぇー」


コンコンッ

「広報部のテイラーです!」

ぇっ!?もう来た??

「早!?はーい!」

「お疲れ様です!急で申し訳ありません、急いで進めた方がいいとなりまして…」

広報部のメンバーが3人カメラなどの機材を持って入ってきた。

「お疲れ!まぁまぁ、座って座って!」


リリさんが来客用の椅子に先導する。広報部の面々はすぐにでも言いたそうで落ち着きがない。


「それでどうしたんだい?」

「はい!実は零番隊にもっと出演頂きたい、いや密着したいです!」


「まぁ、それは構わないけど、どうして?」

「はい!やはり零番隊の皆さんの人気が高いことがひとつ。また、零番隊各地に出向きますので、ライブ配信という形で戦闘映像を公開出来ます。駐在支部よりも頻度は多くなるかと。駐在支部出現時には後ほどオペレータードローンの映像を貰えればと計画していますが……」

「なるほど…

ライブ配信だとグロい描写があるかもだけどどうなの?」

「その点は多少ディレイ配信として、サポートにつく私達が逐次映像の処理を行います。」

「まぁ、その辺の配慮が出来ているなら我々側から断る理由はないのかな…

みんなはどう思う?」


「えっと、撮影はオペレーター用のドローンカメラを利用するの?」

「一応、通常時より広報部のドローンも増設になります。七瀬さんには操作の手間は取らせませんが、必要となれば、こちらのドローンも自由に使用頂いて構いません。」

「お!?手間は増えずに自由度が上がるのか!それはいいねぇー」


私は隊長が良ければいいかな…

いつものドローンが多いだけなら配信してる実感ないし。

「私は特に問題ありませんね」

「お、俺はかっこよく撮ってくれよ!」

「アレン、緊張して動けてなかったら、模擬戦増やすからなー」

「え!?隊長ー、それはキツイっすよー」

「あ!模擬戦も動画撮りたいですねー。

あッ!皆さんの生い立ち編みたいなのもいいですね。アリスちゃんの過去編を映像化とか!」


シャルルはもう動画の事で頭がいっぱいのようだ。アイディアがどんどん出てるみたい。

「まぁ、密着みたいなのは別にいいぞ、訓練の様子もいずれ撮るんだろうしな。過去編は各々の許可が取れたらで」

「ありがとうございます!!基本的には動画を撮って編集して、ご確認頂いてから公開となるので、皆さんNGあれば言ってくださいね」

「了解した」

「おっけーい」

「わかりました」

「了解ッ!」


これから騒がしくなりそうだ。それはそれで楽しそうだな…


______________

side:シャルル


やった!

零番隊の動画いろいろ撮れる!!

「ふふふっ」

今日増えた写真をしまわないとね。


自室の机にはたくさん写真が飾られている。夜白龍鳴とアレン・クーパーのものもある。さらには、何やら棚には"特殊戦闘部隊①"などと書かれたアルバムがたくさん並んでいた。

「アリスは友達枠ね!」


いいながら机の透明カバーの下に入れる。

「機銃隊の中じゃ割りと有名だったけど、特戦隊側には伝わってないんだね、よかったよかった!

早くスーにも話してあげないと」


趣味の合う同室の帰りを待つシャルルなのであった。

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