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16.【養成学校】

BFS養成学校

それは将来BFSの隊員になるための教育機関である。私のように親を亡くした境遇の子供や、親世代から、そのもっと前、先祖代々バグズ関係の仕事をしている者など、簡単に言えばバグズのことを知っている者の通う教育機関でああり、各国に点在している。

バグズのことを忘れたい孤児が通う学校もあって、そちらは普通の学校と特に変わらない進路をとれるらしい。まぁ、私には関係ない...


養成学校は6歳から10歳まで通う。私は6歳だから1年生に編入だ。私の通うヨーロッパ支部養成学校はその名の通り、ヨーロッパ支部に隣接している。

ヨーロッパ支部関連の子供達は基本的にここに居るらしい。

編入直前の体力試験を行って、いよいよ、今日から通いはじめる。

担任の先生に連れられて、1年クラスの前まで到着する。

「じゃあ、先に入るから、アリスさんは呼んだらきてね」

「はい」

私の新たな学校生活が始まる!

私はここで強くなってバグズをたくさん倒すんだ!!



___________

side:レイモンド



執務室で書類を確認する。

「隊長ー、そんな難しい顔してどうしたんです?」

「うーむ、メイ、これを見てみい!」

「ん?なんですか?

ぁあ、アリスちゃんの体力測定の結果ですか!アリスちゃんあんなに落ち着いてるのに6歳だったんですもんね!10歳くらいかと思いましたよ!」

「それはワシも思ったのぉ!」


しっかりしてるから、もうちょっと歳はあると思っておった。

まさかこんなに幼いとは...


「それで体力測定の結果が、どう...し...た.....え!?

なんですか!?これで6歳!?え!?まだ適合手術もやってないですよね!?」

「そうなんじゃよ、これは既に10歳の体力レベルじゃろ?」

「ほんとにほんとに6歳なんですよね?」

「あぁ、戸籍書類でも確認したし、本人も6歳だと言っている、なにも不自然なことはない」

「じゃあ、この結果は……」

「健康診断の結果がこっちなんじゃが、研究室の見解も記載されておる」

「研究室?えっとー、既に適合している可能性あり!...あり!?ええ!?なんでです!?」

「あの子を助ける時にバグズを殺したのじゃがな...

あの子の姉さんがバグズにやられた直後だった。バグズの血が姉さんについたはずじゃ...その血が混ざったのでは?...とな」

「え...確かにあの時お姉さんを抱きしめてましたね...

アリスちゃんも怪我をしていた...だから、混ざったと...」

「そうじゃ、我々のよう適合手術ではなく、たまたまバグズの血液と混ざった。そして、たまたま適合できた。極小量のため、まだ数歳上レベルの身体能力で収まっとるがな!」

「……とりあえず適合できて良かったですよ。助けたと思ったら拒絶反応が出ていたかも知れなかったんですね…」

「おそらく目覚めるまで時間がかかったのも影響があったってことなんじゃろうな…」

「これ本来の適合手術ってどうなるんです?」

「アリスの意思次第ではあるが、研究室からはほぼ確実に成功するだろうと言っとるな」

「アリスちゃんならやりますよね、バグズ倒すために、強くなることに貪欲ですからね」

「アリスには手術確実なんて話は話さんけどな!自分の命を軽くみとるから、考える機会なるじゃろう。アリス相手だともう覚悟うんぬんは今更じゃがのぉ」

「ですねー、自分のことを軽く見がちですからね...」


そこなんじゃよなー



______________



BFS養成学校に入学して早1年、3年生9歳になった私の学校生活は充実していた。午前の授業、午後の訓練、放課後には週に何回かパパが訓練をつけてくれる。

あ、パパとはレイモンドさんだ。訓練をつけてくれる代わりにそう呼ぶように言われてしまった。まぁ、親なんだからレイモンドさんと言うのも違和感がある気がして、あんまり呼んでなかったから別にいい。

色々知ることができることは楽しい。訓練で自分が強くなっている自覚はある。あの頃では考えられないくらい動けるようになったし、クラスでも1番の運動能力がある。

でもパパとの差も深く実感している。どうすればあんな動けるのか…



バグズクラフトは2000mは地下に巣があるとされる。アリのように女王がいると想定されているが、はっきり分かっておらず、地上に出てきた奴らを倒す。対処法でしか対応出来ていないらしい。

パパよりも強くなっていつか女王を倒したい!!私の目標だ!


同級生達は、なんというか、子供過ぎる気がしている。あんな脅威がいることを知っているなら、遊んでいないで訓練すればいいのに…

私がそう言うとみんな嫌そうな顔をする。それは別にいいし、関係はない。私はバグズを倒せればいいのだから。

たくさんのバグズを倒すにはもっと頑張らないと、15歳から実践らしいのでそれまで我慢だ。少しでも実力を付けておこうと思う。

全部ぶっ倒せるくらいに!!



「えー、本日の授業は大事な話となります!よく聞くように!」


3年生になって1週間、何やら今日はいつものホームルームとは違って、様子がおかしい。

「皆さんには来年、大事な選択をして頂きます。1年後ですが、じっくり考えるために例年今から話すことになります。

4年生の10月、皆さんには適合手術の有無を選択して頂きます。」

「せんせー、適合手術って?」

気が早い生徒がすぐに声を上げた。どうせ話すのだから黙っておけばすぐ話すのに…


「はい、そうですね、適合手術とは我々人類がバグズクラフトに対して抵抗するためのもの技術になります。具体的的にはバグズクラフトの血液と人類の血液を混合すると劇的な変化を起こし、身体能力の向上、果ては特殊能力の使用が可能となるわけです。

皆さんも憧れの特殊戦闘部隊はみんなこの手術を受けた適合者となっているのです」

「すげー、だからあんなに強いのか!」

「僕はもうお父さんから聞いてたもんね」

なるほど、パパの訳分からん強さしてるのはそうゆうことか...

絶対人間の動きの速さしてなかったからなぁ…


「しかしながら、適合手術は成功率が非常に低いです。まずは皆さんに適正検査を行って頂きます。"適正あり"と判断されれば、適合手術を受けるかどうかを決めてもらいます。」

適正ありなのに受けない理由があるの?


「適正ありの方でも適合手術成功率は約45%です。失敗すると死亡する可能性が高い、非常に危険なものになります」

ッえ!?

「そんなー!!」

「ただし、片方でも親が適合者であれば話は別です!検査で適合ありと診断された時点でほぼ成功します耐性は遺伝しているようですので」

は??

私の両親は一般人だ。今のパパやママは適合者だけど、私はあくまでも養子だ…

そんなのって…

「このクラス場合は皆さんご両親のどちらかは適合者ですから、適正検査の結果が大きいですね。ただし、適正ありでも絶対ではありません!100%ではないですからね、ちゃんと考えるように!!」


…いや、45%よりいいじゃん。

半分もないんだよ?


「先生ー、適正検査はどのくらい適正ありになるんですか?」

「おぉ、ユーリンいい質問だね!適正検査の結果はありの方が少し多いから60%くらいかな!」


適正ありに選ばれた上で、45%で成功しなきゃいけないの?

失敗したら死ぬの?何も出来ないまま?

どうしよう……………………


ご覧いただきありがとうございます。

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