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【7月24日第一巻発売!】毒父に物資扱いで戦地に送られた転生治癒師、無自覚チートでなんでも癒しちゃいます  作者: 藤なごみ


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第三百二十話 久々の我が家

 僕達が先に応接室に移動し、後から王家の面々が応接室に入ってきた。


「「「「「おかえりー!」」」」」

「「ただいま」」


 アリアちゃん達が、一目散に僕とクリスに抱きついてきた。

 みんないい笑顔なんだけど、ジョセフちゃんとスーザンちゃんはお父さんのルーカス様の方に行ったほうがいいよ。

 ルーカス様も、子ども達のまさかの行動に思わず苦笑していた。

 その後は、子ども達もそれぞれの家族のところに別れてソファーに座った。

 流石に、ジョセフちゃんとスーザンちゃんも、お父さんのルーカス様の隣に座った。


「先ずは、今回の使節団の成功を讃えよう。ちょっとしたトラブルはあったみたいだが、対応できれば何も問題はない」


 最初に、陛下が僕達の苦労を労った。

 道中のトラブルなど、特に問題ないといえよう。


「あと、ケン、クリス、スラちゃんが帝国兵に強いところを見せたのも収穫だ。王国兵は強いのだと、意識づけをさせた」

「「「「「おおー!」」」」」


 僕は、手合わせはやり過ぎたと思っていた。

 クリスとスラちゃんは当然といった表情だけど、ヘルナンデス様とルーカス様までもがドヤ顔だ。

 アリアちゃん達は僕達が大喜びだが、そこまで凄いことはしていないよ。


「さて、皆には五日間の休暇を取らせる。ケンとクリスは学園の授業があるが、終わり次第直帰する様に。謁見の前日より業務を始める」

「「「「畏まりました」」」」


 陛下から五日間のお休みをもらったが、休暇だと何をしていいのか全く分からない。

 ある意味、仕事をしていた方が気が楽なんだよなあ。

 レポートは出勤日に提出となり、今日はそのまま解散となった。

 僕達は、馬車に乗って屋敷へと向かったのだった。


 ガチャ。


「「「おかえりー!」」」

「「ただいま」」


 屋敷に着くと、玄関ホールでアイちゃん達が僕達に抱きついてきた。

 やっぱり、不在の間寂しい思いをさせたのかもしれない。


「ネコちゃん、他のみんなも、留守中ありがとうね」

「ガルッ!」

「「「「ピィ!」」」」


 ネコちゃんやピーちゃん、それに他のチビスライム達にもお礼を言った。

 みんなも、僕達に会えて嬉しそうだ。


「ケン様、クリス様、お帰りなさいませ。お風呂の準備が出来ております」

「「「一緒に入る!」」」


 ハンナおばさんの声に、僕とクリスよりも先にアイちゃん達が返事した。

 もう決定事項と言わんばかりで、アイちゃん達はそのまま僕とクリスの手を繋いでお風呂へ行こうと歩き始めたのだった。


「帝国の皇子様とあったけど、ケイトちゃんくらいだったね。みんなと同じくらい、とっても元気いっぱいだったよ」

「「「わあー!」」」


 お風呂にみんなで入りながら、話せる範囲で簡単に帝国の事を説明した。

 アイちゃん達も、帝国の皇子様に興味津々だ。


「いつになるかは分からないけど、その皇子様も王国に来たいんだって。その時に、会えればいいわね」

「「「友達になる!」」」


 洗い場で体を洗っているクリスに、アイちゃん達も元気よく答えた。

 きっと、アリアちゃん達もライアンちゃんとお友達になりたいはずだと思った。

 そして、お風呂のあとはみんなで食堂に移動して夕食を食べる事に。


「五日間お休みを貰ったよ。学園に行く日もあるけど、それ以外は基本的に屋敷にいるからね」

「「「わーい!」」」


 僕達の休暇予定に、アイちゃん達も大喜びだ。

 トラちゃん達も大喜びだし、ここはちびっ子達とゆっくりしようと思った。


「あっ、クリスもレポートは忘れないでね。早めにやっておくほうが良いよ」

「うー、分かっているよ」


 文章を書くのが苦手なクリスは、僕に若干落ち込みながら返事をした。

 僕はというと、大体何を書けばいいかを魔導船内で纏めていた。

 なので、一日あれば大丈夫なはずだ。


「三人も、王城で勉強をしっかりとしたかな?」

「「「いっぱいやったよ!」」」


 王城で簡単に話を聞いていたが、どうやら三人とも勉強は大変だったみたいだ。

 アリアちゃん達とはまだ基礎の差があるから、ここから頑張ればきっと大丈夫だ。

 トラちゃんやチビスライム達も一緒に勉強をしたらしく、結構大変だったと言っていた。

 こうして、夕食時は僕とクリスが不在の間、何があったかを聞いていたのだった。


「「「すー、すー」」」


 夕食後は早めにベッドに入ったのだが、一緒にベッドに入ったアイちゃん達はあっという間に寝てしまった。

 やっぱり、僕達に会えてホッとしたのもあったのだろう。

 僕とクリスも、明日は一日ゆっくりしようとして眠りについたのだった。

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