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「はずみ」
くだらない学校が終わりちょっと友達と遊んだけど気付けば夕方、私は約束を完全に忘れてて急いでプレゼントを買いに行く、ついに邪な気持ちで金を使う事が出来ず選ぶのに大変苦労している。
「仲直りするなら・・・お姉ちゃんが喜ぶ物にしようかな」
私は縫いぐるみ屋に入り物色する。だがユカリが頷くほど良いものが見つからず焦っていると【プレミア価格】と記されたペンギンの縫いぐるみが一つだけ残っているのをふと見かける。
「・・・これあげたら・・・許してくれるかな」
スカートの裾をぎゅっと握り気持ちを落ち着かせようとするのにこれまでの素行を考えると赦される・・・とは思えなかった。
「まだ・・・間に合うよね?」
お姉ちゃんを攻撃したり蹴ったり罵詈雑言を浴びせたり、大事な物を壊したりした。
気付いて欲しくて・・・それがいつの間にか傷痕を深々抉ったんだと思う。
お姉ちゃんは一度も“嫌い”って言わなかった。
何度も怒ったし喧嘩も絶えなかったのに私自身を否定する言葉は一度も無かった。
今更しおらしく謝ったってもう遅い、でも少しだけ和らげる糸口があるなら・・・お姉ちゃんはまた前見たく一緒にいてくれるかな。
私はそれを購入すると丁寧なラッピングもして貰い急いで家までの近道に急ぐ、もうすぐ約束の時間だ。




