「崩壊」
クリスマスがやって来た、私はユカリちゃんに早く帰るように指示をする。
「うん」
相変わらず冷たい反応だけど私は嬉しかった。やっと本音で話せる、まてあの時のように幸せな生活を保証出来る。
「ユカリちゃん、クリスマスが終わったら大事な話があるの」
「・・・話?」
予想打にしなかったのかユカリちゃんはきょとん顔で聞き返してきた。
「うん、私達の人生が代わると言っても過言じゃない」
ユカリちゃんは私に近づき気が狂ったかのように揺さぶってくれる。
「ホントだよね!?」
「貴女と本音で語る日が来たの、だから私・・・ボロボロになったけどユカリちゃんを幸せにする方法をこじ開けたの」
ユカリちゃんは本当に嬉しそうに泣き腫らした。
「もう、辛くない?」
「うん、だから今日は早めに帰っておいで?もう、親の事は私に任せて♪」
最後に姉らしい所を見せられて良かった、ユカリちゃんはあの時の子どものように笑いながら頷いた。
「ユカリちゃん!」
お転婆の妹に一つだけ忠告する。
「いつも家に帰る時に使う裏道あるよね?」
「それがどうかしたの?」
ユカリちゃんは少し危ない、素行の悪い生徒達とつるんで夜遊びしてるからママが昨日話してくれた事を伝える。
「彼処工事中になってるから危ないから遠回りして帰りなさい」
「はーい、分かったよ」
快く返事してくれた、ユカリちゃんは良い娘なんだからきっと直ぐに帰ってきてくれるに違いない。
ユカリちゃんを信じて姉の私が尽くす、もう既に近くにアパートを住む為の書類は用意してある、いつでも移住出来るようにレイアウトは既に決めてある。
明日からは親元を離れて二人で暮らす、ハッピーエンドで終わるには十分過ぎる用意周到さ、警察には親の不倫の証拠を徹底に調べ上げて叩きつける用意もしてある。
これが終われば晴れてユカリちゃんとの同棲生活が始まる。
これがハッピーエンド。




